kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

雁屋哲よりひどい小学館編集部の「『表現の自由』の自主規制」

やりつけない運動のせいか、右肩が痛み、「きまぐれな日々」の記事を書く気にならなかった。そこで今回もまた1回休み。来週書いたとしても5月は2件だけの公開になる。

ところで、「美味しんぼ」の件、来週号からの漫画の「休載」自体は、雑誌編集者が主張する通り、頭書から決まっていたもので間違いないようだ。一昨日にも書いたように*1、この漫画は、話に区切りがつくと、長い休載に入るのが常態なのである。しかし、呆れたことに、それ以前の実態が報じられた。昨日(5/18)の朝日新聞2面に記事が出ていた。

http://www.asahi.com/articles/ASG5K5GN0G5KUTIL014.html

美味しんぼ、発売11日前に環境省へゲラ送る 編集部

 週刊ビッグコミックスピリッツ編集部が「鼻血や疲労感はひばくしたから」という登場人物の発言がある12日発売号の「美味しんぼ」のゲラ(校正刷り)を、発売11日前に環境省にメールで送っていたことが同省への取材で分かった。

 環境省によると、1日に編集部から「被曝が原因で鼻血が出ることがあるか」といった内容の質問が電話とメールであった。その際、12日発売号の全ページが添付されたメールも担当者に送られてきた。

 同省は「こちらは求めていない。具体的な内容の訂正要求もしていない」としている。質問の回答期限は7日に設定されており、7日深夜にメールで回答したという。

朝日新聞デジタル 2014年5月18日07時07分)

頼まれもしないのに環境省に発売前の雑誌のゲラを送った編集部。私は、2008年に稲田朋美の恫喝まがいの言動に屈して映画『靖国 YASUKUNI』の公開を自粛した映画館を思い出した。
これでは、「表現の自由の自主規制」である。ネットで無料公開されているのは上記までだが、記事によると、安倍晋三は「根拠のない風評に対し、国として全力を挙げて対応する」と語った。
それなら、「安倍晋三の手下」として悪名高い山谷えり子や、昨年の「特定秘密保護法」成立の尖兵を務めた森雅子に「議員辞職勧告」でもするんだな、安倍晋三よ。