kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「都民ファ□ストの会」の代表は安倍晋三も真っ青の極右

森友学園事件には「アッキード事件」とのあだ名はあるものの、その中身は「日本会議事件」としかいいようがない。

幼稚園児に「安倍首相 頑張れ」、「安保法制 国会通過 良かったです」と合唱させた森友学園に呆気にとられ、「安倍離れ」を起こした人の中には、「小池都知事が総理大臣になれば良いのに」と思っている人も少なくなかろう。しかしそれはとんでもない間違いだ。

先般の千代田区長選虚では、小池百合子が推しただけで天下り老害に加えて築地市場豊洲移転にまで加担していた多選現職首長が圧勝し、跳ね上がった投票率の分がまるまるこのクソジジイの票に加算された。この選挙で民進党共産党は「自民党が負けた」として選挙結果を喜ぶかのような愚かな反応を示した。中でも私が根に持っているのは共産党小池晃Twitterである。あんなTweetを発する程度の政治家だから、鴻池祥肇の仕掛けた罠にいとも簡単に引っかかったんだろうと思っている。

日本共産党の幹部党員である小池晃をはじめとして、極右政治家・小池百合子の危険さを甘く見ている「リベラル・左派・左翼」は少なくないように見受けられる。下記市井のブロガーが昨年7月31日の東京都知事選の3日後に公開した下記のブログ記事でも読んで、少しは反省してもらいたいものだし、「ポスト安倍」の候補に小池なんかを挙げないことを強く願う。

小池百合子都知事、特別秘書に子飼いの極右採用の波紋、・・・やはり変身はなかった つぶやき館/ウェブリブログ(2016年8月3日)より

小池百合子都知事、特別秘書に子飼いの極右採用の波紋、・・・やはり変身はなかった
作成日時 : 2016/08/03 16:26

 あるいは、今まで自民党小池百合子が演じてきた右翼は実は自民党内でのし上がるための、いわば処世術、その時と状況に応じて使い分けていた仮面であって都民の広い無党派層の支持が得られる現在となっては、極右のスタンスは薄まっていき、徐々にリベラルに戻っていくのでは、といく「期待」はものの見事に裏切られた、と言うしかないもちろん極右を捨ててリベラルに戻るのではは、あくまで希望であったわけである。日本新党から出発しても徐々に右傾化し、自民党の前は保守党であった。だからもはや日本新党時代の小池百合子に戻ることはないせよ、議会の承認を必要としない特別秘書に自民党に入った当初、秘書であり、極右としてつとに知られている野田数氏を決定したことに、「やっぱり小池百合子は変わっていなかった」という驚きとも落胆とも付かない、失望が広がっている。もう過去の極右の小池百合子は終わった、を内心望んでいた人たちには、「あるいは」の一縷の希望が消えたのである。

 小池百合子はしょせんカメレオンであり、都知事になったら「いい方向」に変わる、変わってくれる、すぐにではなくても、はとんでもない幻想となったのである。まんまと小泉劇場を演じた小池百合子だったが、その根底にあった動機は真っ黒な右翼そのものであったのである。

 といって野田数なる人物は今までは知名度の低い、まして東京以外の人で知っている人はごく少なかったと思う。東京書籍を入社した年に退職し、その後衆議院議員小池百合子の秘書に採用されたというから、まことに小池百合子にとっては子飼いの男には違いない。2012年、東京都議会に「大日本帝国憲法の復活」を求める請願が出され、不採択となったが賛成議員は四名でその中に野田数は入っている。小池百合子といっしょに自民党に入党しており、確かに、まさしく子飼いと分かる。小池百合子と野田数の付き合いはもう長いが、いったい全体、小池百合子は野田数の何を評価したのかである。これは言い換えれば、小池百合子という政治家の本質、さらに資質をつかむヒントでもある。

 そもそも小池百合子東京都知事に執着した原点が、何のことはない、この野田数の存在であったのだから。

 日本国憲法天皇陛下の認証をも経て正式な改正手続きで成立したものである。これを無効とし、大日本国憲法復活をいうのは要するに極右のたわごとでしかないだ、都議でありながらその請願に同調するなど言語道断であろう。個人的に日本会議はもとより多くの右翼団体と関わりを持ち、私生活上も問題が指摘される「特別秘書」である。確かに特筆すべきはその唾棄すべき人間性であろう。

 野田数が賛同した都議会への大日本帝国憲法復活の請願が不採択となったことへの小池百合子の語弊はあるが、復讐心が都知事小池百合子を駆り立てた、といってなんら言い過ぎではあるまい。

 2012年辺りから正論、WILL,SAPIOなどの右翼系雑誌にしきりに寄稿している。内容は非常に右翼的なものであり、朝鮮学校攻撃を繰り返しており、また戦前の日本の軍国主義を賛美している。要するに今風なネトウヨと足場は同じであり、日本会議在特会などとも同じスタンスになっている。何かといえばすぐ、「売国奴」とか「反日」と罵倒する至って下品で凡俗な男である。

 twitterで野田数は

 「我々は臣民として国民主権という傲慢な思想を放棄すべき・・・」

 などという、日本会議直結の国民主権否定の考えを提示している。

 端的に言えば、「およそお話しにならぬ極右」である。下の写真、野田数(かずさ)ブログにかって掲載されていた「尖閣に突進」尖閣を背にして日章旗を持っている、軽薄極まりなさそうな男が特別秘書になった野田数である。

(画像の引用は面倒臭いので省略した=引用者註)

 このような男が長年の子飼いである以上、小池百合子の極右性は筋金入りと断ぜざるを得ないが、東京都知事になっての変身も「特別秘書」採用で最終的に迷夢と判明したわけである。

 実際、都知事選挙小池百合子を大勝させた大きな層はネトウヨ、またはネトウヨにつながり若者、年金生活者、女性など広汎な年代、階層の右傾化した者たちであるという証拠がある。従って右傾化階層の支持を得た小池百合子がウルトラ何とかのような、極右の子飼いの男を登庁初日に特別秘書に採用したというのも、考えて見れば至極自然な成り行きであろう。

 2009年、自民党が下野したさい、ネット上で自民党サポートし、自民党批判者を攻撃するとい自民党ネットサポータークラブJ-NSCネトウヨの多くが加入しており、野党への誹謗中傷、攻撃も行うというものだが、実はこの設立総会に小池百合子が「相談役」で名を連ねていたことが発覚した。ネトウヨ層の小池百合子支持、」他候補へのネガティヴキャンペーンを見れば想像もついただ、やはりというものである。

 自民党はネット工作を非常に重視し、J-NSCはそれを担う存在だが、ネット上の世論誘導、自民党批判者への中傷攻撃、選挙における野党候補への組織的ネガティヴキャンペーンなどその一種の謀略的性格は非常に顕著といえる。

 要するに伝統的な保守とは異なる、民族差別を主眼とし、ネットでそれを吹聴し、さらには街頭に出て聞くに堪えぬ罵詈雑言を撒き散らす連中、その代表の在特会、なでしこアクションなどの団体、それらにつながる人物としての小池百合子、その親玉の安倍晋三日本会議というラインで捉えなければならない。

 枡添*1下ろしの段階ですでに産経が小池百合子と一体化していて現在に至っ
ているのを見てもそれは明らかである。

 北京都の*2首都同士の友好、さらに韓国との親善など舛添知事の「国家レベルでゴタゴタしている今こそ、都市の間での友好的雰囲気の確立を」という姿勢が韓国、中国を目の敵にする産経などの右翼メディアに「必ず舛添を引きずり下ろしてやる」という決意をさせたことは紛れもない事実である。舛添前知事の韓国人学校建設を槍玉に挙げていた産経の無料右翼アプリを見れば歴然である。その時点で小池百合子と暗に産経との共闘が何らかの形で確約されたはずである。従って小池百合子都知事になって最も変わる点は東京都の韓国、中国都の独自の友好の廃棄、もちろん韓国人学校建設はその特別秘書を見るまでもなく中止、白紙撤回となる。在特会の活動は東京都においていっそう熾烈になることは間違いない。

 すでに東京の右翼度はその教科書、歴史教科書の類を見ない右翼的記述であり、これが極右の小池百合子都知事で拍車がかかることは確かであるし、在特会などの民族排斥団体の活動も活発化するであろう。ただでさえ右翼的施設、右翼団体の多い東京である、・・・右翼のるつぼと化す懸念ははずれそうもない。

 野田数を特別秘書に採用の小池百合子に(時間差はあっても)圧倒的勝利を与得た東京都民である。もはや路線変更はあり得ない、極右の道、日本会議の道である。東京都民が果たして小池百合子のどの部分に魅力を感じて雪崩を打って圧勝を与えたのか、・・・分からないが、今となればリベラル女性東京都知事小池百合子はあり得ないはなしになってしまった。その特別秘書の徹底した反朝鮮、韓国的姿勢、戦前回帰の塊というべき、いわば「荒唐無稽の現実化」を見れば、今後の東京都政も推して知るべしであろう。

 端的に言えば、その日本会議国会議員懇談会副会長職は言うまでもなく、民族差別を根底に据える男を秘書に引き立てて、その縁で在特会とも関係を持ち、在特会後援の演説会で嫌韓演説を滔々とぶった小池百合子、・・・2003年ころとされるが、・・・・この時点で極右のスタンスは確定したはずである。その極右ぶりを評価されてその後、防衛大臣就任となった。

 ここまで右翼的性格に強い小池百合子を選挙運動中の言動で、そこにリベラルを観てしまった、というより幻想をいだいたのは東京都民の手痛い錯覚というべきであった。都知事なって一新されてリベラル開明になるどころか、従来に輪をかけての極右化推進になるだろう。

 実際の所、選挙期間中は巧みに非自民の半分の仮面も使って無党派層に浸透しても、全ては官邸の了承済の行動であることは正直に告白もしていた。都民向けのパフォーマンスならどうにでもなる。

 国政の戦前回帰は安倍晋三が総裁任期延長してでもやり遂げる、東京、帝都の戦前回帰、右傾化は小池百合子に任せた、というところであろう。

 就任早々、リベラルで開明的なコメントもあったが、スタンスが極右で確定では、・・・これから都政が、いわばファッショ的革新に晒されるであろうことは疑いない。東京五輪の前に一旦辞任するのかどうか知らないが、その時、都民がさらに右翼バネで圧倒的信任を与えるようなら、21世紀、大日本右翼帝国の成立は間違いないであろう。


上記は昨年の都知事選のわずか3日後の記事だ。

正直言って、これほどの透徹した眼力や洞察力の持ち主であってもなお、

都民の広い無党派層の支持が得られる現在となっては、極右のスタンスは薄まっていき、徐々にリベラルに戻っていくのでは、といく「期待」

を持っていたとは、と思わされるが、

 北京との首都同士の友好、さらに韓国との親善など舛添知事の「国家レベルでゴタゴタしている今こそ、都市の間での友好的雰囲気の確立を」という姿勢が韓国、中国を目の敵にする産経などの右翼メディアに「必ず舛添を引きずり下ろしてやる」という決意をさせたことは紛れもない事実である。舛添前知事の韓国人学校建設を槍玉に挙げていた産経の無料右翼アプリを見れば歴然である。その時点で小池百合子と暗に産経との共闘が何らかの形で確約されたはずである。従って小池百合子都知事になって最も変わる点は東京都の韓国、中国都の独自の友好の廃棄、もちろん韓国人学校建設はその特別秘書を見るまでもなく中止、白紙撤回となる在特会の活動は東京都においていっそう熾烈になることは間違いない。

という指摘は実に鋭い。4か月後の下記の一件(「情弱」の私は下記産経の報道からさらに1週間近く遅れて知った)を言い当てている。

【都議会開会】「都民ファーストの観点から韓国人学校への都有地貸与を撤回」小池百合子知事が所信表明 - 産経ニュース

【都議会開会】
都民ファーストの観点から韓国人学校への都有地貸与を撤回」小池百合子知事が所信表明

 東京都の小池百合子知事は1日の所信表明で、これまでの取り組みの成果の1つとして「都民ファーストの観点から、地域住民の声も反映し、韓国人学校への都有地貸与の撤回なども行ってきた」と語った。

 また、都政透明化に向けて「情報公開を徹底するために、口利きの記録化や黒塗り資料の積極的な公開も進めてきた」と強調した。

(産経ニュース 2016.12.1 13:59更新)


ここで、安倍晋三を嫌いつつ小池百合子に「ワクワク」しているであろう「リベラル」が知らないかもしれないことを指摘しておく。いや、私がよく揶揄するブログ主は相当な博識だからもしかしたら知ってるかもしれないけれど、常日頃名古屋のCBC中日新聞系の放送局)が制作しているTBS系のワイドショーを見て「小池劇場」に期待し興奮している人たちの大部分は、つい先日まで塚本幼稚園について何も知らなかったに違いないのと同様、下記の事実もご存知ないだろう。

それは、「都民ファ□ストの会」の代表が、上記ブログ記事が槍玉に挙げたトンデモ極右・野田数(のだ・かずさ)その人だということだ。野田数は、安倍晋三も真っ青の筋金入りの極右である。

私が1文字を伏せ字にした理由もわかっていただけるのではなかろうか。

リベラル・左派・左翼は間違っても小池百合子に評価したり小池を評価したりしてはならない。私はこのことを何度でも繰り返し訴える。

*1:原文ママ。正しくは「舛添」=引用者註

*2:「北京との」の誤変換であろう=引用者註