kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東京都内での新型コロナウイルス感染症の陽性者が過去最多の224人(2020.7.9)/危機になると出てこない安倍晋三/山本太郎と大西恒樹の件をめぐる一部「リベラル・左派」の醜態

 昨日(7/9)の東京都で新たに確認された新型コロナウイルス感染症の陽性者は、過去最多の224人になった。

 検査数を増やしたからだという話は空しい。過去最多だった4月半ばと比較して、検査数は3倍くらいにしか増えていないからだ。

 重症者が少ないという話もまた空しい。3月頃には、日本では新型コロナウイルス感染症の致死率が他国と比較して著しく低いなどとする主張がなされていた。しかしこの病気は発症から重症化まで時間がかかる。日本国内での死者はみるみる増えていき、5月末には日本は東アジアでは最悪レベルの致死率5.3%に達した。これは当時の検査数の少なさを反映したものであり、6月以降に確認された陽性者に対しては、致死率は5月までの3分の1くらいの数字に収まるだろうが、問題はあくまでも致死率ではなく死亡者数や重症者数であって、分母(陽性者)が大きければお話にならないのは当たり前だ。しかし安倍晋三小池百合子も手をこまねいている。

 西日本の豪雨も大災害を招いたが、安倍晋三は相変わらずあまり出てこない。危機管理のお粗末さでは、ブラジル(ボルソナロ)やアメリカ(トランプ)が特にひどいが、日本(安倍晋三)もたいがいだ。安倍は、豪雨やコロナよりも、衆議院を解散できるかどうかの方に気をとられているに違いない。よくもこんな人間をトップにいただく内閣に3割を超える支持があるものだ。

 

 危機管理のお粗末さでは山本太郎もひどい。下記記事は明後日(7/12)まで公開されている「岩上安身ジャーナル」の記事だという。13日以降は有料になるらしいから、記事は引用せずリンクを張るに留めるが、山本はかつてのシンパから猛烈な批判を浴びている。

 

iwj.co.jp

 

 山本太郎は「除名はしない」という方針を修正し、「総会にかける」とか言ったらしいが、某新選組の規約には「独裁条項」があるから、民主的な手続きで処分が決まるわけでも何でもない。新選組の組織も何かよくわからず、新選組の党員でもない斎藤まさし一味の人間が仕切っているとの話も昨夜見かけたが、今引用しようとしたらどこにあるかわからなった。改めて探すのも馬鹿らしくなったので止めておく。

 みっともないと思うのは、今回の大西恒樹の件や都知事選の惨敗で、山本太郎新選組という「泥舟」から逃げ出そうとする人が続出したり、昨年の参院選で熱心に山本と新選組の応援の旗を振っていた人だとか、都知事選で「宇都宮支持者と山本支持者は喧嘩するな」など言っていた人だとかが沈黙したりしている現状であって、この手の保身というかご都合主義は、「リベラル・左派」でもごく普通に見られるということだ。

 安倍晋三山本太郎も「信者」的支持者(ネトウヨとヤマシン)を抱える政治家だが、信者が政治家を腐らせるのか、それとも最初から腐っていた政治家だったのか、ともに惨状を露呈している。

 「崩壊の時代」ならではの風景だ。