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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下徹、安倍晋三の「9条改憲」を支持(毎日)

橋下徹がまたも本性をむき出しにした。


http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000m010086000c.html

自民党:安倍首相の改憲発言に懸念


 安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で、将来的に憲法9条を改正し、国連軍など集団安全保障に参加する可能性に改めて言及した。改憲の発議要件を緩和する96条改正の後に、どの条文の改正を目指すのかは「述べる立場ではない」とかわしたが、公明党だけでなく自民党にも懸念が広がる。一方、日本維新の会からは首相を支持する発言が出ており、官邸と維新が接近しつつあるとの見方も出ている。

 首相は9日のBS朝日の番組で9条改正に言及したことについて「(司会の)田原総一朗氏から聞かれて、(自民党の)憲法改正草案の9条についての解説をしただけだ。自民党総裁として解説を求められた」と語り、総裁の立場での発言だったと強調した。民主党後藤祐一氏への答弁。

 とはいえ、これまで「安全運転」に努めてきた首相がこの時期に集団安全保障への参加にまで踏み込んだのは、与党にも予想外だった。自民党の幹事長経験者は「首相がやや調子に乗り始めたのが気になる。7月の参院選まで謙虚に事を進めるべきだ」と語った。

 公明党は96条改正にも慎重論が多い。首相に続いて答弁した太田昭宏国土交通相は「与党も野党も多くの議員が(改憲発議に)賛成するというのが『3分の2』条項の持つ意味だ」と指摘。発議要件の「過半数」への緩和を目指す首相との違いが際立った。

 こうした中、菅義偉官房長官は11日の記者会見で「公明党から反発も出ている」と問われ、「首相の真意が伝わっていなかったのではないか」と反論。「96条(改正)は理解してもらえる政党が多いので、全力で取り組んでいきたい。それからすぐ9条というのはまったく決まっていない」と収拾に努めた。

 一方、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は11日、同市で記者団に「憲法が想定していたのとは違う国際情勢になっているにもかかわらず、9条を堅持するのは日本の安全保障上、大問題が生じる」と述べ、首相支持を鮮明にした。

 政府関係者によると、首相は9日、番組終了後に維新の会国会議員団の中田宏山田宏衆院議員と東京都内でひそかに会談した。維新幹事長の松井一郎大阪府知事も12日、菅氏と会談する予定で、参院選後、首相と維新が改憲で連携するのではないかという見方は根強い。【鈴木美穂】

毎日新聞 2013年03月11日 21時18分(最終更新 03月12日 00時32分)


橋下は昨年「すべては憲法9条のせいだ」とかなんとか言っていたから、あまりにも橋下らしい発言と言えばそれまでだが、橋下と石原慎太郎一派の内紛ごっこのプロレス*1に空しい期待をしている一部「リベラル」諸氏には、己の不明を恥じよと言いたい。彼らはいったい橋下と民主党や生活の党とが組めば良いとでも思っているのだろうかと、常々私が不審に思うところである。

今回の「安倍晋三翼賛9条改憲発言」は、橋下の本性が改めて鮮やかに示された一幕だったといえようか。

*1:もちろん実際には橋下に党を割る気などこれっぽっちもない。そういえば石原の「面会謝絶」はその後どうなったのだろう。