やはりそうなったか。朝日新聞デジタルより。
以下引用する。
玉木氏らの新党、14人規模に 党名は同じ「国民民主」
小林豪、山下龍一
2020年9月7日 18時39分
立憲民主党などとの合流に参加しない国民民主党の玉木雄一郎代表らがつくる新党が、14人になる見通しとなった。連合の産業別組織(産別)の組織内議員9人の対応は割れ、4人が玉木氏らの新党に入り、5人が無所属となった。
7日午前10時に、新党参加の宣誓書提出を締め切った。玉木氏のほか、古川元久代表代行、岸本周平選挙対策委員長、前原誠司元外相、山尾志桜里衆院議員らが参加する。15日に結党予定で、党名は「国民民主党」とする方向だ。
合流新党の綱領案に「原発ゼロ社会を一日も早く実現」と盛り込まれたことなどに反発した国民の産別組織内議員のうち、電力総連の小林正夫、浜野喜史両参院議員と、電機連合の矢田稚子参院議員と浅野哲衆院議員が玉木氏らの新党に加わる。自動車総連とUAゼンセンの衆参5人が無所属になる。
昨年の参院選では、自治労や日教組などが立憲を支援。国民を推した産別とは対応が割れたため、一本化をめざし、連合の神津里季生会長は野党合流を促してきた経緯がある。結果的に、連合傘下の産別が合流新党、玉木氏らの新党、無所属の三つに分かれることになった。(小林豪、山下龍一)
(朝日新聞デジタルより)
今回6産別が分裂した原因は明快だ。新立民の綱領に書き込まれた「原発ゼロ」が、電力総連と電機労連にはどうしても受け入れられなかったのだ。小林正夫は東京電力、浜野喜史は関西電力、浅野哲は日立のそれぞれ労組出身だ。矢田稚子はパナソニック労組の出身だが、電機労連の「主要6社」には日立と東芝がいることもあり、原発推進で歩調を合わせている。もちろん、仮に原発推進の立場に立つなら、これはこれでみごとに筋は通っている。
他の4産別にはそこまで反「原発ゼロ」にこだわる理由はないので、どう見ても泥舟でしかない「玉木新党」には加わらなかったというわけだ。
これでめでたく「原発推進政党」たる新国民民主党が発足する運びとなった。もちろんこんな政党に期待できるものなど何一つない。
山本太郎も、さすがにこんな露骨な「原発推進政党」とは「共闘」できないのではないか。一方、新民民が維新に接近する可能性はかなり高い。
山本の元号新選組が共闘できる相手は、もう自民党内でも極右で鳴らす安藤裕の一派くらいではないか。安藤らとの共闘に踏み切った時、山本元号新選組は「戦時中の社会大衆党の再来」になる。