kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

凋落競う民主・未来。菅はリード許し、未来は最少で選挙区0(朝日)

朝日新聞衆院選中盤情勢調査、民主党日本未来の党がさらに勢いを落としている。


http://www.asahi.com/politics/update/1213/TKY201212130851.html

自公、300議席うかがう 朝日新聞情勢調査


 衆院選中盤の情勢について、朝日新聞社は11、12の両日、全300小選挙区有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて情勢を探った。(1)自民は好調を維持、単独過半数のラインを大きく超えて280議席以上をうかがう(2)公明も堅調で自公で300議席を上回る公算が大きい(3)民主は80議席を切る可能性がある(4)日本維新の会は40議席台は確保しそう、などがわかった。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、小選挙区で5割弱、比例区で4割おり、情勢が変わる可能性もある。今度の選挙で「必ず投票に行く」と答えた人は76%。過去のデータを踏まえて投票率を推計すると、前回2009年の69.28%を下回り、60%台半ばになりそうだ。

 自民は小選挙区で優勢な選挙区が170あまりに達している。競り合っている選挙区などの上積みを加えると、05年の219議席を上回りそうだ。比例区は60議席前後になりそう。

 公明は8選挙区で議席獲得に見通しが立ちつつあり、残る1選挙区でも競り合う。比例区と合わせ、計30議席台が有望だ。

 民主は反転の兆しがみられない。議席獲得の見込みが有望な小選挙区は20程度にとどまり、比例区との合計で80議席に届くかどうかの情勢だ。

 維新は小選挙区では序盤とほぼ同じ14議席前後の見通し。比例区では30議席台前半にとどまりそうだ。

 日本未来の党は、小選挙区比例区合わせて10議席前後で、公示前61議席から大幅後退が確実。みんなの党比例区で大きく伸ばし、全体で10議席台後半をうかがう。

 共産は比例区で前回とほぼ同じ8議席前後。社民は2議席ほど、新党大地国民新党も1議席を確保する可能性がある。

     ◇

 〈調査方法〉 11、12の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で実施。目標有効回答数は各選挙区400人。世帯用と判明した番号は全国で計18万2390件、有効回答は計12万3668件。回答率は68%。

朝日新聞デジタル 2012年12月13日22時45分)


議席予想の中心値は、自民が前回調査と比較して14議席を積み増した286議席(270〜297)で、民主は5議席を減らした76議席(63〜88)、未来は4議席減の10議席(5〜15)、公明は1議席減の30議席(25〜34)、共産は1議席増の8議席(6〜10)、みんなは増減なしの18議席(11〜22)、社民も増減なしの2議席(2〜4)、大地も増減なしの1議席(1〜3)、国民新党が1議席増の1議席(0〜2)、新党日本が増減なしの0議席(0〜1)となっている。

民主の減った5議席には、菅直人が含まれる。また、未来の小選挙区は最少で0議席。つまり、小沢一郎亀井静香にも落選の危機。小沢一郎比例区との重複立候補はしていないはずなので、小選挙区で敗れた場合には議席を失う。菅も比例復活も苦しい情勢と思われる。つまり、前回総選挙で政権交代をなしとげた民主党トロイカが全て議席を失う可能性がある。

日本維新の怪も失速しているが、民主・未来ほどではない。東京の小選挙区は苦しいが、比例区1位の石原慎太郎は当選確実だ。但し、石原は著しく威信を損ねる形になり、いかな安倍晋三であっても選挙後維新の怪を政権に取り込む可能性は全くないと私は見ている。自分の総理大臣の座を脅かそうとした石原慎太郎を、安倍晋三が許すとは思われない。

未来は安全圏からは1人もいなくなったが、小沢と亀井はまだリードはしている。しかし、岩手1区の達増は失速して民主の階に僅かながらリードを許し、岩手3区も民主の黄川田徹でほぼ決まりのようだ。前回筆頭で名前が出てきた愛知4区、同14区、沖縄3区でも劣勢となった。朝日の小選挙区議席予想で中心値は「3」となっているが、岩手1、愛知4,14、沖縄3の4人のうち1人くらいはとるということか、それとも誰かほかにいるのかは知らない。

要するに、「政権交代を全否定」して自民党政権に回帰する選挙ということになりそうだ。