http://www.asahi.com/articles/ASHD15G3NHD1UCVL028.html
新語・流行語大賞に「爆買い」「トリプルスリー」
藤井裕介
2015年12月1日20時13分
今年の世相を映した言葉を選ぶ「2015ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、発表された。年間大賞には、今季のプロ野球で2選手が達成した「トリプルスリー」(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)と、訪日外国人が家電製品などを大量に購入する「爆買い」が選ばれた。トップ10には、安倍政権が打ち出した「一億総活躍社会」と共に、政権が進めた安全保障関連法制への反対で広がった「アベ政治を許さない」や、学生団体「SEALDs(シールズ)」も入った。大賞やトップ10の候補にあげられた50語には他にも政治関連の言葉が多く、選考委員長のジャーナリスト・鳥越俊太郎さんは「今年は『政治の季節』だった」と振り返った。
「トリプルスリー」で受賞した福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手と東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手は、受賞をきっかけに「プロ野球を盛り上げたい」と誓った。
「爆買い」で受賞した免税販売大手ラオックスの羅怡文(らいぶん)社長は「爆買いの本質は日本の商品の良さ。世界の人々により良い商品を届けるよう努力していきたい」と話した。(藤井裕介)
■新語・流行語トップ10(敬称略)
●トリプルスリー
●爆買い
羅怡文(ラオックス社長)
(以上、年間大賞)
●アベ政治を許さない
●安心して下さい、穿(は)いてますよ。
とにかく明るい安村(お笑い芸人)
●一億総活躍社会
安倍晋三(首相)
●エンブレム
●五郎丸(ポーズ)
●SEALDs
奥田愛基(SEALDsメンバー)
●ドローン
野波健蔵(千葉大特別教授)
●まいにち、修造!
松岡修造(元プロテニスプレーヤー)
(朝日新聞デジタルより)
ヤクルトファンで、2013年6月にまだ売り出し前の山田哲人が決勝打を放った千葉ロッテ戦をQVCマリンフィールドのスタンドで観戦したのが自慢の私ではあるが、さすがに「トリプルスリー」の流行語大賞というのには無理があると思う。今どきプロ野球に関心のある人など少数派だと思うし。もうテレビ(地上波)のプロ野球中継もやってないでしょ、特にヤクルト戦なんかは。
で、さっそくケチをつけられてしまっているが、致し方なかろう。
https://news.careerconnection.jp/?p=18817
新語・流行語大賞「トリプルスリー」に困惑の声 「流行ってたん?」「初めて聞いた」
2015.12.1
キャリコネ編集部
2015年に話題となった言葉に贈られる「ユーキャン 新語・流行語大賞」が、12月1日に発表された。年間大賞には「トリプルスリー」と「爆買い」が選ばれた。11月10日に発表された候補50語には、「自民党、感じ悪いよね」「I am not ABE(アイアムノットアベ)」「アベ政治を許さない」「戦争法案」「国民の理解が深まっていない」「とりま、廃案」「シールズ(SEALDs)」など、政権与党に批判的な言葉が並んでいた。
政治批判が後退「今回は安定の逃げだな」政権批判のうちトップ10に選ばれたのは「アベ政治を許さない」と「シールズ(SEALDs)」の2つ。候補に挙がった時点で「政治色が強すぎる」という評価が多かったことから、ネットには「批判に配慮したろ」「すごく微妙。左の委員の人間はビビったのか?」といった声も見られる。
「トリプルスリー」とは、プロ野球で打率3割、ホームラン30本、盗塁30個を同時に達成すること。ソフトバンクの柳田悠岐選手とヤクルトの山田哲人選手が今季達成したことで、プロ野球ファンの間では話題となったが、一般的にはインパクトが薄かったようだ。
「はじめて聞いた言葉が流行語大賞に!!」
「流行語大賞の爆買いはわかるけど、トリプルスリーってなんぞ?」
「流行ってたん?」 「トリプルスリーとか誰も使ってませんけど」
結局は誰の批判も受けそうにないスポーツ界からの選択に「今回は安定の逃げだな」「批判喰らって無難な所でおさめやがった」と首を傾げる人もいた。
まあ言われても仕方ないよね。でもまあ、「一億総なんちゃら」なんかが選ばれなかったのは不幸中の幸い。
大賞発表の前、岸井成格は「戦争法案」を挙げてたんだっけ。キャスターの首がつながっているうちに言いたいことを言おうってことかもしれない。
わたし的には、今年後半というよりこのところのマイブームなのは「立憲主義」かな。候補に挙がってないけど。そういや「新9条」とか「左折の改憲」なんかも候補に挙がってないよね。当たり前だけど。