もはや「検査したら医療崩壊」とかいう、産経新聞やネトウヨが愛用した論法は完全に破綻したといえるだろう。
読売新聞の一覧表*1を見ると、昨日(3/29)は新たな感染者が169人で、うち東京都68人、千葉県33人となっている。千葉県は大部分が東庄町の障碍者福祉施設の入所者と職員の家族だが、東京都は台東区の永寿総合病院の27人のほかに41人いる。明らかに東京都の方が深刻だ。
朝日新聞のサイトのトップページ*2に「厚労省などによる」として表示されている感染者数1846人と死亡者56人(29日22時現在)よりも、なぜかYahoo! Japan*3に載っている厚労省発表の感染者数1866人と死亡者54人(30日7時現在)よりも死亡者数が2人少ないが、これは過去に厚労省が新型コロナウイルスによる死亡と認めたがらなかった2人の死亡者がいたためだろう。東京五輪開催にこぎつけるために感染を過少に発表したケースは、過去には間違いなくあったと思われる。現在は五輪延期決定によってその動機は失われてはいるが。
東京都のサイトは、土日はあまり力をかけられないのかもしれないが、検査実施人数の更新が27日11時で止まっている(30日午前8時50分現在)。載っている「87人」という数字は、47人の陽性が判明した26日のもので、27日以降は不明だ。今日更新されるであろうこの数値にも注視したい。
岩田健太郎医師は「横断的抗体検査」の導入を提唱している。
ここで必要なのは横断的抗体検査。PCRではない。コロナ見てない一般病院の検体使うのがエコノミカル。数百万円あればできるので都内の検査屋さん誰かやりませんか。あとこれ読んだお金持ちで誰か研究費出してくれればさらに嬉しいです。都民は事実を知る権利と必要がある。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) 2020年3月29日
今日はここまで。