kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

アレレ産経、千葉市長選では自民党は不戦敗では?

産経がまた変なことを書いている。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130520/stt13052023130010-n1.htm

自民が地方選で意外に苦戦 参院選前の不安材料表面化 候補者に新鮮味なし?


 各社世論調査で70%前後の高い内閣支持率を誇る安倍晋三政権が、意外にも地方選の首長選で苦戦している。19日投開票のさいたま市長選でも、自民、公明推薦の新人が無所属現職に敗れた。4月の首長選でも敗戦が目立った。地方選とはいえ、負け癖がつくと、夏の参院選への悪影響も懸念される。与党は戦略の練り直しに着手した。(山本雄史)

 「地方の首長選だから、現職の実績を問う選挙だった。(政権が進める)マクロ経済政策と地方自治は全く関係ありません」

 首相は20日の参院決算委員会で野党側からさいたま市長選への評価を問われると、経済政策「アベノミクス」など国政との関連をきっぱりと否定した。

 だが、自民党執行部は今回の敗戦を深刻に受け止めている。石破茂幹事長は19日夜、出張先の那覇市内で記者団に「党の支持率が高いから地方選に勝てるということではない。地方選の戦い方を党本部としてよく検討したい」と危機感をあらわにした。

 問題は自民党の支持が票に結びつかないという実態だ。共同通信出口調査によると、さいたま市長選で落選した自公推薦候補は自民党支持層の52・3%からしか得票していない。公明党支持層の89・1%が投票したのとは対照的だ。

 さいたま市を含む埼玉県は、参院選自民党公明党候補を推薦する「自公共闘」の象徴的な選挙区。公明党幹部は20日、「参院選でどこまで自民党に協力してもらえるか不安だ。戦略を練り直さなければいけない」と述べた。

 地方選での与党の黒星はこれが初めてではない。4月の東京都小平、青森、名古屋の各市長選では、県連レベルを含め与党が推す候補が軒並み敗れた。

 自民党内で敗因として指摘されているのが、候補者の年齢の高さだ。小平、青森、さいたまの3市長選では、いずれの「新人」も60代で、現職よりも年齢が上だった。地方組織を尊重した結果だが、党幹部の一人は「候補者に新鮮味がなければ、がんばっても票は出ない…」と弱音を吐く。

 今後、5月26日投開票の千葉市長選、6月16日の静岡県知事選、6月30日の神奈川県横須賀市長選が予定されているが、千葉、横須賀両市では非自民系の30代の現職に挑む展開。党幹部は勝敗によっては参院選に影響を与えかねないと、神経をとがらせている。

MSN産経ニュース 2013.5.20 23:12)


えっ、千葉市長選って?


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130512/elc13051218210000-n1.htm

千葉市長選告示、現職と2新人の争い


 任期満了に伴う千葉市長選は12日告示され、新人で共産党が推薦する同党地区副委員長の黒須康代氏(51)、再選を目指す現職の熊谷俊人氏(35)、新人で元市議の今村敏昭氏(56)の無所属3人が届け出た。26日に投開票される。

 汚職事件で市長が辞職し、後任となった熊谷氏による財政健全化などの改革への評価が主な争点。再選されれば政令市長で引き続き全国最年少となる。2009年の前回選は民主党の推薦を受けた熊谷氏が自民、公明両党が推薦した候補者らを大差で破り初当選した。

 熊谷氏は今回、特定政党の推薦を受けず「市民党」を強調。市中心部の公園での第一声で「戦後初めて市の借金を減らした」と、約200人の聴衆に実績をアピールした。民主、社民両党の県連が支持し、公明党の市議団も支援。自民党県連は自主投票とした。

 黒須氏は「高齢者福祉の予算が削られた」と熊谷氏の市政運営を批判。今村氏は支援者を前に「企業誘致で税収と雇用を増やし経済を活性化させる」と訴えた。

MSN産経ニュース 2013.5.12 18:13)


「新人で元市議の今村敏昭氏」はブログを持っている。この人がもしかして「隠れ自民党系」なのかと思いきや。

行政書士・今村敏昭の日記/ウェブリブログ

上記ブログの最下段には「民主党公認」の文字が。これにはぶっ飛んだ。


千葉市長選、こんな対立構図らしい。今村敏明氏を応援するという一般人の方のブログより。

千葉市長選、頑張れ今村敏昭さん!: 大窪由郎のブログ

2013年5月13日 (月)
千葉市長選、頑張れ今村敏昭さん!

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◆隠れ民主、元民主の「戦い」

昨日、千葉市長選挙が告示された。

現職・熊谷俊人氏(35)、新人・今村敏昭氏(56)、黒須康代氏(51)の3人が立候補した。

届け出は、全員「無所属」だ。

だが、実態は違う。

「隠れ民主党(熊谷氏)」vs「元民主党(今村氏)」、それに「共産党(黒須氏)」である。

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◆頑張れ!今村敏昭さん!(1)

民主党社民党公明党の「社公民」、それに自民党の一部国会議員までも、現職を「支援」している。

熊谷氏(隠れ民主党)が、圧倒的に優位である。

だが、私は今村氏(元民主党)を支持する。

“政策に期待する”のが、「支持」の理由である。

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◆頑張れ!今村敏昭さん!(2)

自民党は、小川議長(自民党)の擁立を断念した。

公明党の「反発」に遭った為である。

日本維新の会も・・・田沼たかし衆議院議員が、「独自候補」の擁立を見送った事で「力不足」を認めている。

そんな中、新人・今村敏昭氏が「市長選挙」にチャレンジした。

この“勇気”こそ、“今村氏を支持する”最大の理由である。

頑張れ!今村敏昭さん!

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保守陣営では現職の熊谷俊人市長に対する対抗馬を擁立しようとしたものの自民党も日本維新の怪(笑)も候補者擁立に失敗し、元民主党の今村氏が一部保守系の自主的な支援のもと現職に挑む構図らしい。


もう一度、産経の記事の末尾を掲げておこう。

千葉、横須賀両市では非自民系の30代の現職に挑む展開。党幹部は勝敗によっては参院選に影響を与えかねないと、神経をとがらせている。


すごいな産経って(笑)