やはりそうなったか。NHKニュースより。
以下引用する。
国民民主党 玉木代表 分党の考え示す 立民との合流めぐり
立憲民主党との合流をめぐり、国民民主党は11日、臨時の役員会を開いて対応を協議しました。玉木代表は記者会見し、党内の意見がわかれていることから、分党するとともに、みずからは合流には参加しない考えを示しました。
立憲民主党と国民民主党の合流協議は、先週、合流する場合に結成する新党の名称の決め方について立憲民主党が譲歩し、代表選挙と合わせて国会議員による投票で決めるとする新たな案を国民民主党に示しました。
また、両党の幹事長と政策責任者が、新党の綱領や規約、それに代表選挙の規定の案を作成しました。
これを受けて国民民主党は11日午後、臨時の役員会を開いて対応を協議しました。
このあと、夕方玉木代表が記者会見し「党として合流の条件は、基本的に合意する。私自身は新党に参加しない」と述べました。
そのうえで「きょうも合流すべきだと言う人と、合流すべきでないという人がいたので、分党するしかないという結論に至った。私は国民民主党を率いてきた船の船長として、新党に参加せず、党に残って同僚議員などと行動を共にしたい」と述べました。
(NHKニュースより)
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200811/k10012562791000.html
下記のツイートを発していた「軍畑先輩」氏は期待を裏切られた形だ。
そしてゆうちゃん。本心では合流賛成だけど慎重派を含めた全ての人の国民民主党代表として、色々言わなきゃならない立場は大変だったと思います。おかげで一部の立憲支持者からは蛇蝎の如く嫌われて、破断を期待する国民支持者から合流反対派として変な期待をかけられて苦しかったでしょう。ありがとう
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2020年8月9日
期待を裏切られた氏は怒り心頭に発している。
もうがっくり来ることばっかりだよ本当に
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2020年8月11日
玉木のクソ馬鹿野郎が
分党でいいならこれまでの時間はなんだったんだよ。みんなで同じ船に乗るためだろうが。それを分党などと代表としての責任放棄だろ。挙げ句に「私は残ります」?まさかこれで筋通した面してんじゃねぇだろうな?代表として党分裂→
なんていう最悪の結果を招いたんなら、新党にも参加せず、国民民主党にも残らずに純粋無所属として禊ぎをするのが責任の取り方って物だろうが。玄葉光一郎なんか代表じゃなかったのにそうやって筋通したぞ。誰にでもいい顔しようとする優男の甘さ軽さが招いた結果だよ。今頃官邸は高笑いしてるだろうよ
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2020年8月11日
悪いけど、元香川県民として感想を言えば、玉木は今回みたいなことをやりそうな人だとずっと思っていた。
高高(高松高校)から東大法学部を出て大蔵(財務)官僚へとエリートコースを歩んだ玉木は、自己評価が高すぎるんだと思う。自惚れ過ぎ。
玉木は、維新や元号新選組とつるんで一つの勢力を作って、自分が大将になりたいんだろうけど、維新とも山本太郎とも折り合えないんじゃないかな。「俺が、俺が」という人たちばかりだからね(維新の場合は「俺たちが」かもしれないが、山本太郎は「俺が」だろ)。そもそも維新とつるみたがるようじゃ「エセ『反緊縮』」以外の何物でもないよ。
玉木・維新・新選組の勢力は「野党共闘」にももちろん加わるはずがないし、小沢一郎とも訣別することになる。彼らの勢力が今後力を増していくとは私には到底思われない。私は小沢なんか大嫌いだけど、小沢と訣別する彼らに何ができるというんだろう。振り返れば玉木とは、何かにつけ小沢にすり寄りたがる政治家だった。それに、小沢どころではなく重要な関係があった連合とも切れる。玉木はいったいどんな将来展望を持っているんだろうかと、訝るほかはない。
とにかく今回は、玉木雄一郎が浅はかさを露呈した政局だった。
まあ私は、なるようになるしかない、これはこれで仕方ないと思うから、特に腹も立たないが。しかし何年もかかってこじれた話が結局こういう結末になるとは、維新の党の分党を思い出させるよな。あの時も極右たちが次世代の党を作り、同党は日本のこころに改名したが、結局消滅した。今回も似たような経緯をたどるだろう。まあ民民の連中が玉木を担いだのが間違いの元だった。あ、そうそう、山尾志桜里は当然ながら玉木と行動を共にするんだろうね。
なお、現立民と現民民の大半とがくっつく新「立憲民主党」も、玉木・維新・新選組連合(になるのかどうかは知らないが)も、両方とも経済政策は評価できるものにはならないだろうとは、確実に推測できる。