kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

石破茂、地方票で大量リード。総裁選は石破茂と安倍晋三の一騎打ちか

自民党総裁選は石原伸晃が急失速し、思わぬ展開になってきた。


http://www.asahi.com/politics/intro/TKY201209160493.html

石破氏を13県連支持 自民総裁選、地方票でリード


 自民党総裁選(26日投開票)で支持する候補者を朝日新聞社が47都道府県連の幹事長ら地方幹部に一斉取材したところ、名前を挙げた19のうち13県連が、石破茂政調会長(55)を支持した。「選挙の顔」としての期待に加え、安全保障の専門家として尖閣問題も追い風になっている。

 国会議員票199票と…

朝日新聞デジタル 2012年9月17日03時00分)


記事の続きには国会議員票についても書かれており、こちらでは「石原、安倍両氏が40人以上を固め優位に立つ。石破、町村両氏は30人に迫り、林氏は20人以上を固めた」と書かれている。

当初のマスコミの予想に反して石原伸晃が苦戦し、安倍晋三が浮上しているが、これは麻生派(12人)、高村派(7人)が安倍晋三支持を打ち出した影響が大きい。

森喜朗古賀誠ら「長老」は現総裁の谷垣禎一を嫌い、より保守色(というより右翼色)の強い、彼らが「コクミンテキニンキ」があると思い込んでいるらしい石原伸晃を推したが、同じく「長老」の域に近い麻生太郎高村正彦がこれを嫌い、石原よりもさらに右翼色の強い「極右」の安倍晋三支持に流れたのだから、自民党という政党の「右バネ」の強さには呆れ返るとともに、すっかりイデオロギー政党と化した自民党が政権に復帰なんかしたらと思うと恐怖すら感じる。

石原は、森や古賀の後押しを受けて、もう次期総理・総裁気取りでテレビで連発した軽口が、「ナマポ」「サティアン」「社会保障費削減のために尊厳死を」などのトンデモ発言の連発。これで一気に地方の失望を買ったようだ。たとえば自民党神奈川県連は支持する候補を「石原以外」としている。

まさに「口は災いの元」。だが、石原がこの程度の人間であることはわかり切っていた話。さらに、安倍晋三の輝かしい実績は2007年の参院選やその1か月あまり後の政権投げ出しで実証済みだ。

そう考えると、次期総裁はもはや石破茂で決まりと考えるのが普通だが、自民党のことだから何をやらかすかわからない。石破茂過半数をとれなかった場合、国会議員たちの決選投票によって、安倍晋三が総裁に返り咲くという最悪の可能性があり得る。

やはり、自民党というのはそういう政党なのだ。衆院選で伸びるのがこの自民党と「日本維新の怪」だとしたら、日本の近未来にはもう「破滅」しかない。