kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

落合貴之なんて全然信用できないよ

 このところ、どうやら落合貴之が「親山本太郎」の姿勢を鮮明にして、ヤマシンや山本元号党の支持者から歓迎される一方、そうでない人たちからはこっぴどく叩かれているようだ。後者の例を1件挙げる。

 

 

 その通り。落合はもともとゴリゴリの新自由主義者だったのだ。

 落合貴之については、2014年衆院選当時に散々こき下ろした覚えがある。落合は江田憲司の秘書から出発した人間で、江田もまたゴリゴリの新自由主義者だ。落合自身はみんなの党、結いの党、維新の党、立憲民主党(江田グループ)と所属を変遷させているが、一貫して江田憲司に付き従ってきたことはいうまでもない。

 2014年の衆院選当時に書いた記事に2件リンクを張る。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

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 上記記事のタイトルにある「野党共闘」とは、現在の立憲民主党共産党を中心としたものではなく、当時の民主党みんなの党、維新の党という「第3極」との共闘を指す。東京6区は世田谷区の北部と西部で、いわゆる「リベラル」が特に強いところだ。ここは民主党小宮山洋子がずっと議席を持っていたが、小宮山の引退で選挙区の割り振りの議論の対象となってずいぶん揉めた。民主党には参院からの国替えで蓮舫、あるいは大河原雅子を持ってきたい意向があったが、江田憲司が強硬にこの選挙区を欲しがり、結局民主は維新に譲った。その結果、選挙に弱いとされている自民党越智隆雄が選挙区で当選したが、私が惨敗を予想していた落合は意外な健闘を見せて比例復活で当選したのだった。

 印象に残っているのは、バリバリのネオリベだったはずの落合が、まるで社民党候補かと見まがうばかりのリベラルな選挙公約を並べ立てていたことだ。これで選挙区に多い「リベラル」の有権者を騙しおおせたのだろう。

 前回、2017年の衆院選では落合は立憲民主党から立候補した。これも江田憲司と同じだ。一方、希望の党は元民主党香川県選出参院議員の植松恵美子*1を立てたが、落合は弱小な刺客の植松を一蹴したばかりか、越智隆雄をも上回る得票で選挙区で勝った。

 2014年衆院選当時に書いた上記2件の記事の2件目には、初鹿明博木内孝胤に言及した部分もあるので、以下引用する。

 

ところが、民主だけではなく、(自民の補完勢力とはいえ)維新も変な選挙戦をやっていて、前回の衆院選で「自民も民主も新自由主義勢力だ」とブチ上げていた日本未来の党(現生活の党)の初鹿明博が、今回は維新公認で東京16区(江戸川区)から立っている。これでは、維新の右派色を期待する層からも「維新もミンスや汚沢と同じか」とそっぽを向かれ、選挙区の票だけではなく比例票も減らす効果にしかならないと思います。前回の未来の党から維新に移籍した人間には、超富裕層の人間である木内孝胤(東京9区)なんかもいて、こいつも初鹿同様、維新の足を引っ張っていると思われます。

やはり、民主、生活、旧みんな、維新、社民の「野党共闘」には実害が大きいと思われます。その中でも特に愚かなのはやはり民主であって、維新はその民主から票を流される分だけは得をしていると思います。朝日新聞世論調査によると、非共産野党が候補を一本化した選挙区において、民主支持者の50%が維新候補に、維新支持者の60%が民主候補にそれぞれ投票すると答えたとのことで、維新支持者の30%は民主ではなく自民に投票すると答えたとのこと。そりゃそうだろうなあと思いました。それでも、バブル人気が弾けた維新が、半分とはいえ民主の票がいただけるのはおいしい話でしょう。逆に、すっかり減ってしまった維新支持層の60%しか票の上積みのない民主の候補にはさほどの得はありません。

 

出典:https://kojitaken.hatenablog.com/entry/20141207/1417924022

 

 なんと、当時の野党共闘は「民主、生活、旧みんな、維新、社民」の枠組だったのだ。小沢一郎の影響力は、当時からしぶとく生き残っていたわけだ。現在はそれに共産党が加わっている、というより、「市民連合」を媒介として共産党民主党系とともに主役を担っている(その影にはもちろん小沢一郎がいる)が、それは上記記事を書いた翌年の2015年後半以降の話だ。

 その共闘の過程で、カメレオンのように言うことを変える人たちがいる。落合貴之はその典型的な人間だ。こんな議員を、私は全く信用していない。

 この落合がいる東京6区に、果たして山本元号党は候補を立てるのだろうか。下記ツイートのような皮肉な見方もある。

 

*1:この人もまた劣悪極まりない国会議員だった。