kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「大阪と宮城では発表されている感染者数より有意に多い感染者が現実には存在していた」(NHKニュース「コロナ 抗体持つ人は各地で約95% 免疫が十分かは不明 厚労省」のはてブコメントより)

 大阪は従来から検査漏れの陽性者数が多かったのではないかと思わせる報道に接した。大阪府の人口あたりコロナ死亡率が高い一因かもしれない。

 以下NHKニュースより。

 

www3.nhk.or.jp

 

コロナ 抗体持つ人は各地で約95% 免疫が十分かは不明 厚労省

2022年2月17日 6時32分

 

感染やワクチンによって得られる新型コロナウイルスに対する抗体をどれくらいの人が持っているか、厚生労働省が去年12月に行った調査結果の速報値が公表され、各地で95%前後と高くなっていたことが分かりました。ただ、感染や重症化を防ぐのに必要な免疫が十分あるかは分からないとしています。

 

新型コロナに感染したりワクチンを接種したりすると、抗体が作られるため、血液中の抗体の量を調べると、過去の感染やワクチン接種の有無がわかります。

厚生労働省は去年12月、東京都や大阪府など5つの都府県で8000人余りを対象に行った抗体検査の結果の速報値を16日公表しました。

それによりますと、感染したことを示す抗体があった人の割合は、東京都で2.80%、大阪府で3.78%、宮城県で1.18%、愛知県で1.58%、福岡県が1.45%でした。

東京都と愛知県、福岡県では、調査時点での累積感染者数が人口に占める割合とほぼ変わらなかった一方、大阪府では1.48ポイント、宮城県では0.47ポイント上回りました。

また、ワクチン接種でも感染でも得られる別の抗体があった人の割合は、東京都で96.9%、大阪府で94.6%、宮城県で97.2%、愛知県で95.8%、福岡県で96.9%と高くなっていました。

厚生労働省は、感染や重症化を防ぐのに必要な抗体の量は判明しておらず、免疫が十分に誘導されているかは分からないとしています。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220217/k10013488101000.html

 

 昨年12月というから、まだオミクロン株による第6波が本格的に立ち上がらない時点での調査だ。

 この時点で既に大阪では検査数が全然足りておらず、記事から引き算で求められる調査時点での累積陽性者数の人口比2.30%に対して抗体検査の陽性率は3.78%だった。単純計算するとPCR等による検査の捕捉率はおよそ6割になる。

 抗体検査は以前にも何度か行われていたはずで、その頃には大阪が突出して変な数値を示していた記憶はない。昨年春、第4波の頃に大阪で医療崩壊が起きたが、その頃の悪影響がこの数値につながったのだろうか。つまり第4波当時、大阪には大量の検査漏れ陽性者がいたという推測だ。第4波での大阪の死亡者数はすさまじい多さだったから、この可能性は十分高いと思う。

 記事についたはてなブックマークのコメントより。

 

コロナ 抗体持つ人は各地で約95% 免疫が十分かは不明 厚労省 | NHKニュース

これでわかること。大阪と宮城では発表されてい類感染者数より有意に多い感染者が現実には存在していたこと。 わからないこと。抗体の有無が今後の感染のしやすさに関係しているか否か。

2022/02/17 06:49

b.hatena.ne.jp

 

 2020年春にメディアがもてはやした「大阪モデル」とはいったい何だったのか。当時、岡田晴恵を含む「識者」の多くが「大阪モデル」を絶賛していた。少し前に「岡田晴恵を総理大臣に」というコメントをいただいたが、この一件だけでもその資格はないことが示されていると私は信じる。