kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

希望の党・松木謙公の語る「敗因」が支離滅裂で全く理解できない(呆)

先週は前半が仕事で忙しかったが、後半には金曜日(24日)に休みをとって遊びに行っていたので日記の更新がすっかりご無沙汰になってしまった。

一番最近の更新だった22日の記事も5日ぶりなら今回も4日目。今朝のTBS「サンデーモーニング」もパッとしなかったし、何を取り上げようかと考えているうちに夜遅くなってしまった。

日本一酷い極右ととして悪名高い大阪市が、全米一リベラルな都市として知られるサンフランシスコとの、世にも奇妙な組み合わせだったかもしれない「姉妹都市」の解消を通告したとかしないとかいうニュースにしようかとも思った。大阪市長の吉村某は、半世紀前には「SF巨人」などと表記されていたMLBサンフランシスコ・ジャイアンツは大嫌いでも、日本の読売は大好きなのに違いないな、なぜって、読売系のテレビ局は大阪にもあって、安倍政権や維新にすり寄る極右番組を垂れ流しているから吉村の耳には心地良いに違いないからな、などと悪態をつこうかとも思ったが(そして現に悪態をついているわけだがw)、それよりはもう少しだけ希少価値のある(と私が判断した)毎日新聞北海道版の記事をメインで取り上げることにした。

https://mainichi.jp/articles/20171115/ddl/k01/010/065000c

衆院選
落選の前職 敗因を語る /北海道
毎日新聞2017年11月15日 地方版

 10月22日に投開票された衆院選で、道内では第1党の自民党は全国での圧勝とは裏腹に前職4人が落選し、後退した。民進党が分裂して立憲民主党は躍進したが、希望の党は当初の期待感を維持できず、道内では唯一の前職が落選した。今回落選した自民前職で当選回数が最多の7回のベテラン、今津寛氏(71)=6区=と希望の党前職の松木謙公氏(58)=2区=に、敗因と今後への展望を聞いた。

野党共闘の壁破れず 今津寛氏 自民・6区

 −−今回の選挙の敗因は。

 ◆街頭演説やあいさつ回りで強い声援を受け、集会に人が集まるなど前回より手応えがあり、勝つ確信はなかったが、最後まで負けると思わなかった。負けたことは真摯(しんし)に受け止めたい。今は毎日数十軒歩き、おわびしながら意見を聞いている。

 敗因は立憲民主、共産両党の野党共闘の壁を破れなかったことに尽きる。政策の違う両党が組むことへの批判がほとんどなかったのは誤算だった。昨夏の台風被害復興に力を入れただけに勝てると期待した被災地でも有権者に届かず、選挙戦が進むにつれ、相手に風が吹いた。

 −−過去に比べ安倍政権への支持の違いはありましたか。

 ◆大票田の旭川市を中心に、高齢者や女性は安倍さんに厳しかった。高齢者が多い後援会の中には、個人演説会をなかなか開けなかった所もあった。防衛族だから北朝鮮情勢や憲法改正問題に触れないわけにはいかないが、それよりも消費税引き上げへの関心が高かったのだろう。

 −−選挙戦を振り返ると。

 ◆一騎打ちでも政治的立場が違い、白黒はっきり付くので戦いにくさはなかった。個人的には立憲民主と戦っているより共産と戦っている感覚だった。立憲民主と共産の共闘は今も間違っていると思うし、有権者も今後気づくはずだ。(首相らの応援がなかったこと自体は)受け入れや動員が大変で良いかどうか分からないので、気にしないようにした。ただ、重点区の指定を途中で外したのは酷だ。終盤に追い上げている手応えがあっただけに、現場の士気が上がらなくなる。

 −−「閣僚候補」と繰り返し言われて落選。今後の進退はどうしますか。

 閣僚はやりたかったが、やはり選挙区で勝たないといけなかった。党安全保障調査会長として取り組んできた北朝鮮など安全保障問題が焦点になる中で議論に参画できないのは残念で、落選を思い知らされている。進退は自分の中で考えは固まっているので、今月中には明らかにしたい。【聞き手・横田信行】

小池氏の発言が響く 松木謙公氏 希望・2区

 −−選挙戦を振り返ってください。

 ◆(落選後に)「立憲民主党に行けば良かった」と言われたし、道内では共産党と手を組んだ方がプラスなのは誰でも分かる。当選だけを考えればその通りだが、生活改善運動に過ぎない野党活動にどれだけの意味や価値があるのか。

 民進党のままなら道内や東北以外で大幅に負け、全国で40議席程度になっただろう。権力は腐敗するから、政権交代可能な2大勢力が必要だと考え、希望の党に入った。ただ、小池百合子代表(当時)の「排除する」との発言は良くなかったし、民進側も落ち着いてその真意を見極めたら良かった。

 −−道内では民進から希望に移った松木氏ら3人の選挙区で共産が候補を擁立し、立憲と共産のすみ分けも可能になりました。

 ◆民進党の時に、道内の候補者すみ分けについて共産の穀田恵二選対委員長と話した。共産が候補を擁立したい選挙区のうち、1区も3区も降りる考えはなく、2区しかないから皆の当選のために僕が降りることでほぼ決まっていたが、希望の党合流で変わった。

 道内の立憲民主の選挙区に希望候補が立たないよう僕なりに努力したが、立憲民主側は共産党に対し我々を「売った」ような形で残念だった。

 −−自民党藤波孝生官房長官秘書から始まり、自由、民主、新党大地、維新、民進各党を経験しました。

 ◆秘書時代、政治家として全員は幸せにできなくても、その土台作りはできると知った。小沢一郎も本気で政権を作ろうとする本当の政治家だ。政党を渡り歩かざるを得なかったが、極端な右や左でなく中道を歩んできたつもりだ。民進内でも選挙がなければ自民のように党内でうまく物事を決める仕組みを導入したかったし、JR北海道の路線維持もこれからが重要だ。

 −−今後、国政選挙に再挑戦しますか。

 ◆選挙のたびに「落ちたら終わりだ」と思うが、半年か1年の冷却期間を置いて幅広く物事を見つめ直したい。自分なりの生意気な理想がある。国民ファーストの国会議員が必要だ。【聞き手・日下部元美】



 ■人物略歴

いまず・ひろし

旭川市議、道議を経て、「旭川一心太助」をキャッチフレーズに1990年、旧2区で初当選。防衛庁副長官や党安保調査会長、額賀派事務総長を歴任。中大卒。



 ■人物略歴

まつき・けんこう

2003年に12区で民主党から立候補し、比例復活で初当選。小沢一郎氏の側近で、9月の民進党代表選では前原誠司前代表を支援し、希望の党入りした。当選4回。


松木謙公の言い分ははっきり言って支離滅裂だ。松木が何を言いたいのか全く理解できない。

政権交代可能な2大勢力が必要だと考え」たから希望の党に入ったはずなのに、小池百合子が「2大政党」とやらにのし上がる可能性を自らぶっ壊したのに松木謙公は動かなかった。まあ小沢一派の中でも右派に属する松木立憲民主党ではミスマッチもいいところだし、2011年に小沢一郎鳩山由紀夫に焚きつけられて自公が出した菅政権不信任案に賛成して民主党(当時)を除名された松木が立民に行こうものなら、その瞬間から立民の勢いは止まって選挙結果も違ったものになったに違いないと私などは思っているが。

ところで、この毎日の「野党共闘」を読む限り、本当なら北海道2区の候補から松木は降りることになっていたが、希望の党の設立で状況が変わり、降りるはずの松木が降りずに立候補したことを松木自身が認めているわけだ。それなら、共産党候補が予定通り立候補したからと言って、松木共産党に文句を言う筋合いなど全くない。

ところが、松木はさすがに共産党には文句は言っていないが、北海道2区に候補者を立てなかった立憲民主党に対して、

立憲民主側は共産党に対し我々を「売った」ような形で残念だった。

などと文句を言っている。

これには開いた口が塞がらなかった。

立民は、「枝野原則」によって、希望の党が候補を立てている選挙区には対立候補を立民側からは出さないとの方針を貫いた。もちろん、北海道2区にも候補を立てていない。そして共産党が北海道2区に候補者を立てるのも当初からの方針通りだった。

それなのに、なぜ松木は「立憲民主が共産に『希望の党』を売った」などと言いがかりをつけるのだろうか。

むしろ、松木が立候補を辞退することでいったんは話がついていたのを、松木自身を含む希望の党がひっくり返したのだから、信義にもとる行動をとったのは松木の方であることは明らかではないか。

私には、松木が日本語をしゃべっているとは思えない。どこか他の惑星系から来た宇宙人の言葉ではないかと思ってしまう。

以下、ネットの反応より。

https://twitter.com/yomu_kokkai/status/933601210082369536

エリントン@読む国会
@yomu_kokkai

しかし、希望の党の議員の方々から出る「民進党のままなら大惨敗」と言うのは一体どういう指標を元にしていたのだろうか

23:40 - 2017年11月22日


https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/933603149406904320

三宅雪子
@miyake_yukiko35

一部強く思い込んでいた人(ら)がいましたが、一方、マスコミでは野党共闘で増える見込みだと。何が根拠だったんでしょう・・・

23:48 - 2017年11月22日


松木謙公にせよ前原誠司にせよ、自らの妄想と事実との区別がつかない人たちなのだと思う。本人らには自覚はないだろうけれど。

彼らが政治家になったこと自体間違いだったのではないかと強く疑う今日この頃だ。