kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

山本元号党、元ゴールドマンサックス社員や元希望の党候補者らを衆院選1次公認候補として発表(呆)

 山本太郎が代表を務める、党名に現元号(この日記では禁句としている)を冠した政党が次期衆院選の第1次公認候補7人を発表した。以下日経新聞より。

 

www.nikkei.com

 

れいわ新選組衆院選1次公認を発表

2020/2/17 18:00
  

 

れいわ新選組は17日、次期衆院選の第1次公認13人のうち、首都圏で出馬予定の7人を発表した。残りの候補者は各地域で順次発表する。次期衆院選で100~131人の公認候補を擁立する方針で、全国で11ある比例代表ブロックごとに擁立目標を掲げる。山本太郎代表は記者会見で「野党の中で一定の影響力を握るため2ケタに議席を乗せたい」と語った。

立憲民主党などとの選挙協力に向け、消費税率の5%への引き下げを共通政策にすえるよう求めた。結論時期が遅くなれば候補者調整は難しくなるとの認識も示した。

公認候補は次の通り。(「元」は元職。表記なしは新人。敬称略)

【埼玉】2区 田島剛

【千葉】8区 太田和美(元)▽9区 三井義文

【東京】2区 北村造▽8区 辻村千尋▽10区 渡辺照子▽22区 櫛渕万里(元)

日本経済新聞より)

 

出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55726140X10C20A2PP8000/

 

 私は、ここ最近山本太郎が発してきた独善的な言葉や、まともな支持者の多くが退散してしまって「信者」(以下ヤマシン=「山本太郎信者」)ばかりが目立つようになった支持層から推測して、ろくな候補者が出ないだろうと予想していたのだが、その通りの顔ぶれになった。以下、ヤマシンが運営していると思われるブログ記事より。

 

blog.goo.ne.jp

 

 以下、上記記事に書かれた候補者のプロフィールを引用する。

 

千葉9区 三井よしふみ 元銀行員・元セブンイレブン・オーナー #比例南関東ブロック #千葉9区


千葉8区 太田かずみ元衆議院議員 #比例南関東ブロック #千葉8区


埼玉2区 田島つよし 元K-1選手(オランダボスジム所属)・スポーツジム経営 #比例北関東ブロック #埼玉2区

東京2区 北村イタル 元 ゴールドマン・サックス証券 マーチャント・バンキング部門

現 不動産投資会社 シニア ヴァイス プレジデント#比例東京ブロック #東京2区(辻清人(自民)前回、自民、立憲、希望)


 
東京22区 くしぶち万里 元衆議院議員 #比例東京ブロック #東京22区 


東京8区 辻村ちひろ(男) 元環境保護NGO職員 #比例東京ブロック #東京8区 

 

東京10区 渡辺てる子  #比例東京ブロック #東京10区

 

 東京2区の候補者なんか元ゴールドマンサックスの社員で、ブログ主も、

北村イタル氏(北村造氏)は元維新の党から出馬された方みたいですね。

 と認めている。

 また、太田和美は2006年に小沢一郎民主党代表に就任した直後に行われた衆院千葉7区補選で奇跡の逆転当選を果たし、その後小沢が破竹の怪進撃を始めるきっかけになった人物だが、太田本人は2012年衆院選日本未来の党)と2013年の参院選(生活の党)で連敗したあと、2014年衆院選に維新の党から立候補して比例復活で当選した。しかし前回2017年の衆院選では希望の党から立候補して落選した。

 東京22区の櫛淵万里も前回希望の党から立候補して落選した。

 要するに、維新の党だの希望の党だのといった右翼新自由主義系の政党から立候補した経験者がやたらと目立つ顔ぶれになっているのだ。東京22区の櫛淵万里も前回希望の党から立候補して落選した。

 最近山本太郎批判の先陣を切っているのはこたつぬこ(木下ちがや)氏だから、氏のツイートをいくつか参照して今回の山本元号党の候補者を概観してみる。

 

 

 なるほどねえ。だから昨年春、突如山本太郎立憲民主党(以下立民)に喧嘩を売り始めたのか。今では信じられないだろうが、私がよく覚えているのは、自由党が国民民主党(以下民民)に合流すると決まった時、「山本太郎さんは本当に民民に行くんだろうか。立民に行くんじゃないか」とツイートしていた支持者がいた。もちろん当時からオザシン(「小沢信者」)から流れてきた山本支持者は反立民でいきり立っていたが、山本は後者をコアな支持者として選んだわけだ。

 

 

 ああ、昨年亡くなった北村肇の息子か。北村肇は、元サンデー毎日編集長を経て週刊金曜日編集長となり、2015年に辺見庸を激怒させた人だ。

 

 

 まあ山本元号党自体が山本太郎が独裁する陰謀論政党だから支持者個々人の得票なんてそんなものだろう。ある程度知名度のある安冨歩でさえ8632票しか得票できなかった。

 最近の山本は、ウリだったはずの経済政策でも、年金制度を廃止せよなどというトンデモな主張を街宣でかますなど、すっかりおかしくなっているらしい。下記記事に先日いただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 杉山真大 (id:mtcedar)

 

というか、山本太郎「貰える額が少なくなるような年金制度は廃止して、今まで支払った分は全てお返しした上で、生活保護を拡充した"生存保障"を税と国債で賄うシステムを作ろうと思ってます」なんて言ってるんですね。年金を払い損とか言われてる若者の俗耳には入り易いでしょうけど、幾ら何でもとしか思えませんよ。
https://youtu.be/hBLh1IoI7IQ

 

 いったいどこのネオリベ新自由主義)野郎の発言かと思わせるが、今回、山本元号党が元ゴールドマンサックスにして維新の党の候補者を経験した人物を第1次公認候補として発表したことと、見事に平仄が合う。

 山本元号党は、党名に元号を関していることから政治思想的には保守または右翼だと従来から認定してきたが、その一方で経済左派の政党でもあるとずっと思ってきた。しかし、その認識も改めなければならないようだ。政治思想上も経済政策上も無定見の政党だと断定せざるを得ない。党の特徴と認められるのは、山本太郎とその取り巻き(斎藤まさしや中田安彦)らによる寡頭制と、どうにも救い難い陰謀論体質の2つだけ。これでは全く支持するに値しない。

 山本太郎は顔を洗って出直せ。