kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎の肝臓?

一瞬不味そうだなあと思ってしまった(笑)


https://twitter.com/ecoyoko/status/371421173587787777

川崎陽子 KAWASAKI Yoko
@ecoyoko


鶴見芳浩ニューヨーク市大教授の著書『アメリカ殺しの超発想』(1994年)を読んで日本を操る「小沢レバー」があったことは衝撃でした→ http://senmon.fateback.com/soukagakkai/katsudou/00008.html … QT @elkorevolo @ittten @euematsu 小沢さんが反米の英雄という小沢派・・


2013年8月24日 - 16:58


リンク先より。1998年に書かれた文章らしい。霍見芳浩の著書は、上記Twitterにもある通り1994年の出版。

(前略)日本を操るアメリカの秘密兵器は「小沢レバー」であった。レーガン、ブッシュ、クリントンと続く米国大統領は誰もが、日本政治のフィクサー小沢一郎を利用して市場開放、湾岸戦争への拠出金、米国からの武器調達等の要求を次々に日本に呑ませ、小沢はその見返りにリベートや利権を手にしてきた。米国が日本の腐敗した金権政治に一役も二役も買ったのは間違いない。

在米30年以上のニューヨーク市立大学教授、霍見芳浩氏は著書『アメリカ殺しの超発想』で、この「小沢レバー」を詳細にわたって暴露している。筆者によれば、米国はアメとムチの両方を使って小沢を操ってきたという。アメは在日米軍関係のリベートや、日本の特定市場開放に伴う日本の関係企業からの献金だった。もちろんこうしたリベートはただで与えられるはずはない。そこには恐喝というムチも利用されてきた。例えば小沢、池田、ノリエガの三角関係である。以下、同書からの抜粋である。(以下略)


しかしこの霍見芳浩という人、こんなことも書いている。


この素晴らしき薄汚れた世界 : 「国策冤罪天国の日本と民主党潰し」 霍見芳浩教授の論文から

昨年の西松事件のときのもので少し古いのですが、今回の陸山会の問題と同じですので、ニューヨーク市立大学の霍見教授の論文の一部を掲載します。日本のメディアには見当たらない貴重なご意見です。論文は『ニューリーダー』に掲載されたものです。

「国策冤罪天国の日本と民主党潰し」 霍見芳浩

小沢騒動と日本の司法腐敗

日本の商業メディアは、また、検察庁の冤罪リークに踊らされて、小沢一郎民主党代表の「西松建設汚職」をあたかも真実のように噺し立てている。しかし、推定無罪(有罪が裁判で立証されるまでは、起訴されても被疑者は無罪の推定)の民主的法治国の精神が、国民の多くに浸透しているから、ニューヨーク・タイムズ紙も東京発記事で控え目に小沢一郎氏の秘書が政治献金規正法違反の疑いで逮捕された」と事実を報じただけである。しかも行間には、日本通でなくとも、「次の総選挙で敗色の濃い麻生自民党と司法官僚による国策冤罪捜査の臭いがある」と分かる警告がにじみ出ていた。しかし、日本のメディアは「小沢氏有罪」を煽っている。民主党議員の中にもメディアの尻馬に乗って、小沢批判をバラ捲く者もいる。

日米共に、政治献金規制法はザル法の典型でループホール(抜け道)だらけ。特に日本の政治献金規制法は、規制されたくない議員と国策捜査のサジ加減が欲しい司法官僚が国民の無知を良い事に作ったのだから、時の内閣と司法官僚(検察庁と裁判所)による政敵潰しに悪用される。日本の商業メディア人と違って、権力監視のジャーナリズム文化の担い手のニューヨーク・タイムズ紙の在京記者は、検察庁の「特種リーク戦術」に迷わされなかった。事実だけの第一報の後は、検察庁リークの情報操作に乗せられていない。小沢一郎民主党代表としては、「やましい事はしていない。汚職の証拠があるなら、私を堂々と起訴しろ」と麻生内閣検察庁と対決すべきである。(以下略)


これらベクトルの向きが正反対の文章群のおかげで、霍見芳浩は反小沢派からも「小沢信者」からも文章を引用される希有の人物になっている。いや、そういう人は珍しくないかもしれない。たとえば有名ブロガーにも、極端な反小沢から「小沢信者」へと転向し、小沢が没落した現在は距離を置いている人間がいる。

いずれにせよ、主張の振れ幅が極端に大きな人物の言説は信頼を置くに値しないだろう。

なお、「小沢レバー」の「レバー」とは、"liver" じゃなくて "lever" なんだろうな、いくらなんでも。