kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院山口補選はやはり江島潔の圧勝と評されるべき

参院山口補選だが、選挙戦中盤での朝日新聞の情勢調査を見て、江島潔のダブルスコア以上の圧勝は確実、最悪の場合トリプルスコア超えもあり得るがおそらくそこまでは行かず、平岡秀夫の2.5倍くらいの得票になるのではないかと思っていた。結果はそれより若干江島の得票が少なかったが、ダブルスコアは軽く超え、江島の得票は平岡の約2.22倍だった。


http://kry.co.jp/cgi-bin/other/hosen_2013/index.pl

江島  潔(自民・新) 287604 票
平岡 秀夫(無所属・新)129784 票
藤井 直子(共産・新)  25944 票
河井美和子(幸福・新)  10096 票


江島潔は選挙戦後半で過去の女性スキャンダルを蒸し返されて票を減らしたとの話(ゲンダイの飛ばしっぽい記事)もあった。江島の女性スキャンダルの話は、2006年か07年に『きまぐれな日々』にいただいたコメントによって知っていたが(詳細はもちろん知らない)、ノーパンしゃぶしゃぶ常連だった元官僚を県知事にしてしまう山口県で、かつての女性スキャンダルくらいで江島が落選にまで追い込まれることは考えられない。

ただ、2.22倍という江島と平岡の票の比率だと、平岡が政治生命を失うところまではいかないだろう。猪瀬直樹宇都宮健児に4.48倍の大差をつけた東京都知事選ほどのとんでもない大勝・大敗ではなかった。NHKが報じた出口調査の結果でも、無党派層の支持は平岡が江島を上回った。もっとも、少し前までの保守寄りの無党派層が現在では自民党支持に転じているとみられるから、これをもって自民党の支持率が低い時であれば平岡に勝機があったと言えるかどうかは微妙だ。そもそも、自民党の支持率がもっと低い状況であれば、安倍晋三の腰巾着というだけで下関市長時代の評判が悪い上に数々のスキャンダルを抱えた江島潔が公認候補になること自体あり得なかったはずだ。

ともあれ、自民党は、江島のような劣悪な候補を立ててさえ平岡秀夫に完勝した。平岡秀夫が強いはずの岩国市でも江島潔(26,550票)が平岡秀夫(21,986票)の1.2倍の票を獲得したことが自民党の勢いを物語る。こうなると参院選での自民党圧勝は不可避である。その後3年間はおそらく国政選挙は行われないわけで、その間に自民党政権がいかなる妄動に走るのか、ちょっと想像がつかない。だが、信じられないほどひどい暗黒時代になることは覚悟しておいた方が良い。