kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

7年前に加藤紘一の実家への放火を笑った稲田朋美が靖国参拝へ

あの加藤紘一の実家への放火を笑いものにした「テロを肯定する女」稲田朋美終戦(敗戦)記念日に靖国を参拝するらしい。ひどいものである。


http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY201308020556.html

稲田行革相、終戦記念日靖国参拝へ 官邸も了承


 安倍政権の稲田朋美行革相が、15日の終戦記念日靖国神社に参拝する意向を固めた。自身が所属する議員グループ「伝統と創造の会」の一員として参拝する。現職閣僚が15日に靖国参拝することが明らかになるのは初めて。

 稲田氏は終戦記念日の参拝について1日、首相官邸に打診し、了承を得た。首相は先月21日、「各閣僚はそれぞれの信念の中で判断してほしい」と述べ、閣僚の靖国参拝を制限しない方針を表明していた。

 安倍政権の閣僚をめぐっては、今年4月、春季例大祭の前後に、稲田氏や麻生太郎副総理ら4閣僚が靖国神社に参拝した。これに中国や韓国が反発し、日本と中韓との関係が悪化した経緯がある。他の3閣僚の態度は現時点で不明だが、終戦記念日に現職閣僚が参拝すれば、中韓がさらに批判を強める可能性がある。

 稲田氏は2日の記者会見では参拝を明言せず、「自分の国のために命を捧げた人に対し、感謝と敬意、追悼の意を表すことは主権国家として許されるべきだ」とだけ述べていた。

朝日新聞デジタル 2013年8月3日5時33分)


安倍晋三自身は終戦(敗戦)記念日を含む今月の靖国参拝を見送る方針と報じられている。

http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080101002040.html

首相、8月の靖国参拝見送り 中韓との緊張回避


 安倍晋三首相が8月15日の靖国神社参拝を見送る方向となった。政府、与党関係者が1日、明らかにした。東京裁判A級戦犯が合祀された靖国神社終戦記念日に参拝すれば、中韓両国との緊張が一層高まると判断した。日本と中韓両国との対立を懸念する米国にも配慮した。

 首相は2006年から07年の第1次政権当時に靖国神社を参拝していない。ただ昨年の自民党総裁選で「首相の任期中に参拝できなかったことは痛恨の極みだ」と発言していた。自民党などでは、10月の靖国神社秋季例大祭に合わせた首相参拝を期待する声もある。

共同通信 2013/08/01 21:48)


安倍晋三は自らが終戦記念日靖国を参拝できそうにないことが内心悔しくて悔しくてたまらないだろうが、その代わりにお仲間の稲田朋美に参拝してもらうことで「一矢報いる」つもりなのかもしれない。


ところで、さる「リベラル」系のブログのコメント欄で、自民党支持者と思われるコメンテーターが「中国との関係がおかしくなった理由は菅・野田の民主党の政権の尖閣対応と、それを悪用した中国自身にあるんだ、安倍政権は悪くない、キイキイ」とファビョっている(死語)のを見つけて笑ってしまった。そりゃ菅・野田政権時代の尖閣対応は拙劣だったけど、やはり中韓との関係悪化といえば自民党石原慎太郎だろう。石原についていえば、野田政権時代の日中関係悪化の直接の原因は野田佳彦以前に石原慎太郎にあることは自明だ。自民党については、日中関係をもっともひどく悪化させた人間は小泉純一郎である。安倍晋三自身は第1次内閣の時には発足早々の訪中で小泉の尻ぬぐいをせざるを得なかったが、そのことや2007年夏に靖国に参拝できなかった(その翌月に総理大臣辞任)したことがトラウマになっているに違いないが、今回は中韓どころか欧米との関係悪化を招きかねない麻生太郎の「ナチス妄言」を抱え、逆風とはいわぬまでもこれまで吹いていた順風は止まりつつある。

なお、2006年に安倍晋三が総理大臣に就任するにあたって「読売新聞が安倍晋三を支持する条件」としてナベツネ渡邉恒雄)があげたのが「靖国に参拝しないこと」だったと聞いているが、その話はまだ生きているのだろうか。