安倍晋三とマスコミ幹部との癒着は今に始まった話ではないが。
山本太郎が安倍首相とマスコミ幹部の「接待会食」を追及! 政府と報道各社の対応は?|LITERA/リテラ に、安倍晋三とマスコミ幹部との会食のメンバーが書かれている。
●秘密保護法成立後の13年12月16日
場所=東京・山王パークタワー内中国料理店「溜池山王聘珍樓」
出席者=田崎史郎「時事通信」解説委員、山田孝男「毎日新聞」専門編集委員、曽我豪「朝日新聞」政治部長、小田尚「読売新聞」東京本社論説委員長、粕谷賢之「日本テレビ」報道局長
●靖国神社を訪問した13年12月26日
場所=東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京内日本料理店「雲海」
出席者=報道各社の政治部長
●消費税増税が施行された14年4月1日
場所=東京・四谷の居酒屋「鉄板酒場アケボノヤ四谷店」
出席者=報道各社の記者
●翌4月2日
場所=東京・赤坂の日本料理店「こうしんほう」
出席者=赤座弘一「BS日テレ」社長、原田亮介「日本経済新聞」常務執行役員ら報道各社の政治部長経験者
●集団的自衛権行使容認の検討を公式に表明した14年5月15日
場所=西新橋「しまだ鮨」
出席者=田崎史郎「時事通信」解説委員、山田孝男「毎日新聞」専門編集委員、島田敏男「NHK」政治解説委員、曽我豪「朝日新聞」政治部長、小田尚「読売新聞」東京本社論説委員長、粕谷賢之「日本テレビ」報道局長
●衆議院選が行われた14年12月14日の翌々日
場所=西新橋「しまだ鮨」
出席者=田崎史郎「時事通信」解説委員、曽我豪「朝日新聞」政治部長、山田孝男「毎日新聞」専門編集委員、小田尚「読売新聞」東京本社論説委員長、石川一郎「日本経済新聞」常務、島田敏男「NHK」政治解説委員、粕谷賢之「日本テレビ」報道局長
上記のリストを見ると、朝日の曽我豪、毎日の山田孝男、読売の小田尚、時事の田崎史郎、日テレの粕谷賢之の5人が出席した会食が3回あることがわかる。そのうちあとの2回にはNHKの島田俊男が加わり、最後の1回には日経の石川一郎が加わっている。
彼らを固定メンバーとした会食のようだ。周知のように、朝日の曽我豪は、『文藝春秋』2008年10月号に掲載された麻生太郎の「論文」を代筆したとされる。また、毎日の山田孝男は、東電原発事故の直後に原発批判で名を売った人間だが、実はゴリゴリの右派記者で、一昨年(2013年)、あの故岩見隆夫ですら反対を表明した秘密保護法案に賛成するコラムを自紙に書いた。いかにも安倍晋三とつるみそうな人たちだと思う。
ところで『LITERA』の記事で曽我豪の肩書きが「政治部長」になっているが、もうとっくに政治部長を退任して「編集委員」になってるよ。『LITERA』の記事を書いた野尻民夫氏は気をつけた方が良い。
また、毎日の山田孝男もかつて政治部長だった。その点で曽我豪と共通している。
ただ、曽我豪と山田孝男は、ともに自紙に腐ったコラムを書くけれど、それぞれの社論を代表する記者というわけではない。それどころかその立ち位置はむしろ社内でも異端だ。これに対し、小田尚は読売の「論説委員長」であり、もろに社論を代表している。その違いは押さえておいた方が良い。
とはいえ、曽我豪や山田孝男のような人間を政治部長に据えた朝日・毎日もまたダメ新聞であることも確かだが。大新聞の政治部なんてろくなものではない。