今朝(11/19)の朝日新聞1面トップ記事。
http://www.asahi.com/articles/TKY201311180346.html
秘密指定、首相が第三者機関的に関与 自公み、修正妥協
特定秘密保護法案で、自民、公明両党は18日、みんなの党との修正協議で大筋合意した。閣僚らによる秘密指定に「首相の同意」を求めるみんなの要求に一部応じ、首相が、秘密指定の統一基準を作成し閣議決定する▽有識者に実施状況を毎年報告する▽閣僚に指定などの改善を指示できる――との修正案を新たに提示。みんなも受け入れた。
ただ、与党は法案の根幹部分を譲っておらず、秘密が恣意(しい)的に指定され、国民の「知る権利」が制約される可能性をはらむ法案の問題点は、修正案でも解消していない。
与党は18日、みんなに対し「首相の第三者機関的観点からの関与を明確にする」と修正の趣旨を説明。首相が17日の記者会見で「第三者的仕組みによる適切な運用の確保、政府における一体的な管理運用」に言及したのを受けたとみられる。
(朝日新聞デジタル 2013年11月19日07時02分)
「首相が第三者機関的に関与」って、多くの人は「何それ」と思うのではないか。ましてや現在の首相は安倍晋三である。事実、上記記事の「続き」に当たる朝日の紙面には、
与党は同じ修正案を日本維新の会に提示したが、自分に都合の良い基準を作ってしまう。監査権限のある独立した部局が必要だ」と求め、19日も協議する。
(2013年11月19日付朝日新聞1面掲載記事より)
と書かれており、維新の怪でさえ妥協しなかったところで、みんなの党は妥協してしまったのである。なお、仮に「監査権限のある独立した部局」を作ったところで、安倍晋三ならNHK経営委員の選定に見られたように、その人選に露骨に介入するから意味がない。それなのに、
という。呆気にとられてしまう。