kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

山尾志桜里が民進党離党届を提出

山尾志桜里が昨夜(9/7)、民進党に離党届を提出した。

http://www.asahi.com/articles/ASK974CR9K97UTFK008.html

民進・山尾氏が離党届提出 既婚男性との交際問題報道で
2017年9月7日21時02分

 民進党山尾志桜里・元政調会長(43)=衆院愛知7区=が7日、離党届を出した。山尾氏が記者会見し語った。同日発売の「週刊文春」が山尾氏と既婚男性との交際問題を報じたことを受け、党にとどまって議員活動を続けるのは困難と判断した。これまで自民党議員の交際問題などを追及してきたことも考慮した。

 離党届の取り扱いは党が判断する。若手の代表格で、党勢回復の「切り札」としていったんは幹事長に起用することが内定した山尾氏の離党は、前原誠司代表率いる民進新執行部にとって大きな痛手だ。10月22日投開票の衆院3補選への影響も避けられず、前原氏は厳しい局面に立たされた。

 党関係者によると、山尾氏は政策ブレーンで、既婚の男性弁護士と東京都内で一緒にいるところを写真に撮られ、この男性との交際について3日夜、週刊文春の取材を受けた。山尾氏は新執行部の幹事長に内定していたが、前原氏は影響などを考え、起用を断念した。

 山尾氏は7日夜、記者団の前で文書を読み上げ、「弁護士と男女の関係はありません。しかし、誤解を生じさせるような行動で様々な方々にご迷惑をおかけしました」「国会論戦の場に、混乱を持ち込むことは党、支援者にさらなるご迷惑をおかけすると判断し、離党を決断しました」と述べ、陳謝した。

 前原氏は5日の両院議員総会後は「有為な人材なので、活躍の場をしっかり探していきたい」と説明。7日には記者団に「本人から話を聞きたい」と述べていた。

 山尾氏は検察官出身で、夫と子供がいる。前身の民主党政権交代を果たした2009年衆院選で愛知7区から立候補して初当選。12年に落選したが、14年に返り咲いた。当選2回。昨年の国会では、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」を取り上げ、安倍晋三首相を追及した。

朝日新聞デジタルより)

この件で私が驚き、かつ憤りを覚えたのは、山尾批判の声が真っ先に上がったのが民進党内の国会議員たちだったことだ。それに同調するかのように山尾批判の論陣を張ったのがネットの民進党シンパたちだった。

普段から民進党の悪口を書いている左側のサイトは、私自身も含めて山尾の軽率さを軽く批判する程度に留めているのに対し、明確な民進党支持を明言している者や、いつも口を濁すものの、はたから見ると明らかな民進党シンパとしか思えない者たちに限って、山尾志桜里に対して異様に厳しい。もちろん例外もあるが。

一応、両側の論調の例として、『晴天とら日和』と『日本がアブナイ!』のブログ記事から引いておく。ともに前原誠司に対して批判的な論者ながら、記事の内容は対照的だ。

前者は、まず布施祐仁氏の下記のつぶやきを引用する。

https://twitter.com/yujinfuse/status/905606591658860546

布施祐仁‏
@yujinfuse

憲法改正がどうこうより、まずは違憲の安保関連法の廃止が先、それをそのままにした9条改憲はあり得ないという合意じゃなかったんだっけ? それも見直すの?

前原代表、野党4党合意見直しへ 改憲反対「話通らぬ」:朝日新聞

18:40 - 2017年9月6日

これを受けての文章を引用する。

【マエハラ】何処がどう変わったんでしょうか?アチコチ怒りの声が充満してるんだけど!+ 【前川喜平氏】「NHKや読売新聞には同情」 「組織で四苦八苦しながら生きている」 : 晴天とら日和 (SEITEN TORA BIYORI)(2017年9月7日)より、引用者(私)のコメントを挟みながら引用する。

憲法改正原発
前原民進党は、この国論を二分する問題で、
自民党の対立軸にならなければいけないのに、第二自民党になった。
連合との関係を強化するために、原発推進野党共闘見直しに舵を切ってしまった。
憲法改正では持論を展開。政権交代を夢見て彷徨う前原誠司
代表として年を越せるかどうか。

年越しはまず無理だろうね!

原子力ムラ・アベの補完勢力になるんですか】
民進党の前原代表は、電力総連大会に出席後、
次期衆院選選挙協力を盛り込んだ共産党等との4党合意を見直すよう執行部に指示し、
憲法改正論議にも積極的に取り組む意向も表明。歴史の大罪を犯すかも。

そういや前原誠司の推薦人に東電労組出身で連合の「組織内候補」小林正夫がいたよね!

お仕事早ッ 野党共闘の見直し!(汗 
民進党の前原代表は共産党などとの野党連携を見直し
「代表選挙で勝利したもちろん独裁者ではないので、
自分が言っていたことが全部その通りになるとは思わない」
ま、独裁者は自らは「独裁者」とは言いませんし

そりゃ「野党共闘」の存続可否が争点になった民進党代表選に勝ったんだから、多数派の支持を受けての当然の動きでしょう、前原にとっては。

前原の野党共闘見直しに手を叩いて喜んでいるのが安倍だ。
宣伝広報紙の読売や産経そして取り巻きの評論家も口を揃えて
共産党との共闘は民進が食われるだけだと白アリ論を展開している。
彼等が一番恐れているのが野党共闘での統一候補と統一名簿での選挙戦
である事を忘れてはならない。


前原民進党は、共産党との連携によって失った「中道保守層の支持」
という幻想を取り戻して、夢の中で政権交替でもしておいてください。
目が醒めた時には、もう民進党は消滅してますから。

民進党代表選の前に、安倍晋三の「寿司友」にして、最近やや出身組織の(「リベラル」とされる)共同通信に遠慮してか「転向」気味の後藤謙次が、都議選を見ても「保守層」(正しくは「右翼層」だと思うが)はみんな「都民ファーストの会」に流れてしまっていると指摘していた。前原の動きは小池ファ★ストとの合流を目指すものにほかならないが、小池の指示を受けている若狭勝は、民進党との連携を否定している。若狭(というより小池百合子)の意図は明らかであって、小池ファとくっつきたいなら民進党を離党して来い、主導権はあくまで自分たちが握るという明確な意思表示だ。現にこの手法で彼らは都議選を勝ち抜いてきた。「勝利の方程式」に沿って動くのは当たり前なのだが、民進党を未だに盤石な大組織だと思い込んでいる民進党の議員たちやネットの民進党応援団にはそのことがどうしても理解できないらしく、あとで引用する『日本がアブナイ!』などは、若狭勝の発言に驚いた、という記事を二度も書いていた。だが、そんなことに驚いている方が私にはよほど不思議だ。民進党はマスコミ報道でも公然と「解党の可能性」が議論される瀬戸際の組織なんだよ!

「目が醒めた時には、もう民進党は消滅してますから。」というのは本当にその通りだと思う。

核実験を受けての発言、
首相会見、社民党共産党民進党、各トップの発信を比べてみる。
首相会見が一番言葉が少なく幼い。殆ど何も言ってない。
だから「世界の平和を守るため」なんて表現が浮く。
前原談話も、非難の根拠が国連決議違反のみで、首相発言に近い。

安倍晋三前原誠司には、核兵器が「絶対悪」だという認識が欠けてるんだと思う。安倍は小泉内閣官房副長官だった2002年に早稲田大学で行った講演で「核兵器保有も使用も違憲ではない」と言い放った男だし、前原の心性もそんな安倍に近いのだろう。

このあと、やっと本記事の論点の核心部である山尾志桜里絡みの話になる。

代表選が終わった直後に支持率下げるって、どんな芸当だよ。
これ、山尾さんだけの責任ではない。
野党間合意を否定するかのような前原の発言。
山尾さんの離党の可能性をテレビ局に垂れ込んで足を引っ張る匿名の陰険な民進党議員。
その結果がコレだよ。

そうだよ! 山尾志桜里の離党の可能性をテレビ局の取材記者に「匿名を条件に」しゃべったり、前原誠司が「ロケットスタート」を切った、解党に向けて着実に進んでいると言ったり。こいつらほど腹立たしいやつらはそうそういないが、前原はこともあろうにそんな卑劣漢どもに迎合する言動を繰り返し、自ら抜擢しようとした山尾志桜里を守ろうともしない。だからそんな前原の言動を私は「倒錯」と評したのだ。あとで引用するマスコミ報道によると、山尾は民進党執行部の動きに不信感を抱いているとのことだが、そりゃそうだろう。

右派の前原が代表になって、改憲議論にも応じる構えを見せ、
野党共闘さえ見直すポーズまで決めたんだから、
共産党との協力で民進党から離れていったとかいう「中道保守層」がワンサカ戻って来て、
支持率が急上昇するんじゃなかったっけ?


前原代表、野党4党合意見直しへ 改憲反対「話通らぬ」
 ↑
前原氏「話通らぬ」のはあなたです
野党4党は「安倍政権下での憲法9条改悪」反対を確認し、
衆院選での候補者調整で合意した公党の約束反故は、支持者を裏切る行為。
断じて許さない


まさか安倍さんのマネして、選挙中だんまりで終わったら改憲推進ですか?
最低ですね、前原さん。
民進党の皆さんがこれに加担するなら、
ご自分たちだけで補選をやってもらうしかないですね。
無条件で民進党を助けるための共闘ではないですから。


共産党を含む野党共闘を否定して、
補選に挑むことが試金石だと?
そんなもん民進党の墓石に決まってるだろうがボケ。
=以上 怒ってる声!=

「そうだそうだ!」の一語。全面的に共感する。

なお、民進党びいきと思われる方の意見として、しばしばこのウェブ日記のコメント欄で消費税や菅直人神野直彦の評価に関する意見が私と合わないid:RASEN-KAIDAN氏が毎日新聞記事につけた「はてなブックマーク」の下記のコメントに共感した。

http://b.hatena.ne.jp/RASEN-KAIDAN/20170907#bookmark-344555630

気の毒過ぎる、風紀委員じゃねえんだよ、庇えない前原は最悪。其々の家庭には悪いだろうが世間にも国民にもなんも悪くない。田中角栄菅直人ミッテランビル・クリントンは首相と大統領辞めるのかよ。

本当にその通りだ。田中角栄については、秘書だった故佐藤昭子(佐藤昭)やその娘の佐藤あつ子の「著書」を読めば、今回のような件で山尾志桜里を離党に追い込み、議員辞職への圧力までかけた民進党議員どもの異様さがよくわかるだろう。私は一貫して「白猫黒猫論」の支持者であって、こんな件で山尾志桜里が離党だの、ましてや議員辞職だのをする必要は全くないと思う。民進党議員たちの動きには驚き呆れるばかりであって、やつらの方がよほど下劣だと私は確信する。山尾志保里の足を引っ張ったやつらに限って何をやってるかわかったものではない。

一方、『日本がアブナイ!』の論調はかなり異なる。もっとも山尾志桜里が離党届を提出し、それが今日にも受理されようという情勢にあってはブログ主の意見にも変化があるのかもしれないが、下記はその前の時点で書かれたと思われる記事。

前原民進、嵐の船出。秘蔵っ子山尾にスキャンダルで起用できず。無難な人事に保守系は不満かも : 日本がアブナイ!(2017年9月7日)より

(前略)実は、当初メディアでは、山尾志桜里氏が幹事長に内定したと流れていたのだが。経験の乏しい衆院2期生の幹事長抜擢に党内から疑問、批判の声が。(mewも疑問だった。)
 さらに山尾氏に不倫スキャンダルが出るとの情報が出たため、前原代表は売り物にするはずだった山尾氏を執行部に起用することができず。本人も「苦難の船出」を覚悟していたように、最初から嵐のようなバタバタの船出となってしまった。(>_<)

(中略)

 で、前原氏は本当は自分のグループからの側近役員として、山尾志桜里氏を要職に起用したかったのだが、それは失敗。<あとで書くけど、何か安倍&稲田を思い出してしまったmew。^^;>

(中略)

 他方、今回、大騒動になって、嵐に船出を呼び込んでしまったのが、山尾志桜里氏(44)のことだ。(@@)

 今回の前原人事は、周辺の反応を見たかったのか(or誰かすぐリークしちゃうのか?)、不思議なことに、もう9月の2〜3日からメディアにどんどん情報が流れていて。3日めには、山尾氏が幹事長に抜擢されるという情報が飛び交うことになった。(・o・)

 山尾氏は前原Gの秘蔵っ子。昨年、例の「保育園死ね」を国会で取り上げ、安倍首相を追及したことで、全国的に有名に。子役、検事などを経験しているためか、理論的にわかりやすく発言できるので、発信力、アピール力もあるし。もともとは明るいキャラだし。<何か前原くんにないものがたくさんあるので、余計に惹かれてしまうものがあったりして?安倍氏が稲田氏に期待してたみたいに、期待してたのかな?(・o・)>
 そこで前原氏は、今後の国会議員としての成長期待込みで、幹事長に起用して、党や選挙の顔にしたいと考えたようなのだ。(・・)

 でも、幹事長っていうのは、党運営現場のTOPの存在。まずは党の何百億円のお金を握り、公認権も握り、その上で全ての議員をまとめて党運営を行なうと共に選挙を仕切る、他党の幹事長とやり合うというのが最大の仕事なのである。(**)
民進党は腐っても野党第一党で、今でも140人以上、国会議員がいるしね〜。^^;>


 実際、常識的に考えて、果たしてそのような仕事が、まだ2期生の山尾氏に務まるかと言えば、答えは「NO]だろう。(@@) <そんなにオモテに出したいなら、小泉進次郎くんや萩生田くんみたいに、幹事長代行とか副幹事長とかにして、カメラの前に出しまくればいいんじゃない?(・・)>

(中略)

 案の定、前原氏の側近や関係者からも、山尾氏の幹事長就任には異論が相次いだらしくて。前原氏は、やむなく山尾氏の幹事長就任を断念。大島氏を起用することにして、今度は、山尾氏を代表代行にすると言い出したのであるが・・・。

<代表代行というのは、いざという時に代表に代わって仕事をする人で、形式的には党ナンバー2の要職ゆえ、山尾氏は尚更に適しないと思うのだけど。よっぽど執行部の要職&自分の近くに起きたかったのかしらね。^^;>

 ところが、そこに山尾氏と男性弁護士のW不倫の記事や写真が、今週発売の「週刊文春」に載るとの情報が。(・o・) <それも何と2日に、山尾氏が幹事長内定したのを受けて、お祝いお泊りした場面も撮影されているとか?(~_~;)>
 山尾氏は前原氏に事実無根だと伝えたそうだが。前原氏は、色々と総合判断した上、今回の人事では他の要職も含め、山尾氏の起用を見送ることに決めたという。(-"-)


 政界では「デル杭はスキャンダルで打たれる」が定説。山尾氏は昨年、保育園ネタでかなり安倍首相をやり込めて有名になっていたことから、目をつけられていたのではないかと察する。(ガソリン問題も指摘されたしね。)
 今回の件もウワサになっていて、一部の記者が前から追っていたらしいのだが。幹事長に抜擢といううニュースが流れたため、(どこかからGOサインが出るのか?)ここぞって時に、ど〜んと出して来たのだろう。(~_~;)

<そう言えば昔も、折角、期待が大きかったのに、スキャンダル発覚により「モナ男くん」扱いされちゃったことから、なかなか上に上がり切ることができず。ついに離党しちゃった人とかもいたな〜。^^;>

 ただ、もし山尾氏が幹事長に就任した後、1週間ぐらいしてから、この記事を出されたら、前原民進党はとんでも混乱に陥って、来月の衆院補選(&解散総選挙)にはまともに対応できなかったからも知れず・・・。

 まあ、今は民進党からちょっと距離は置いているはずなんだけど。思わず「いや〜、人事が正式に発表される前でよかった、よかった」と安堵してしまった、塞翁が馬っ子のmewなのだった。_(。。)_

どうやらこういうのが民進党シンパの平均的な感覚なのかもしれない。当然ながら私とは全く感じ方が異なるが、それは人それぞれだから仕方なかろう。

だが、この記事を読んで、民進党シンパの人たちは、マスコミでもしばしば言われる「民進党解党の可能性」を全然信じてないんだなと思い、その根拠のない楽観論というか民進党という組織に対する意味不明の信頼感には驚きを禁じ得ない。私は民進党なんかいつなくなってもおかしくないと日々思っているのだが。

上記ブログ記事に対置したいのが、下記日刊スポーツの名物コラム「政界地獄耳」だ。このコラムの方が私にはよほどしっくりくる。

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1884080.html

「離党」口にする議員に覚悟あるか/政界地獄耳

 ★幻の幹事長候補・山尾志桜里を巡り民進党内の声を聞くと、なんとも暗たんたる気持ちになる。山尾が幹事長候補になれば、「経験不足」「選挙実務が足りない」と批判し、スキャンダル報道が出れば今度は「もう解党だ」「もう終わりだ」と嘆く。この党の文化とは何なのだろうか。他力頼みで、風や波に乗り当選。その時は自分のおかげで逆風が吹けば「もうだめだ」と自分以外の誰かのせいに。民進党の組織政党としての覚悟もプライドもないありさまにはうんざりする。

 ★「ここはピンチだ。みんなで応援して支えよう」という声が聞こえてこないのはもうしょうがないとあきらめるとしても、幹部が何か発言して空気を変えたり、ムードを作るなど知恵も出ない。メディアの厳しい声や有権者のあきれた声につられて一緒にへこたれてどうする。ほんの数日前に反転攻勢を誓ったばかりではなかったのか。

 ★党内には離党ドミノを案ずる声もある。離党者がこれから続出するのではないかという不安だ。党中堅議員が答える。「『離党』をみんな簡単に口にする。離党した元の仲間と簡単に『また一緒に仕事ができる日が来るかもしれない』と同僚議員と声を掛け合う。そんなに簡単なものだろうか。離党すればすぐさま、民進党支部の資金が止まり活動もストップする。党からの資金が止まれば事務所の維持から秘書の給与まですぐに響く。勢いで飛び出すのは結構だが、その覚悟がどれだけの議員にあるのか」。加えて党の離党者や除名者と「また一緒に」と簡単に言うが、組織を離れたものの友達感覚で政党を運営することもおかしな話だ。そんな暇があるなら無名の幹事長・大島敦とともに街に出て、全国を歩きみんなに顔でも覚えてもらってこい。(K)※敬称略

(日刊スポーツ  2017年9月7日9時5分 紙面から)

上記コラムは『きまぐれな日々』にいただいた鍵コメ情報にて知った。下記は同じ鍵コメ情報で教えてもらったテレビ朝日の報道。山尾志桜里が離党届を出す前のニュース番組で報じられた。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170907-00000036-ann-pol

やけくそで議員辞職?山尾氏「執行部が信用できず」

 本人が「議員辞職しかない」と話したということです。週刊誌で妻子ある年下男性と複数回「密会」していたと報じられた民進党山尾志桜里衆議院議員。すでに、関係者に「辞職」を検討していることを伝えました。

 (政治部・白川昌見記者報告)

 (Q.離党や議員辞職という話も出ているようだが?)
 山尾氏を巡っては補欠選挙になるのかどうかということも絡んで、離党するのか、議員辞職するのかと様々な思惑が交錯しています。山尾氏本人は周辺に対して不倫の事実を全面否定していて、近く記者会見を開く準備も進めているということです。ただ、執行部の一部は、来月に控えた補欠選挙への影響を考えて早期に離党させたいと考えています。というのも、15日までに山尾氏が議員辞職した場合は、来月の補欠選挙がさらに1つ増えて4カ所で行われることになり、党としてはとても対応できないからです。ただ、山尾氏は不倫を認めていませんので、離党を迫られていることに反発していて、関係者に「執行部が信用できない」とこぼしています。不本意な離党を迫られるくらいなら、いっそのこと議員辞職を選ぶと、いわばやけくそのような状況です。

 (Q.民進党内ではどういう空気に?)
 党内には失望感が広がっていて、「この党はもう呪われているとしか思えない」という嘆きの声も上がっています。前原新体制が発足し、少しは党のイメージも回復すると期待していた議員は決して少なくはありませんでした。ところが、与党を鋭く追及し、待機児童問題などで子育て世帯への共感をアピールしてきた山尾氏のスキャンダルに、党内からは「もう議員辞職してもらうしかない」という声も強まっています。執行部としては、どこかで山尾氏本人の意見を聞いたうえで、今後の対応をあまり時間をかけずに決着させたい考えです。

(テレ朝 news 9/7(木) 16:53配信)

結局、山尾志桜里議員辞職ではなく民進党離党を選んだ、というより選ばされたが、これは山尾が議員辞職すれば10月の衆院補選が3選挙区から4選挙区になり、しかも3選挙区はすべて自民党議員死去による「弔い合戦」であるのに対し、山尾が辞職すればスキャンダルが争点になって民進党に都合が悪いからだと報じられている。これには開いた口が塞がらなかった。そんなことを言わざるを得ない羽目に追い込まれた、民進党山尾志桜里を追い詰めた議員どもの方に非があるに決まっているではないか。自民党では今井絵理子は離党もしておらず、不倫どころかパワハラをやらかした豊田真由子はさすがに離党したものの議員辞職はしていない。それなのに、「人間のクズ」の集まりだとしか私には思えない民進党のクソ議員どもは、山尾志桜里議員辞職を検討させるまでに追い込んだ。これほどまでに腐り切った政党が今のまま存続すると考える方がどうかしていると私は思う。

最後に、この記事を書いている最中に受信したredkittyさんのコメントを紹介して記事を終える。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170907/1504742323#c1504819731

id:redkitty 2017/09/08 06:28

それにしてもそもそも誰かとホテルに泊まったかもしれないとかいう理由で、幹事長任用をやめたり、党が混乱するというのが、わけがわからない。山尾さんを指弾する世間様の考えてることはもっとわからない。犯罪をおかしたわけでもないのに。

本当にその通りだ。