kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民党、衆院選東京15区では極右の今村洋史と柿沢未途を無所属で競わせて、勝った方を追加公認するらしい(呆)

 自民党衆院選東京15区で今村洋史と柿沢未途を無所属で出馬させ、両者を推薦した上で勝った方を追加公認するとのことだ。下記は朝日新聞デジタルへのリンク。

 

www.asahi.com

 

 以下引用する。

 

政治とカネ、選挙区に波風 東京15区・東京9区 衆院選

2021年10月16日 5時00分

 

 19日に公示される衆院選では、政治が信頼を取り戻せるのか否かも問われる。前回衆院選からの4年間で、「政治とカネ」を巡る刑事事件や不祥事による議員辞職が相次いだ。その足元の選挙区では、政権与党の自公に限らず、野党側も複雑な事情を抱えている。(斉藤佑介御船紗子、岡戸佑樹)

 

 ■東京15区 「カオス」8人立候補予定 保釈中の秋元氏・自民は2人推薦

 「カオス(混沌〈こんとん〉)」。現時点で8人が立候補を予定する東京15区(江東区)では、有権者からそんな声が聞こえてくる。中心にいるのは無所属の2人だ。

 一人はカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る収賄などの罪で逮捕・起訴され、有罪判決を受けた秋元司氏(49)。事件発覚後に自民党を離党し、今回、無所属で出馬する。もう一人は無所属で出馬予定の地元出身の柿沢未途氏(50)だ。前回は希望の党から立候補し、比例で復活当選した。

 15日夜、自民党本部が下した決定に対し、地元の自民関係者に衝撃が走った。「ショックだ」。柿沢氏の名前が「推薦候補」として挙がっていたからだ。

 柿沢氏はこの1カ月、選挙後の自民入りを強く意識して動いた。

 党本部の決定4日前、宴会場に集まった支援者ら約300人を前に、柿沢氏はあるビデオ映像を流した。麻布高校の先輩にあたる谷垣禎一・元自民党総裁による激励メッセージだった。

 みんなの党民進党など長く野党議員として活動してきた。だが、今月4日の首相指名選挙では「岸田文雄」に投票し、所属した「立憲・無所属」の会派を離脱した。柿沢氏は「自民党の執行部の先生からも前向きな受け止めを頂いた」と説明する。柿沢氏は今回の選挙で当選したら、自民党に入党すると公言する。「ご批判や厳しいご意見も受け止める覚悟だが、一つでも政策を実行できる政治家になりたい」

 柿沢氏からの秋波に対し、自民の地元議員らもこの間、対応を検討していた。ただ、長年にわたり、選挙で対峙(たいじ)してきた柿沢氏への「自民公認」に反対する声が大半を占めた。地元の意向を踏まえ、自民都連は今月、愛知県の選挙区に立候補を予定していた元職の今村洋史氏(59)を擁立する方針を固めた。

 だが、党本部の15日の決定は「公認」とせず、柿沢氏と共に「推薦」だった。党本部は当選した方を追加公認するとみられる。

 「公認してもらえると思っていたのでショックだ。これからどう活動すればいいのか、地元の皆さんと相談したい」。今村氏陣営の関係者はそう話した。

 一方、秋元氏は連日、駅などで通勤客にこう訴える。「私に指摘されていることは事実無根です」

 収賄の罪などに問われ、9月に懲役4年追徴金約758万円の実刑判決を受けた。逮捕後に離党したものの、無罪を主張して控訴し、現在は保釈中の身だ。無所属での立候補となるが、「裁判で無罪という結果を出せれば、当然、復党していく」。

 立憲民主党も対応に追われる。今月12日、元職の井戸まさえ氏(55)を東京15区に擁立することを発表。共産党と調整し野党統一候補となった。ただ井戸氏は元々、東京4区での立候補を予定しており、15区では知名度が高くないのが現状だ。

 陣営関係者は「時間がない」と語る。公示を目前に控え、井戸氏は15日朝、街頭で「15区は汚職の問題も争点だ。利権よりも人権、暮らしを守っていく。政権交代が必要だ」と訴えた。

 

 ■東京15区 予想顔ぶれ

 今村洋史(59)  無元(1)〈自〉 医療法人理事長

 柿沢未途(50)  無前(4)〈自〉 〈元〉都議

 井戸まさえ(55) 立元(1)    著述業

 金沢結衣(30)  維新       〈元〉グリコ社員

 桜井誠(49)   諸新       日本第一党党首

 秋元司(49)   無前(3)    〈元〉国交副大臣

 猪野隆(56)   無新       〈元〉国税庁職員

 吉田浩司(60)  無新       投資顧問会社

 ※〈 〉内政党は推薦

 

 ■東京9区 菅原元経産相の問題、尾を引く

 「おはようございます」。14日朝。東京都練馬区の地下鉄駅前で、自民党から立候補予定の安藤高夫氏(62)が行き交う通勤客に頭を下げていた。医師の安藤氏は白衣姿でチラシを配り、浸透を目指すが、自民区議の一人は「地元になじみのない存在」とみる。

 東京9区は元々、練馬区議、都議を経て衆院議員になった菅原一秀経済産業相の地盤だ。その菅原氏は、選挙区内の有権者や団体に香典や生花を寄付した疑惑で、今年6月に議員辞職公職選挙法違反(選挙区内での寄付)の罪で略式起訴され、公民権停止3年の略式命令を受け、立候補ができなくなった。東京比例区選出の安藤氏が9区を受け継ぐことが決まったのは9月末だった。

 安藤氏は地元・練馬区の前川燿男(あきお)区長の全面支援を受け、コロナ対策を中心に訴える。

 「自民党、しっかりしろよ」。ある自民関係者は最近、支援者にポスター貼りを依頼すると、そう苦言を呈された。コロナ対応と菅原氏の問題を指摘されたと感じたという。安藤氏陣営の関係者の一人は「いかに菅原氏のイメージを払拭(ふっしょく)して、候補者を刷新したかを伝えられるかが重要だ」。

 「お金にクリーンでなければ」。12日午後、練馬区の私鉄駅前で、立憲民主党蓮舫代表代行が声をからした。隣に立つのは新顔の山岸一生氏(40)。野党共闘の統一候補として東京9区から立候補を予定する。

 前回17年の衆院選で、希望の党(当時)と共産党が公認候補をそれぞれ擁立。非自民の票は割れ、菅原氏に大差で敗れた。共産は今回も当初、候補者擁立を模索したが、今月中旬、山岸氏への一本化が決まった。

 山岸氏陣営の関係者の一人は「野党共闘が実現できたのは非常に大きい」と歓迎する。ただ、「立憲にどれだけ投票してくれるかは風の影響が大きい」とも語る。今回、その風を感じることはまだないという。

 東京9区では南純氏(38)=日本維新の会=と、小林興起氏(77)=新党やまと=も立候補を予定している。

 

 ■東京9区 予想顔ぶれ

 安藤高夫(62) 自前(1) 医療法人理事長

 山岸一生(40) 立新    〈元〉朝日新聞記者

 南純(38)   維新    弁護士

 小林興起(77) 諸元(5) 新党やまと代表

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/DA3S15077964.html

 

 結局自民系3人(秋元、柿沢、今村)と野党統一候補1人(井戸)、それに維新(金沢)の争いになる。秋元は実刑判決を受けたし自民の推薦も得られていないから員数外かもしれないが、それでもその得票は自民票を一定程度削る。自民系3人の中で一番強そうなのは親父の柿沢弘治から引き継いだ個人票を持っている柿沢だろうが、さすがに自民は柿沢に甘い顔はせず、地元が推す今村と競わせることにした。

 この今村という奴がまたひどくて、石原慎太郎系の極右だ。もともとたちあがれ日本を経て太陽の党に属していたが、橋下徹日本維新の会と合流したおかげで、2012年の衆院選比例東京ブロック名簿2位に載って当選した。といっても宮崎県出身で現在は愛知県に病院を構えているらしい。東京15区とかお隣の16区(江戸川区)の自民党はいつもいつもこんなとんでもない奴ばかり出してくる(現に秋元司がいるし、東京16区は悪名高い大西英男だ)。こんな奴なら、さしもの柿沢大嫌いの私でも「自民党支持者なら柿沢ではなく今村に投票すべきだ」とはいえない。せいぜい秋元にでも投票しやがれってとこだ。

 まあこの顔合わせなら迷わず井戸正枝に投票だな。比例は消去法で社民党だ。

 しかし東京9区からはまだ小林興起が出てくるのか。小沢一郎があいつを拾ってやったのは2009年だったっけ。でもあんなのは拾う価値もなかったな。故関岡英夫(この人も極右だった)は小林を絶賛していたが、この小林もまた「石原慎太郎の直系」を自認する極右だ。なんでこんな極右人士の名前ばかり目にしなければならないのだろうか。本当に嫌になる。