kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

読売調査では安倍晋三総裁就任「評価する」40%、「評価しない」53%

「きまぐれな日々」にいただいた「飛び入りの凡人」さんのコメント*1にて知る。

「kojitakenの日記」では産経グループの世論調査で、維新が大幅に支持を下げ、民主党支持率が続落して内閣支持率も下がり、自民党が急伸したことを述べていますが、読売が2日に行った調査によると、野田内閣の支持率は34%で前回調査より7%の大きな伸び、ここが違います。
読売も産経も右寄りのマスコミであり、概ね回答者の傾向が保守的であるにもかかわらずどうしてこんな違いが出るのか分かりません。


どちらも自民の支持率が上がって維新の支持率が下がったことは同じですが、民主の支持率は読売の調査では上がっています。
一方読売によると、安倍への期待では「評価する」が40%に対し、「評価しない」が53%と安倍の不人気ぶりを表しており、自民の支持率上昇は維新への熱が冷めたことと、誰が選ばれるかはともかく総裁選の報道が大きく取り上げられたことによるでしょう。


産経とは違い、読売調査では民主も支持率も伸ばしています。これは自民の総裁が安倍になって失望した人が流れたのではないでしょうか? 谷垣のまま、もしくは石破であれば自民は民主を圧倒したと思われます。


ネオリベ・リベサヨ・ポピュリズムの民主、極右・生活保障軽視・時代錯誤的KYの自民、超ネオリベポピュリズムの維新。どれを取ってもろくなものはないので、次の選挙への興味が湧かない状態の私ですが、とにかく言えることは、
「安倍は人気がない」
ことだけはたしかであるということです。

2012.10.08 21:30 飛び入りの凡人


そこで、読売新聞の世論調査を見てみた。
http://www.yomiuri.co.jp/election/poll/20121003.htm

内閣支持率上昇34%(10月1〜2日)


 読売新聞社は、野田第3次改造内閣が発足した1日から2日にかけて緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。

 野田内閣の支持率は今年7月以来の30%台に回復し、自民党も「総裁選効果」で政党支持率が2009年の野党転落後で最高を記録した。一方、正式発足したばかりの新党「日本維新の会」は、勢いに陰りが見え始めている。ただ、新閣僚や自民党の安倍総裁に厳しい視線も向けられており、今回の調査結果は、各党の衆院解散戦略にも影響を与えそうだ。

 内閣支持率は34%で、前回調査(9月15〜17日)の27%から7ポイント上昇し、一定の改造効果が表れた。不支持率は56%(前回63%)。

 ただ、新閣僚や民主党役員について個別に聞くと、田中文部科学相の起用を「評価しない」が51%で、「評価する」は35%にとどまった。輿石幹事長の再任を「評価しない」は58%だった。細野政調会長の起用は「評価する」39%と「評価しない」40%が拮抗(きっこう)した。政権浮揚につながるとの期待もあった田中氏の起用に、批判が根強いことが浮き彫りになった。

 自民党の新執行部の顔触れに関しては、安倍総裁の選出を「評価しない」53%が、「評価する」40%を上回った。対照的に、石破幹事長の起用を「評価する」は70%を占めた。

 「野田首相と安倍総裁のどちらが首相にふさわしいと思うか」という質問では、安倍総裁44%が、野田首相34%を上回っている。

 政党支持率は、自民が28%(前回21%)に上昇し、2009年9月の野党転落以降、最高となった。民主も18%(同15%)に上昇したが、維新は横ばいの2%(同2%)、無党派層は43%(同51%)だった。自民党は早期解散要求を一段と強める構えだ。

 次期衆院比例選の投票先も、自民が36%(同31%)、民主が18%(同14%)といずれも上昇。前回2番目だった維新は13%(同16%)に下がり、3番目だった。「政策に現実味がない」といった批判が出る中、勢いにブレーキがかかった。

(2012年10月3日 読売新聞)


なるほど。

同じ「右寄り」であっても、橋下「維新の怪」だろうが安倍自民党だろうが「極右勢力」に期待する、自らも極右メディアである産経と、保守安定政権を志向して「大連立」を望み、「維新の怪」や安倍晋三に対してはどちらかといえばネガティブな保守メディア・読売の論調の違いがそのまま反映された世論調査結果であるように私には思えた。

なお私の場合は、谷垣禎一自民党総裁だった頃は、野ダメ民主は粛々と下野して谷垣政権に移行すべしと考えていたが、安倍晋三自民党総裁になったため、安倍晋三政権だけは避けてほしいが、どうしてもそれが不可避であるなら、極力前回と同じような短期政権にとどまってほしいと考えている。橋下徹石原慎太郎城内実稲田朋美も大嫌いだけれど、安倍晋三は私にとって「天敵中の天敵」といえる、こいつだけは勘弁してほしいと思う政治家なのである。

そもそも、私がブログなんぞをやるようになったきっかけも、安倍晋三を倒したいと思ったからにほかならない。