kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢信者」曰く「自称リベラルはトランプ叩きにかまけず安倍晋三を叩け」だってさ(失笑)

今や「絶滅危惧種」となった「小沢信者」だが、9.11陰謀論だの地球温暖化陰謀論だの、果てはユダヤ陰謀論だのにかまける連中は、もはや小沢一郎に血道を上げなくなったとしても、その発想のパターンは未だに変わっていない(というより死ぬまで変わらないだろう)。そんな彼らが今熱中しているのが「トランプはヒラリー・クリントンよりマシだ」という言説だ。

もちろん同じ「(元)小沢信者」であっても、昔から熱烈にヒラリー・クリントンを応援していた某ブログもある。そのブログに掲載された下記の文章*1には「いいぞ、よく言ってくれた!」と、敵の書いた文章ながら拍手喝采させられた(笑)。

 これだけはどうしても納得できないから言わせていただく!

  「土人」発言を差別発言だと叫んでいた連中が、
  「差別発言」の権化のような人物、トランプーを擁護しているのには唖然としている。

  貴方達、二度と、
  「差別発言は許さない」なんてウソ八百は吐かないでくださいね!!!
  どの口で言うのだって思っちゃうから、。。。

  ま、
  これで本性が見れてよかったな
  とは思うけどね、。。。
  人間の本性ってこんな時に現れるもんだなって思ったわwww
  
  本当に最悪だと思う、。。。


これを書いたブログ主は最近では「小沢信者」臭をほとんどさせなくなっているようだが、ご自身が認めている通り、かつてあんたがつるんでいた連中の本性を思い知ることができて良かったね、としか言いようがない。

一方、絶滅危惧種の「小沢信者」(最近では「山本太郎信者」に近いようだが)の噴飯もののTwitterの悪例が下記。

https://twitter.com/sensouhantai/status/798574608966221824

山岸飛鳥 絶対反戦&日本独立!
@sensouhantai

トランプに批判されるべき点が多いのは確かだろう。しかし、それにかまけて足下の好機を見逃している自称リベラルのなんと多いことか。米中露のバランスが変わり、安倍自民はフラフラだ。来月のプーチン会談は絶好の攻めどころなのに。

9:13 - 2016年11月15日


この男は「バリバリの現実派」だかを自負して、「トランプは明確にクリントンよりマシ」とかなんとか言い続けているのだが、トランプが早くも馬脚を現して批判され始めたことにおかんむりで、「自称リベラルはトランプばかり批判してないで安倍晋三を批判せよ」と言いたいらしい。トランプが安倍晋三と蜜月ぶりと見せつけるようになったら(早晩その事態は現実のものになると私はにらんでいる)、今度は何を言い出すんだろうね、この男は。

そこへ行くと下記さとうしゅういち氏の論評はさすがの一言だろう。

トランプと戦中日本軍国主義者の共通点と違い : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年11月15日)

トランプと戦中日本軍国主義者の共通点と違い

トランプさんと戦中日本軍国主義者の共通点はいくつかあります。

左翼もいわゆるネトウヨも言及したがらない事実として、戦中日本軍国主義者を一部左翼も持ち上げまくっていました。
河上丈太郎(のちに日本社会党委員長)、阪本勝(のちに兵庫県知事)ら、社会党の大物が戦後に公職追放されたことがその証拠です。
彼らは、軍部と一緒になって、既存政党を攻撃していたのです。
トランプも、一部リベラル派から持ち上げられまくっています。
それが危ういのです。
また、トランプも、戦中日本軍国主義も「反インテリのエスタブリッシュメント」的な雰囲気が押し上げました。
トランプの場合、アメリカの建国の源流のピューリタンの反知性部分に支えられています。
ピューリタンは、イギリス国教会のお坊さんの権威に反発。そのことは、科学の進歩にプラスになった反面、反権威の勢い余って知性を否定する場合もあった。
言うなれば「神様の前では平等」だから、インテリのいうことは無視、という訳です。
他方、戦中日本軍国主義者、特に皇道派は「天皇陛下の前ではみな平等」的なテーゼを出していた。
2.26事件は、ある種の天皇を担いだ共産主義暴力革命の試みでした。
いわゆる天皇機関説事件も既存インテリへの攻撃でした。

だが、戦前日本軍国主義者は、国を滅ぼした。

そして、おそらくトランプが格差を縮小することはできない。
場合によっては、戦前日本軍国主義者と似た過ちを繰りかえしかねないし悪影響は日本より派手に世界を揺るがしかねない。
 
ただし、今は昔より相互依存は進んでいます。その点は、国家間の戦争の確率は下がります。また、トランプ自体が戦中軍国主義者と逆の内向きです。その点も違います。

米日ともリベラル派の課題は明白。きちんと格差是正に向き合うことです。