朝日新聞（4/3）10面（国際面）に、韓国の原発事情に関する大きな記事が出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000001-asahik-int
（世界発２０１４）原発ごみ、韓国ピンチ 足りぬ処分場、拡張難航
地下１３０メートルに広がるドーム形の巨大なサイロ。低・中レベル放射性廃棄物入りのドラム缶が３００年間保管される予定だ＝韓国・慶州市、中野晃撮影
アジアでは日本に次ぐ２３基の商業用原子炉を抱える韓国が、「原発のごみ」の処分に苦慮している。中・低レベルの放射性廃棄物を保管する施設は６月にも完成するが、たちまち容量不足に陥りそうなうえ、拡張工事の見通しも立たない。使用済み核燃料の行き場については、議論が始まったばかりだ。
古代新羅の都で日本海に面する慶州（キョンジュ）市。７世紀に三国統一を成し遂げた文武王が眠る海中墓近くの丘陵地に、地下トンネルがあった。韓国原子力環境公団が運営する「中・低レベル放射性廃棄物処分施設」への入り口だ。
急なトンネルを車で下ると、地下１３０メートルの場所にぽっかりと空間が広がっていた。……朝日新聞デジタル 4月3日(木)5時40分配信 (有料記事)
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それはともかく、日本の東電原発事故の直後にエネルギー政策を大転換したドイツとは対照的に、韓国や中国は東電原発事故から何も学ぶつもりはなさそうだ。記事には「朴政権 進む原発依存」という小見出しもあって、原発依存度を現在の26%から2035年には29%に引き上げ、現在23基ある原発を40基に増やす計画らしい。核燃サイクルにも色気を見せるが、原子力協定を結んでいるアメリカが朝鮮半島の非核化への影響を懸念して難色を示しているとのこと。
日本の「脱原発」運動には、韓国の「脱原発」運動との連帯とともに、韓国（や中国）の原発推進政策に対する厳しい批判も求められるところだろう。
