kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

通常国会は延長もなく閉会し、河井克行・案里夫妻はきょう逮捕へ(2020/6/18)

 結局通常国会は延長もなく閉会した。

 安倍晋三が政権に復帰後、通常国会が長く延長されたのは2015年が最後だ。2018年に延長されたが32日間だった。国会閉会中には批判も受けず内閣支持率が上昇することを覚えた安倍は、何が起きようが毎回このパターンだ。

 東日本大震災と東電原発事故が起きた2011年はどうだったかといえば、70日間延長されて8月末に閉会し、会期末に菅直人内閣が総辞職した。大災害と大事故の対応のために当然だった。これだけでも非常時には民主党政権の方が今の安倍政権よりよほどマシだったといえる。

 とはいえ、この年の国会で自公が出した内閣不信任案を煽りまくったのが小沢・鳩山一派であって、この時の彼らの妄動を当時の支持者たちは未だに総括できていない。この件が今も続く旧民主・民進系の政治勢力に対する人々の根強い不信感の原因になっていることは明らかであるにもかかわらず。その同じ人たちが、山本太郎東京都知事選に立候補する直前に「コアな支持者ほど出馬に反対する」と言っておきながら、いざ本当に立候補の意向を表明するや、「宇都宮も山本も頑張れ」などと言い出す。このダブルスタンダードには開いた口がふさがらない。彼らはかつて小沢一郎を批判できなかったのと同様、今では山本太郎を批判することができない。見下げ果てた生態というほかない。

 しかしそれよりも間違いなく今日一番の話題となるのは前法相・河井克行河井案里夫妻の逮捕だろう。既に広島の地元紙である中国新聞が、夫妻が今日逮捕されると予告している。もちろん同紙は検察のリークを受けているはずだ。

 

 

 ただ、この件ももう既定路線に組み込まれていて、安倍内閣の支持率を大きく下げるには至らないのではないか。既に故横田滋氏の不肖の息子たちである横田拓也・哲也の極右兄弟や北朝鮮の金与正、それに東京都知事選など、安倍政権への追い風とみなければならない要因の方が増えている。それは秋の臨時国会開会早々の衆議院解散と総選挙へと安倍を駆り立てる性質のものだ。安倍はいかなる状況にあっても「追い込まれ解散だけは絶対に避け、自らの主導で解散して衆議院総選挙に勝つ」という「勝利の方程式」を片時も忘れない人間だということを、誰もが肝に銘じるべきだ。