kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

コクヨの穴開けパンチのリコール告知記事に誤記あり?

コクヨの穴開けパンチのリコール告知記事に、300件近いはてなブックマークがついている。

穴あけパンチ(2穴パンチ)の使用中止のお願い|リコール|コクヨお知らせ|コクヨ

穴あけパンチ(2穴パンチ)の使用中止のお願い

弊社が生産しておりました穴あけパンチ(2穴パンチ)におきまして、 ハンドル部分のバネの破片が飛び出したことで、お客様が負傷された事故が発生いたしました。対象の製品におきましては、ハンドル部分のバネが破損した場合にバネ破片が飛び出す可能性がございます。

お客様のお手元に対象製品がございましたら、ただちにご使用を中止していただくとともに、穴あけパンチお問い合わせ窓口(フリーダイヤル 0120-151168)までご連絡をくださいますようお願い申し上げます。 詳細につきましては、下記をご覧ください。

お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますことを重ねて深くお詫び申し上げます。何卒、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2015年4月16日
コクヨS&T株式会社


はてなブックマーク」を見ると、

パナソニックで眼球が破裂する事故があったため

とある。えっ、本当かと思ってネット検索をかけたが「某パナソニックで眼球が破裂する」事故だったという裏はとれなかった。だがありそうな話ではある。

私自身の現在の仕事において、自分でパンチ穴を開ける機会は少ないが、事務処理担当の人たちはもちろん年中やっているし、パンチ器も多数ある。かつては自分でパンチ穴を開けることが多かったこともあって、私物としても2つに折りたためるかさばらないタイプのものなど2個を持っている。ただ私は眼鏡をかけているので、眼球破裂のリスクは少ないかもしれない。

ところで、この記事を書こうと思ったのは、コクヨの告知に誤記ではないかと疑われる箇所があるからだ。上記の告知では画像になっているので、同内容が文章で書かれている別の告知記事から引用する。
| オフィス用品通販【たのめーる】 より

対象製品により、回収後の対応方法が異なります。下記対象製品以降をご確認の上、対応いただきますようお願いいたします。

●対象製品
コクヨS&T株式会社製:穴あけパンチ(2穴パンチ) 
 ・PN-82B・PN-82NB・PN-83B・PN-83NB (製造期間:2003年11月〜2009年9月)
  「ロット番号(8桁)の最初3桁が301〜909」で始まるもの
   ⇒回収・交換対応となります。
    手順の詳細は当お知らせ内の対応方法をご確認ください。
 ・PN-92B・PN-92DM・PN-92NB・PN-92NDM・PN-93B・PN-93DM・PN-93NB・PN-93NDM (製造期間:2001年12月〜2009年9月)
  「ロット番号(8桁)の最初3桁が112〜909」で始まるもの
   ⇒ 回収・修理(安全パーツの取り付け)対応となります。
    手順の詳細は当お知らせ内の対応方法をご確認ください。


マックス株式会社製:穴あけパンチ(2穴パンチ)
 ・DP-23・DP-45 (製造期間:2003年10月〜2009年10月)
  「ロット番号(5桁)の最初3桁が310〜910」で始まるもの
   ⇒ 回収・修理(安全パーツの取り付け)対応となります。
     手順の詳細は当お知らせ内の対応方法をご確認ください。


変だと思ったのはロット番号である。製造期間が「2003年11月〜2009年9月」であるなら、ロット番号の最初3桁は「311〜910」になるんじゃないかと思ったのだ。つまり、「2013年11月」が「2013年1月」の誤記であるか、「301」が「311」の誤記であるかのいずれかと想像される。ただ、コクヨにとっても顧客にとっても幸いと思われるのは、欠陥のある商品が間違ってリコールの対象にならない「重大な誤記」にはなっていないことだ。また、コクヨが特殊な(一般的ではない)ロット番号の定義をしている場合は上記の限りではないが、その可能性は高くないように思われる。

はてなブックマーク」が300件近くもついているから、他に気づいた人もいるかと思って確認してみたが、記事を書く直前の時点では気づいた人は誰もいなかったようだ。