kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

家政婦は三田?

みたさんだ - Living, Loving, Thinking, Again より

「さんだ」ということだと、ムーンライダーズの「ニットキャップマン」(作詞:糸井重里、作曲:岡田徹)。歌い出しは、

山田川のほとりの

テトラポットのとぎれる所

三畳くらいの空き地があって

そこにフジオさんが住んでいた


山田川」は「さんだがわ」と念む。「さんだ」から兵庫県の「三田」が想起され、三田市にも「山田川」は流れている。しかし「さんだがわ」というのかどうかは知らない。

残念ながら「山田川」は「やまだがわ」と発音するようです。

もっとも、武庫(むこ)が六甲(むこ→ろっこう)に化けたとか、二荒(ふたら→にこう)が日光(にっこう)に化けたという話もあるので、どっちかがもう片っ方に化けた可能性もあるかもしませんが。

こういうバリエーションは全国にたくさんあるんでしょうねえ。川内(かわうち・かわち→せんだい)→仙台とか。三田と山田川がそれに当てはまるかどうかはともかく。

文字が化けるだけなら、河内→高知の例もありますが*1、文字が化けてから発音が化ける例(武庫→六甲)や、発音が化けてから文字が化ける(二荒→日光)例にはどのようなものがあるものでしょうか。


以下蛇足。

小豆島(香川県)はかつて「あずきじま」と言ったとか。どうでも良いが、「しょうどしま」は地元では「しょう」に強勢をおいて発音する。丹沢山地(神奈川県)の最高峰・蛭が岳も、かつて麓の旅館(最寄り駅は中央線藤野駅)に泊まった時、「ひ」に強勢をおいて発音していた。後者は、神奈川県民の間でもこういう発音をする人はごく限られているのではないか。

三田(さんだ)は、(私の知る限り)大阪や阪神間の人間は「さ」に強勢をおいて発音するのだけれど(私の少年時代の話。今ではどうだか知らない)、神戸の人が強勢をおかず平板に発音していたのを聞いたことがある。たぶん東京のアナウンサーも後者と同じように発音するのではないかと思うのだが、地元の人がどう発音しているかは知らない。

*1:川内・河内・高知・仙台・ハノイは全部ルーツが同じだったりする。