kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「支点が徐々に右に動く振り子のような」日本政治の右傾化(中野晃一)/星浩はやっぱりダメダメ

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160329/1459206352#c1459210170

id:mtcedar 2016/03/29 09:09

野党共闘」論者の批判の"自粛"振りってのはまさにその通りで、共産党社民党に対してもその様な批判が憚れる風潮にありますよね。軽減税率推進論者のネトウヨを勉強会に呼んだ社民党にしてさえそうですけど、トランプの在日米軍撤退発言の言葉尻を取って「トランプ氏と一致点がないわけじゃない」なんて言う共産党 http://www.asahi.com/articles/ASJ3X6GKQJ3XUTFK00T.html もバカさ加減が過ぎると思いますし。

で、「新右派転換の波」の揺り戻しってよく考えてみると対抗勢力である日本社会党やリベラル・中道左派の変質や退潮の歴史って気もしますね。「戦後政治の総決算」の「揺り戻し」として一時期的に盛り返した日本社会党PKO法で孤立して結果的に退潮することになりましたし、「自社さ政権」の社会党も政策転換から結果的に社民党への看板掛け変え→民主党への分裂に、1998年の自民党参院選敗北・過半数割れは結果として小泉純一郎構造改革」の登場を生み、その結果一敗地に塗れた民主党が政策を保守寄り・右旋回することで政権獲得したことを考えると、「揺り戻し」とはいえ結局はリベラル・中道左派の退潮が全体的に進んだとしか思えません。


仰る通りで、「新右派転換の波」と書いた中野晃一は、それを「支点が徐々に右に動く振り子のようなもの」と表現しています(岩波新書『右傾化する日本政治』3頁)。


右傾化する日本政治 (岩波新書)

右傾化する日本政治 (岩波新書)


で、同様の運動はアメリカでもイギリスでもあったと。たとえば、1981〜92年のレーガン、ブッシュ(父)のあとのクリントンは「中道的な立ち位置をとる改革派として大統領選を勝ち抜いていった」(同10頁)、イギリスのブレアも「第三の道」「ラディカルな中道」を掲げたと(同9頁)。オバマなんかもそうですね。それから、今年の大統領選に勝つ可能性が今のところ一番高いと思われるヒラリー・クリントンのひどい軍事タカ派ぶりは、オリバー・ストーンとピーター・カズニックの本でオバマをこき下ろしている最終章に活写されていて、オバマともどもクリントンにもうんざりさせられます。2009年以降もアメリカも、ブッシュ(ドラ息子)のひどいトンデモ極右政治の揺り戻しとしてはあまりにも弱々しいものに終わりそうです。今年の大統領選で万一トランプなんかが勝ったらとんでもないことになるでしょうね。



さらに、中野晃一は右傾化は主に小選挙区制をとるイギリスやアメリカによって牽引されてきた、比例代表制が中心のヨーロッパでは英米とは様相が違うと指摘しています(同10頁)。その小選挙区制を導入した最大の立役者が小沢一郎であることはいうまでもありませんが、今は共産党志位和夫小沢一郎と意気投合しているていたらくです。昨日書いたように、中野晃一は小沢の「政治改革と政界再編」を「新右派転換の波」と位置づけていますが、小沢の新生党新進党河野洋平総裁時代の自民党より「右」であることなど、90年代の政治論議においては常識でした。その小沢と意気投合するする志位っていったい何者?と思わずにはいられません。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160329/1459206352#c1459266784

id:zenzaburo 2016/03/30 00:53

もっとも安倍は今日消費税は予定通りあげるのだ、と。乙武といい、岡田といい、このところ自爆が続く。


そんなの昔の中曽根康弘の「死んだふり解散」(1986年の衆参同日選挙)やちょっと前の橋下の「20000%」と同じで、安倍晋三の本心は消費税増税延期で100%固まってますよ。でも安倍としては今は「予定通り上げる」としか言いようがないし、先日の岡田のように民進党に「消費税率は予定通り上げよ」と言わせようとしているのではないかと想像しています。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160329/1459206352#c1459283656

id:axfxzo 2016/03/30 05:34
(前略)
しかし、ニュース23
見るんじゃなかった。これこそ自己責任なのだが、影の薄い報ステの朝日のオッサンがまともに思えるほど
星浩!あれはいけない!!もう、
報道姿勢とかな中身以前である。
辻元と自民党議員のミニ討論をおそらく(笑)『やりたかった』のであろうということしか、伝わらなかったのではないか?
星浩の存在意義は何なのか?
ただ、ただ、ドリフの仲本工事みたいにニヘラニヘラしていて、まあまあ、またの機会を的なことを述べたことしか、記憶にない。
こんな奴にいくら契約金を出したのか、そっちに関心ありだ。
コジタサンは腑抜けとか評されていたが、気になったのでネットで星のことを見てみたら『骨無しクラゲ』と、佐高さんがこき下ろしていましたね。産経の特集記事に出ていました。産経(笑)、安保法制に反対する人々をやっつけてやろうと、左翼どものバカぶりを反共的なアプローチでこき下ろしてやろうと特集を組んだつもりが、まあ、見事に安倍晋三の悪辣さぶりを報じてしまっていましたよ。バッカじゃ、なかろか、ルンバ~って感じ(笑)。
(後略)


昨夜で最終の出演になった朝日の論説委員は立野純二氏で、リベラル系のコメントをしますが、時に括弧付きの「リベラル」になってましたね。いつもってわけじゃないですけど。星浩は昔(2007年頃)は括弧付きの「リベラル」でしたが、今では保守派としか言いようがないでしょう。

TBS、性懲りもなく昨夜も見ましたが、小野寺と辻元の対論の前に映した「街の声」も、5人中3人が安保法支持で、反対は1人だけ。残る1人は「政府は丁寧に説明せよ」との立場でした。これが先週までだったら、賛否の比率は2対3か悪くても2対2、もしかしたら昨夜の逆の1対3だったかもしれないと思いました。これだけでも番組は改悪されたと思いましたが、星浩が中立の立場で司会しやがって腹が立ちました。あんなのが朝日新聞の元論説主幹代理務めてたわけです。朝日が劣化した理由がよくわかります。なお今年1月まで3週間に1度日曜日の2面に載っていた星のコラムは、なんでこんなやつが朝日で出世できたのか信じられないほどひどいものでした。頭の空っぽな保守派の記者の戯れ言という印象でしたね。

ってなわけで、やっぱり星浩はダメダメだなと思う今日この頃なのでした。