kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

存在価値皆無の国民新党はさっさと自民党に逝け

自民党へ、安倍晋三へと草木もなびく今日この頃だが、今日は国民新党に関するニュースを2件。


http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20130223ddlk46010638000c.html

国民新党:野間衆院議員、自民入り意向 関係者に怒りや戸惑い 自民県連、受け入れに難色 /鹿児島


 衆院鹿児島3区選出で国民新党の野間健衆院議員が22日、自民党入りの意向を示したことを受け、県内の関係者からは戸惑いや怒りの声が上がった。

 野間氏は05年衆院選では民主公認として出馬。国民新公認で戦った昨年の同区の衆院補選や衆院選では、民主や連合から推薦を受け、補選では自民元職の宮路和明氏に敗れたものの、衆院選では宮路氏を破って初当選した。

 野間氏の後援会副会長でもある愛甲勝・国民新党支部副代表は「無所属になるかと思っていた。選挙では民主や連合にも手伝ってもらった。お世話になった皆さんに対し、いきなり自民党はないだろうという気持ち」と話す。23日に支部役員会が開催される予定で「そこで話を聞かないと何とも言えない」と述べた。

 野間氏が昨年まで幹部を務めていた民主県連の皆吉稲生幹事長は「びっくりした。怒りを通り越すような思い。補選などで支援した我々や連合への裏切り行為だ」と強く非難した。

 一方、自民県連の外薗勝蔵幹事長は「激しく戦ったばかりだし、宮路氏が3区支部長を務めている。党本部が最終的に判断するだろうが、県連として『はい、いいですよ』とはならない」と話し、受け入れに難色を示した。【宝満志郎、村尾哲】

毎日新聞 2013年02月23日 地方版)


地元(鹿児島)の事情を知らないので、なぜこの野間健という人が衆院補選の善戦といい本選の当選といいやたら選挙に強いのかさっぱりわからないのだが、しょせんは「自民になびく草木」の1本に過ぎないということか。自民党鹿児島県連が難色を示すのも当然で、あの浜松の城内実も、自民党に復党するまでに何年もかかった。


ところで、そもそも国民新党自体が自民党に吸収されたがっているのは周知の通り。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130221/stt13022122440007-n1.htm

自見氏、自民に泣きつく 復党、合併を打診


 民主党と連立政権を組んでいた国民新党でも、参院選をにらみ、生き残りをかけた動きが表面化した。

 自見庄三郎代表は21日、自民党本部に河村建夫選対委員長を訪ね、自身の復党と国民新党の解散を前提にした両党の合併協議を申し入れた。

 自見氏は記者団に、昨年4月に改正郵政民営化法が成立したことを挙げ、「国民新党をつくった所期の目的は成就できた」と語った。自民党に復党した上で、参院選比例代表で出馬したい考えだが、自民党内では「復党は無理だ」(幹部)とする意見が大勢を占めている。

 国民新には現在、自見氏と野間健衆院議員、浜田和幸参院議員の3人が所属。

 自見氏は小泉政権郵政民営化路線に反発して自民党を離党。平成19年の参院選で「郵政造反組」が結成した国民新党から出馬した。改選を迎える今回の参院選では、支持組織だった郵政団体が自民党支持に回帰する見通しとなり、厳しい状況に陥っている。

MSN産経ニュース 2013.2.21 22:43)


私はこの自見庄三郎という政治家を全く買わない。この男で記憶にあるのは、菅政権時代の2010年末、証券優遇税制の延長をめぐって当時財務相だった野田佳彦(「野ダメ」)と渡り合った一件だ。自見は、2003年に本来の20%から10%に軽減された措置が何度も延長され続けてきた証券優遇税制の再度の延長を主張し、野ダメは打ち切りを主張して譲らなかった*1。結局首相の菅直人が自見の言い分を全面的に認める最悪の裁定を下し、その結果、証券優遇税制の打ち切りの栄誉を手にするのは安倍晋三になってしまった。民主党政権の不甲斐なさを象徴する一幕だった。

産経の記事にもある通り、国民新党の国会議員には、この名前からし自民党みたいな自見と、前述の野間健、それにトンデモ陰謀論者として悪名高い浜田和幸の3人しかいない。国民新党など存在価値の全くない政党だから、全員とっとと自民党に逝けば良いとしか私は思わない。

*1:もっとも、野ダメとて富裕層減税の打ち切りに意欲を燃やしたわけではなく、単に少しでも税収を増やしたい財務省の意向を受けたに過ぎなかった。