日本維新の会の衆院議員・下地幹郎が中国のIR企業・500ドットコムから100万円を受け取っていたことを認め、維新に離党届を出した。以下沖縄タイムスの記事より。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/519254
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、中国企業「500ドットコム」側から現金100万円の受領を認めた日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)=比例九州=は7日、離党届を提出した。議員辞職に関しては支持者の声を聞いた上で近く結論を出すとしている。那覇市内で開いた後援会の会合後、記者団に語った。
離党届が受理されたかは明らかになっていない。下地氏は党のイメージを考慮し、早めの離党を決めたと説明。「まずは離党し、辞職の問題に決着をつける。(支持者と)相談しながら検討する」と述べた。20日の通常国会開会までには判断する考えを示した。
下地氏は2017年の選挙で沖縄1区で落選し、比例で復活当選した。離党する場合は党に議席を返上すべきではないかとの問いには「そういう声も真摯(しんし)に受け止めたい」と述べ、議員辞職の可能性に言及した。
維新の松井一郎代表が辞職すべきとの考えを示していることには「党代表としてはそういう思いなんだろう」と述べるにとどめた。
下地氏が離党すれば県関係の維新国会議員はゼロになる。下地氏は、自身の離党後も「県連総支部は存続していかないといけない」と語り、維新県連は活動を継続すべきとの考えを示した。
この日は支持者ら約200人を那覇市内の後援会事務所に集め、辞職に関して意見を聞いた。下地氏によると明確に辞職を求める声はなかったが、意見は一致していないという。
(沖縄タイムスより)
松井一郎が下地に議員辞職を求めたことについては「松井、お前の方が下地よりももっとひどいワルだろうが。お前が言うな」としか思えない。大阪の人たちはなんでこんな奴を支持するのだろうかと怒りが込み上げる。
下地も国民新党にいた頃から大嫌いで、次の総選挙に出馬するのも難しいだろうからざまあみろとしか思わないが、下地が中国企業から受け取った金は、既に逮捕された秋元司の3分の1しかない。
秋元司も現在でこそ東京15区(江東区)選出議員だが鹿児島県出身で、選挙には決して強くない。選挙区で勝ったのは2017年が初めてだった。しかし態度だけはでかい奴で、俺は300万円なんてはした金はもらわないとほざいて批判を浴びた。東京15区は国制に関しては本当に不毛の選挙区で、過去にもろくな選出議員がいなかった。2009年の衆院選ではオスプレイを絶賛した民主党小沢系の東祥三*1が当選し、2012年と2014年には親父の故柿沢弘治譲りの渡り鳥野郎・柿沢未途*2が連勝した。柿沢もIR議連の副会長で、ジャパンライフからも献金を受けている。野党より自民党の方がお似合いの政治家としか思えないが、自民党は秋元に見切りをつけて過去東京15区で3度当選した木村勉*3の娘・木村弥生(現自民党近畿比例ブロック選出衆院議員)を擁立するとの噂が自民党支持者たちの間に流れているらしい。
以上からわかる通り、決して立場が強くない秋元は逮捕前、破れかぶれにでもなったのか、週刊朝日の取材に言いたい放題を言っていた。
以下引用する。
(前略)秋元容疑者は逮捕前に「300万なんてはした金もらわねえよ」と反論して、批判を浴びた一方、「500社は議員への働きかけ、ロビー活動はすごかった」などと語っていた。
そして本誌に「直接、見たわけじゃないが」と断りつつ、こう打ち明けていた。
「約2000万円もらっている議員がいる。ケタが1つ、違うだろうっていう議員だっている」
「(自民党内の)IRの三羽烏って呼ばれる議員なんか、そりゃすごいんじゃないか。12月になって、俺の疑惑が報じられはじめたら、3人は俺の電話にすら、出なくなった。ひどいやつらだ」
さらに驚くべき「闇」を示唆する証言をしていた。
「なんらかの形でカネもらったり、便宜を受けたリストに載っている議員は30人はいるんじゃないか」
東京地検特捜部はすでに、自民党の白須賀貴樹衆院議員や勝沼栄明前衆院議員の関係先を家宅捜索。事情聴取など突っ込んだ捜査が行われる見込みだ。前出の捜査関係者がこう続ける。
「500社は秋元容疑者以外にも、幅広くたくさんの国会議員に食い込んでいたことは捜査でわかっている。その数は少なくとも10人以上はいる。問題はそれらの議員がどのような便宜を図ったか?職務権限があったのか?という点。まあ、こんな多くの国会議員に働きかけをしようとすれば、費用だってかなりかかる。それほどIRの商売はカネになるという証明かもしれない」(後略)
(週刊朝日 2020.1.6 08:00)
「IR三羽烏」って誰だ、ネットでは既に実名が割れてるんじゃないかと思って調べてみたが、最近は5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)もすっかり衰退しているらしく、野党の議員の名前を挙げるなどのくだらない書き込みばかりで見る気も失せた。金を渡しても権限を持たない野党の議員なんか役に立たない。週刊朝日の記事にも「(自民党内の)IRの三羽烏」と明記されている。中国マネーにどっぷり漬かっているのは自民党の議員たちなのだ。奴らは中国の脅威をがなり立てる一方、自分自身は中国企業からの黒い金をもらっている。
秋元司もどうせ次の衆院選には立候補できないのだから、べらべら「自民党IR三羽烏」の実名を喋ってしまえば良いと思うのだが、逮捕後1月4日までの勾留がさらに10日間延長されて現在も勾留されているので、現時点ではどうしようもない。