kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

毎日新聞調査で安倍内閣支持率が41%に微減も、立憲民主党の政党支持率が4ポイント減の5%に急落

 週末に毎日新聞世論調査を行い、安倍内閣支持率41%、不支持率42%だった。

 

mainichi.jp

 

 記事を見ると、「緊急事態宣言の全国規模への拡大」と「減収世帯への30万円給付から一律10万円給付」への切り替えは支持されているものの、先月比での支持率上昇には至らず、支持率が微減したといったところだろうか。

 しかし、このところの安倍晋三及び彼の政権への不評ふんぷんを思えば、政策転換の効果が一定程度見られたともいえる。

 だが、多少政策を今までよりはマシな方向に転換したころで、安倍政権の棄民的な性格が変化したわけでは全くない。基本的には下記の平河エリ氏が書いた記事が指摘する通り、「コロナ自粛は国民が自己責任で勝手にやった」ことにされる、血も涙もない政権なのだ。新自由主義政治の恐ろしさを体現している政権だといえる。

 

gendai.ismedia.jp

 

 ところで毎日の世論調査では、立憲民主党が支持率を大きく下げ(9%→5%)、共産党も支持率を下げる(4%→2%)一方、日本維新の会が支持率を上げた(4%→6%)。また、党首(党代表)が目立ちたがってばかりいる国民民主党となんとか新選組*1の両党は、党首のスタンドプレーも空しく、支持率は両党ともいつもの低空飛行から全く脱せない1%のままだ。

 立民・共産両党の低迷に関するタニプロさんのコメントを、下記記事にいただいた。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 タニプロ

毎日新聞でも維新の会が伸びて立憲民主党日本共産党が下げてしまってますが、もう打つ手が思い浮かばないです。国民民主党との合流はうやむやになってしまってるし、社民党の新党首は合流に否定的な福島瑞穂になりました。共産党も下げているから、日本共産党の党員の私も他人事ではないです。誰か野党の存在感を上げてくれるような人物はいないんでしょうか。

 

 共産党の場合は、非常時には野党が目立ちにくいことが主な理由だと思いますが、立民はもう少し構造的な要因が大きいように思います。

 私は2017年に立民が蓮舫山尾志桜里の入党を認めた時に大いに失望し、その後の党支持率低落に伴って出てきた「立民信者」(「本当は素晴らしかった民主党政権」などとほざいて、民主党政権時代の失敗の総括をしないどころか積極的に開き直る人たちが増えてきて、同時に財政再建志向的な経済政策が同党で幅を利かすようになり始めたので、ますます同党と距離を置くようになりました。

 なので、立民の支持率急降下の理由はよくわからないのですが、下記三春充希氏の指摘が参考になるかもしれません。

 

 

 

 特に後者のツイートに注目しました。

 前記の私が立民との距離を大きく置くきっかけになった「信者」たちの台頭も、さらにさかのぼれば、同党が結党当時に掲げた「草の根民主主義」に反する動きでした。彼らには、枝野幸男を神聖不可侵として批判を封じる傾向が顕著だったのです。この動きと相通じるのは、「安倍信者」を抱える自民党や「小沢信者」(オザシン)の流れをくむ「山本太郎信者」(ヤマシン)を抱える新選組、それに橋下徹松井一郎に対する批判がタブーになっているであろう日本維新の会地域政党としては大阪維新の会)などの支持者や「信者」たちのありようでしょう。

 立憲民主党に関しては、支持層の中で「信者」の占める比率が高くなって息苦しくなってきたところに、立憲パートナーズに代表選の投票権を与えない方針が報じられ、支持層が離反したものではないでしょうか。同党は、「草の根民主主義」を掲げた立党当時の初心に立ち返るべきだと思います。

 なお、一部にいわれる「消費税ゼロ」を目指す山本太郎らの方向性に惹かれて立民を見限った、という説は大いに怪しいと思います。もしその説が正しいなら、新選組や国民民主党政党支持率が上がってしかるべきですが、両党の政党支持率も沈みっ放しだからです。

 消費税の税率ゼロはともかく、直間比率において直接税の比率を以前のように高くすることによって消費税率を下げることには、平時であれば私も賛成なのですが、緊急にお金を必要とする人が今後ますます多発するであろう現在の緊急時においては、手間がかかって実施までのタイムラグも長い消費税減税の議論など後回しにすべきなのは当たり前で、有権者の多くもそれが十分わかっているからこそ、新選組や民民の政党支持率が全然伸びないんだと思います。

 そういや玉木雄一郎三橋貴明やら安藤裕ら自民党極右派の自称「反緊縮」議員らとコラボしようとしているようですね。

 

 

 そんなもんにのめり込むのは平時にやれよ、ってとこです。

 私は以前、香川県に7年ほど住んでましたから、玉木雄一郎の名前には当時からなじみがありますが、呆れるほど軽い奴です。小池百合子希望の党騒動の時も浮かれまくっていました。ところが、ちょっと逆風に遭うととたんにシュンとしてしまうんですよ。とてもでないけど、非常時に総理大臣の重責を任せられる人ではありません。

*1:従来の表記は「山本元号党」。現元号はこのブログのNGワードなので、同党の正式名称は引用文を除いて書かないことにしているが、いつまでも「山本元号党」などという厭味ったらしい表記を続けるもなんなので、今後は略称として「新選組」(略さない時は「なんとか新選組」)を用いることにした。