kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「維新の怪」の支持率低下分がまるまる「安倍自民党」支持へと流れた

やはりこうなったか。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121008/stt12100811450000-n1.htm

内閣改造効果なし、異例の支持率低下 自民、下野後で過去最高支持 維新は3位


 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6、7両日に実施した合同世論調査で、野田佳彦内閣の支持率は25.6%となり、第3次改造内閣発足前の前回調査(9月1、2両日実施)よりも1.0ポイント下げた。改造後に内閣支持率が下がるのは異例。不支持率は3.5ポイント減の59.1%だった。一方、安倍晋三元首相が総裁に返り咲いた自民党の支持率は25.7%で、野党転落後、最高となった。大阪市長橋下徹代表らと国会議員との“内紛“が表面化した新党「日本維新の会」は低落傾向が目立った。

 野田首相が改造で内閣支持率を下げたのは初めてで、過去10年の内閣でも例がない。3次改造と民主党役員人事の陣容について「今後期待できるか」との質問では、「思う」が16.7%、「思わない」が73.2%だった。

 輿石東幹事長の続投は「評価しない」が62.8%で、「評価する」は22.7%にとどまった。民主党内で「選挙の顔」との期待感がある細野豪志政調会長の起用も、「評価しない」(50.9%)が、「評価する」(33.1)を上回った。田中真紀子文部科学相の起用は「評価しない」が55.6%で、「評価する」は34.8%だった。

 首相にふさわしいのは野田首相と安倍総裁のどちらかを尋ねたところ、安倍氏が45.6%で、首相の31.8%を上回った。首相と自民党谷垣禎一前総裁が8月に「近いうち」で合意した衆院解散・総選挙の時期については、68.4%が「年内」に限られるべきだと答えた。

 党首対決では軍配が上がった安倍氏だが、「安倍氏に期待するか」との問いには、56.4%が「期待しない」と回答。「期待する」の40.2%を上回った。これに対し、総裁選の決選投票で安倍氏に敗れ、幹事長に就任した石破茂氏には、「期待する」が60.7%、「期待しない」が32.4%だった。

 次期衆院選比例代表での投票先を尋ねたところ、大阪維新の会」として前回トップだった日本維新の会は9.6ポイント下げ、14.2%だった。首位は、野党転落後、最高値となった自民党の32.1%(前回比10.4ポイント増)で、民主党は16.8%(同0.6ポイント減)だった。

 9月28日に正式に政党要件を満たし、今回の調査で初めて対象とした維新の会の政党支持率は7.7%で、3位にとどまった。躍進したのは自民党で、平成21年9月の政権交代後、最高となる25.7%(前回比8.6ポイント増)、民主党は14.2%(同2.0ポイント増)だった。

 維新の会が国政で影響力を持つ議席をとることには、「期待しない」(48.2%)が「期待する」(47.2%)を初めて上回った。前回は「期待する」(62.0%)が、「期待しない」(34.5%)を大幅に上回っていたが、約1カ月で逆転した。

 民主、自民、みんな各党の国会議員が維新の会に参加したことには「批判的にみている」が61.0%で、「好意的にみている」の23.0%を大きく上回った。

 尖閣諸島沖縄県)の国有化については賛成75.1%で、反対12.9%だった。尖閣諸島の領有権を主張する中国に対し、政府が「もっと厳しい姿勢で臨むべきか」との質問には、79.5%が「思う」と回答。島根県竹島を不法占拠している韓国にも「厳しい姿勢」を求める回答が79.1%だった。

MSN産経ニュース 2012.10.8 11:43)


これは実にわかりやすい世論調査の結果で、要するに橋下「維新の怪」の支持率低下分が、まるまる極右政治家が総裁に復帰した安倍自民党に流れたことを意味する。

私は、このところの「維新の怪」の支持率低下は、どうせそのあたりが原因ではないかと思っていたから、別に喜んでもいなかったし、この世論調査結果にも「やっぱりな」と思うだけだ。

近い将来の総選挙において安倍自民党が圧勝し(おそらく単独過半数を制するだろう)、第2次安倍晋三内閣が発足することは避けられない見通しになった。

事態がここまで悪化してしまった以上、「野ダメ」野田佳彦がいつ衆議院を解散したって民主党は惨敗して下野するのだから、解散は早い方が良いと思う。なぜって、解散が早い方が、第2次安倍内閣の政策が批判されて、来年の参院選における自民党の獲得議席を少しでも減らすことにつながるからだ。最悪は任期満了近くの衆参同日選挙であって、そんなことになった日には向こう3年間第2次安倍内閣は安泰だ。日本の将来にとって最悪のシナリオである。