kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

富川悠太や福留孝介は謝罪すべきではなかったし、議員歳費は削減すべきではない

 昨夜(4/15)、テレビ朝日報道ステーションで、新型コロナウイルスによる肺炎にかかって入院中の富川悠太のコメントが読み上げられたが、その中で富川悠太が謝っていた。

 また、プロ野球阪神タイガースではなぜか感染が確認されてもいない福留孝介が、藤浪晋太郎阪神3選手の新型コロナウイルス感染を謝っていた。

 そんなことで謝っちゃだめだ。

 陽性患者数が増えているとはいえ、確認された陽性患者数は「まだ」1万人にも満たない。そんな状況下で患者や、ましてや福留のように感染が確認すらされていない人間が謝ることは、容易に感染者差別につながるからだ。

 また国会議員の歳費削減も、民間などの給与切り下げ圧力を強めるし、議員によっては秘書を雇い続けられなくなる事態を生じる可能性がある。結局困らないのは財源には苦労しない世襲議員ばかりになるのではないか。

 こんな新自由主義むき出しの愚策に、結果的には自民党から共産党(!)に至るまでが賛同してしまったというのだから、これこそ大政翼賛会的な動きとしか言いようがない。

 この動きは、ネオリベの代名詞的存在である橋下徹が大きな声を発し、橋下らのアジテーションによって流れが強まったようだ。産経の記事などを見ると、当初消極的だった立憲民主党が抗し切れなくなって賛成に転じたなどと書かれていた。立民はなんというだらしなさかと、産経とは逆の意味で呆れたが、さらにその後野党4党が削減で合意などと報じられた*1のを見て、匙を投げてしまった。野党4党というと、当然ながら共同会派を組む立民・民民・社民と共産党のことだろう。もともとネオリベに傾きやすい旧民主党系はともかく、共産党までもが!

 話はこれでは終わらない。今度は、国民民主党の当選1回の「若手」議員たちが、歳費削減を5割にしろとか抜かし始めたらしい*2。アウトオブ論外、つまり論外のさらに論外であって、究極のダメ議員たちだ。新自由主義の過激さにおいて、自民党以上に暴走してしまっている。しかし、そんな議員たちに民民代表の玉木雄一郎は「理解を示して」いるという。開いた口が塞がらない。

 これらの報道に接すると、「崩壊の時代」といういつもの言葉しか思い浮かばない。