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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

民民・泉健太政調会長「役員会では玉木雄一郎代表の分党の提案は了承されていない」

 国民民主党の「分党」の件だが、玉木雄一郎の暴走だった可能性が強まっている。下記は毎日新聞記事へのリンク。

 

mainichi.jp

 

 以下引用する。

 

国民・玉木氏、分党表明 立憲合流推進派と慎重派 党内調整難航も

 

毎日新聞 2020年8月11日 20時50分(最終更新 8月11日 21時52分)

 

 国民民主党玉木雄一郎代表は11日の記者会見で、立憲民主党との合流を巡り、党内の賛否が割れていることから党を分割する「分党」を行う方針を表明した。来週にも両院議員総会を開き協議する。分党が了承された場合は党を解散する手続きを取り、合流推進派と慎重派でそれぞれ新党を結成し、玉木氏は立憲との合流には参加しないと表明した。

 

 玉木氏は会見で、両党の幹事長・政調会長間でとりまとめた合流に関する条件に、自身は同意すると説明。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ「いつまでも交渉を長引かせることは国民のためにならない」などと語った。そのうえで「合流できる、合流できないという仲間が円満に物事を進めるためには分党しかないとの結論に至った」と説明した。ただ、泉健太政調会長はその後の会見で、役員会では玉木氏の分党の提案は了承されていないとの認識を明らかにした。党内調整は難航する可能性がある。

 

 玉木氏はこれまでの立憲との合流協議に関しては「政党である以上、政策の一致は譲れない。国民が納得できる大きな塊を作ることを求めてきたが、(立憲の枝野幸男代表との)党首会談も一度も行われず、消費減税など軸となる基本政策で一致が得られなかった」と説明。「理念や政策が異なる人が集まって無理やりに党を作っても過去の反省は生かせない」と指摘し、自身は「改革中道」の政党を目指す方針を強調した。

 

 合流協議は、7月15日の立憲による合流案の提示後に両党幹事長を中心に交渉が本格化。当初は党名を巡って対立したが、立憲側が玉木氏の求める投票方式による決定で譲歩。党の綱領案や規約案、代表選規定などは両党幹事長間でとりまとめられたが、玉木氏が消費税減税や憲法など基本政策の一致にこだわり、合流に前向きな党所属議員から批判の声が上がっていた。【木下訓明】

 

出典:https://mainichi.jp/articles/20200811/k00/00m/010/269000c

 

 民民の泉健太政調会長は、同党の役員会で玉木の分党の提案は了承されていないと言っている。どうやら民民の党内で玉木が梯子を外されたような格好だ。

 しかし、下記ツイートに書かれているような話にはならないのではないか。

 

 

 いや、あそこまでやらかしてしまったらそれでは収まらないだろう。また、前原誠司山尾志桜里らも、立民入りなど真っ平御免に違いない。

 彼らにはやりたいようにやらせるしかない。

 私が多少興味があるのは、山本太郎に入れ込んでいる「左」側の人たちが、前原や山尾をどう思うのかということだ。

 いや、玉木自身だって昔からゴリゴリの右派だ。彼は2008年8月に「反貧困キャラバン」が香川県高松市に来た時にも、会場に姿を現さなかった。小川淳也は来賓として挨拶したし、当時民主党参院議員だった植松恵美子は遅れてやってきてヘラヘラしていたのでめちゃくちゃ感じが悪かったが、それでも会場には来た。もっとも高松市小川淳也の選挙区である香川1区で、もしかしたら香川2区の地域内にも「反貧困キャラバン」はやってきて、そこにはもしかしたら玉木が来てたのかもしれないと想像もしたが、結局調べもしなかったのでわからないけれど。とにかく玉木に対してはリベラルの印象は昔から全く持っていないし、希望の党の代表に就任したすぐあとに、産経のインタビューに対して「政党支持率3%などと言われているが、ウイングを『右へ、右へ』と伸ばして支持を拡大する」と答えたところ、同党(現在の国民民主党)の政党支持率はほどなく1%前後にまで落ちて現在に至っている。そういえば玉木は最近も、元台湾総統李登輝の訃報に接して「日本精神」がどうこうなどという、お前は国粋主義系右翼かよ、としか思えないひどいツイートを発していた。

 そんな玉木と「消費税減税」の一点で共闘する。山本太郎新選組の支持者はそれで良いのだろうかと不思議でならない。

 それに、現在ネットでしきりに玉木にエールを送っているのは、主に自民党や維新の支持者たちだろう。数からいえば新選組の支持者より圧倒的に多い。山本太郎及び新選組の支持者たちの玉木へのエールは、最終的には自民や維新に組み込まれる道にしかつながらないのだが(山本・新選組支持者が夢想する玉木一派及び新選組の共産や社民との共闘は絶対にあり得ない)、本当にそれで良いのだろうか。

 人間誰しも、自分にとって都合の良いことしか考えないものだなあと思う機会が増えた。それは主に新型コロナウイルス感染症に関する件においてだが、政局に関しても同様だ。

 

[追記]

 文中、ひどい記憶違いがありました。玉木雄一郎は2008年にはまだ国会議員ではありませんでした。コメント欄で風来坊さんにご指摘いただきました。当該箇所には取消線をつけておきました。玉木雄一郎議員に対しては非礼をお詫びします。