kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

吉見義明・中央大教授に提訴された日本維新の怪・桜内文城とは何者か

http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY201307260069.html

吉見教授、維新議員を提訴 慰安婦問題の著書巡る発言で


 従軍慰安婦問題を研究する吉見義明・中央大教授が26日、「記者会見の場で自著の内容を捏造(ねつぞう)と言われ、名誉を傷つけられた」として、日本維新の会桜内文城(ふみき)衆院議員に1200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載などを求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状によると、慰安婦問題などをめぐる一連の発言に関して、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が5月27日に東京都内で記者会見した際、司会者が参考文献として従軍慰安婦に関する吉見氏の著書を紹介。会見に同席していた桜内氏が「これはすでに捏造であるということが、いろんな証拠によって明らかとされております」と発言した。

 吉見氏が6月、発言の撤回と謝罪を求めたところ、桜内氏は「『これは』というのは司会者の別の発言を指したもので、吉見氏の著書を指したものではない」と反論したという。

 吉見氏は「文脈から、著書を捏造と指摘したのは明らか。研究者としての名誉と信用が著しく傷つけられたうえ、発言の映像がインターネットで世界中に繰り返し流され、苦痛を受け続けている」と訴えている。

 桜内氏の事務所は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」としている。

朝日新聞デジタル 2013年7月26日12時8分)


日本維新の怪の桜内文城が「ひでぇ奴」であることはいうまでもないが、この男の名前から私が連想した人間が2人いる。城内実と故桜内義雄である。

城内実を連想したあと、なぜまたこんな奴のことを思い出したのだろうかと一瞬訝ったが、すぐに理由がわかった。「桜内文城」という名前から、「チャンネル桜で活躍していた城内実」に連想がつながったのだ。「城」を「き」と読ませるところも同じだ。

もう1人、桜内義雄の名前を思い出したのは、桜内文城桜内義雄世襲議員ではないかと思ったからだ。調べてみると、血のつながりはないものの、桜内義雄の孫娘の婿で、桜内文城は旧姓を谷岡といったらしい。

桜内義雄自民党有数のタカ派政治家(中曽根派)だった。養子ということから思い出されるのは、もちろん平沼赳夫である。

大物政治家の孫が頭が悪いことは、安倍晋三に典型的に見られるようによくある話だが、この桜内文城桜内義雄とは血縁関係になく、東京大学法学部卒、ハーバード大学J.F.ケネディ政治大学院(修士)、マラヤ大学政治経済学系大学院(博士)を経て財務省というそうそうたるキャリアの持ち主。2009年にはみんなの党の推薦を受けて衆院選(愛媛4区)に挑むも落選。2012年に日本維新の怪公認で再度挑んで選挙区では自民党候補に負けたが、比例復活当選した。

いくら経歴が華やかだろうが馬鹿は馬鹿という見本のような政治家といえよう。人間、イデオロギーにとらわれるとろくなことはない。