kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

高市早苗・稲田朋美らとネオナチ代表の記念写真の件、ようやく日本のメディアが報じる

高市早苗稲田朋美(と西田昌司)が(日本の)ネオナチ団体の代表とのツーショットの写真を記念撮影してもらっていた件だが、この件が最初に騒がれたのはもうだいぶ前のことである。

http://matome.naver.jp/odai/2140963578944305601

まとめ中には、「なお、稲田・西田議員は在特会系ともズブズブ状態の模様」とも書かれている。

この記事についた最初の「はてなブックマーク*1の日付は安倍改造内閣が発足する前の9月2日である。私は翌9月3日に、下記のコメントをつけた。

kojitaken 稲田朋美 高市早苗 西田昌司 極右 ネオナチ 「国家社会主義日本労働者党(NSJAP)」の代表とツーショットを撮った稲田朋美高市早苗西田昌司自民党極右3議員。稲田・高市・西田ら自身がネオナチのようなものだから、さもありなんとは思うが、やはりひどい。 2014/09/03

ところが、日本のマスメディアはこの件を無視していた。また、日本のネトウヨ(というよりネット極右)は下記のような糞コメントをつけるていたらくであった。

id:big_song_bird 政治 反日 サヨク アレ わざわざ韓国に渡って反日運動に参加した岡崎トミ子や、在日韓国人から違法政治献金をもらった菅直人前原誠司っていう民主党議員のことも、たまには思い出してあげてくださいw。 2014/09/03

さすがはガラパゴス国家・日本の呆れた言論状況である。しかし海外のメディアはこの件を無視しなかった。最初に報じたのかどうかは知らないが、英ガーディアン紙がとりあげた。「きまぐれな日々」の9月8日付記事のコメント欄より。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1359.html#comment18188

英国紙「ザ・ガーディアン」に以下の記事が出ています。

http://www.theguardian.com/world/2014/sep/09/neo-nazi-photos-pose-headache-for-shinzo-abe

ガーディアンさん、違っていますよ。安倍にとっての頭痛の種ではなく、高市らは安倍の思いの具現化ですよ。

日本でも、それに追随して、あのサンスポさえ、「総務相高市議員らと極右団体代表との写真がホームページに一時公開」という記事を掲載。
http://www.sanspo.com/geino/news/20140909/pol14090920470003-n1.html

高市氏の事務所によると、男性と会ったのは3年以上前で、極右団体の代表とは知らなかった。雑誌のインタビュアーの補佐として議員会館を訪れ、インタビュー後に「一緒に写真を撮りたい」と言われたとしている。」だって。アホじゃなかろうか。

2014.09.09 22:28 負け組の矜恃

高市早苗稲田朋美西田昌司の3人が山田一成の正体を承知していたことはいうまでもない。

彼ら極右政治家たちは論外だが、それにも増して「頭痛の種」は日本のマスメディアである。事実が暴かれてから1週間も経ってから、海外のメディアに報じられたことを受けて、やっと重い腰を上げたのだった。昨夜(9/10)は報棄てもNEWS23もこの件を報じていた。日本のメディアは、報じる時も「横並び」なのである。それまでは、たとえば朝日新聞特別編集委員星浩が、高市早苗を含む5人の女性官僚が任命されたのを歓迎するような間の抜けた発言をテレビでするていたらくだった。

高市早苗氏や稲田朋美氏、ネオナチ団体代表とのツーショット写真で波紋 | ハフポスト

高市早苗氏や稲田朋美氏、ネオナチ団体代表とのツーショット写真で波紋
The Huffington Post
投稿日: 2014年09月10日 11時22分 JST 更新: 2014年09月10日 12時49分 JST


 9月3日の内閣改造総務相に就任した高市早苗氏ら自民党の国会議員3人が、ネオナチ団体の代表と写ったツーショット写真が物議をかもしている。47NEWSが報じた。

 第2次安倍改造内閣総務相に就任した高市早苗衆院議員や、自民党稲田朋美政調会長ら国会議員3人が、極右団体代表の男性と議員会館で会い、ツーショットで撮った写真が団体のホームページに一時公開されていたことが9日、分かった。議員側は「男性の人物像は知らなかった」と説明した。

(47NEWS「高市氏らが極右代表と写真 海外主要メディアも報道」より 2014/09/09 21:41)

 この団体は、「国家社会主義日本労働者党」(NSJAP)。公式サイトの記述によると、1982年に発足した*2。ナチ党と同様、国家社会主義思想や反ユダヤ主義を掲げ、ホロコーストの否定や外国人労働者の排斥などを訴えている。

 問題の写真は、2011年6月から7月にかけて、NSJAPの山田一成代表が議員会館に行った際に撮影されたもので、高市氏のほか、自民党政調会長稲田朋美氏、副幹事長の西田昌司氏の3人とのツーショット写真がNSJAPの公式サイトに掲載されていた。現在、該当ページは内容が変更されている。

 国際的にも波紋が広がっており、イギリス紙「ガーディアン」は9月9日、「ネオナチ写真が安倍首相のために頭痛を引き起こす」という記事の中で、「これらの政治家が山田のネオナチ思想を共有しているという証拠はないが、安倍政権の右傾化がますます進んでいるという非難を加速させた」と報じている。

「負け組の矜恃」さんは、

ガーディアンさん、違っていますよ。安倍にとっての頭痛の種ではなく、高市らは安倍の思いの具現化ですよ。

と仰っているが、その通りである。何より、「国家社会主義」とは、安倍晋三の敬愛する母方の祖父・岸信介の思想信条だったのだから。

*1:http://b.hatena.ne.jp/entry/matome.naver.jp/odai/2140963578944305601

*2:「1952年」の誤りであろう=引用者註