kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「コンピューターおばあちゃん」は今も健在だろうか

 なんか変な勘違いをしていて、昨年4月に「19世紀の生き残りがいなくなった」ことを知った記憶*1がねじ曲がって、いつの間にか「明治の生き残りがいなくなった」と思い込んでいた。とんでもない思い違いだ。まだ去年のニュースから1年も経ってないのに、人間の記憶とは実にいい加減なものだとわれながら呆れた。以下朝日新聞デジタルより。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM3952CYM39TIPE00T.html

 

116歳の「スイーツ女子」 世界最高齢ギネス記録に

合田純奈 

  

 福岡市東区に住む116歳の田中カ子(かね)さんが9日、世界最高齢ギネス世界記録に認定された。ギネスワールドレコーズジャパン社から認定証を手渡されると、「ありがとうございます」と言って顔をほころばせた。

 田中さんは1903(明治36)年1月、旧和白村(現福岡市東区)生まれ。この日、田中さんは入所する老人ホーム内の会場に、手押し車を押しながら歩いて登場。甘い物が大好物で、ひ孫からチョコレートを渡されると、ぱくっと口に入れた。「いくつ食べたい?」との問いかけに「100個」と答え、市が用意したイチゴのケーキも元気にほおばった。

 今までで一番楽しかった出来事を聞かれると、「今!」と力いっぱい答えた。

 親族によると、東区で長年、もち屋を一人で切り盛りし、実子4人と親戚の子ら4人を育てた。好奇心旺盛で勝ち気な性格。昨年7月に国内最高齢となった際には「次は世界一」と意気込んでいたという。

 男性の世界最高齢は、ギネス認定されていた北海道の野中正造さんが今年1月に113歳で亡くなっており、ギネス社が調査中。(合田純奈)

 

朝日新聞デジタルより)

 

 田中カ子さんはコンピュータは操作なさるんだろうか。なぜこんなことを書くかといえば、この手のニュースに接するたびに、あの「コンピューターおばあちゃん」は今も健在だろうか、と思ってしまうからだ。その歌詞には間違いなく「明治生まれ」とあった。
 前にも書いた記憶があるが、「コンピューターおばあちゃん」がNHKの「みんなのメロディー」の年間優秀作品だったかを受賞した番組を見た記憶がある。1982年3月だったかと思うが、なにぶん去年の記憶もあやふやな人間だから自信はない。その数年前には「与作」が年間最優秀作品に選ばれ、北島三郎の代表的な持ち歌の一つになった。
 あと、1976年から78年まで総理大臣を務めた福田赳夫が「私は若い。明治38歳だ」と言っていたことも思い出される。田中カ子さんはその福田赳夫より2年年長に当たる(学年ではどうかと思って調べてみたら、2人とも早生まれだった)。
 
 最初に書いた私の恥ずかしい勘違いの件に戻ると、よく病院なんかで書かされる生年月日から元号を選ぶ欄で、「明治」なんてもう要らないんじゃないかとこの間も思ったばかりなのだが、まだまだ要るんだね。元号を選択する欄を消して西暦を書かせるようにすれば良いじゃないかとも思わなくはないが、年配の方には自分の年を西暦で覚えていない人も少なくなさそうだからそうもいかないだろう。