アメリカでトランプが新型コロナウイルスに感染したが、このところ私の勤務先近くのオフィスビルでも1か月に複数人の新型コロナ陽性者が出ており、コロナ感染がすっかり慢性化した感がある。
10月に入って、NHKは1日の陽性者数、死亡者数などのニュースを出さなくなったようだ。データは特設サイトにまとめられているので、そちらを見ろということか。
上記サイトから、昨日（10/2）の23時59分時点での新型コロナウイルス感染症の陽性者数と死亡者数を転記すると、陽性者数が84,875人、死亡者数が1,594人となっている（クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号を除く）。先週の時点（9/25）では陽性者数累計が81,177人、死亡者数が1,544人だったから、今週は陽性者数3,698人、死亡者50人だったことになる。先週は陽性者数が2,995人、死亡者数は44人だったから、陽性者数がかなり増え、死亡者数も増えた。週間の死亡者数を陽性者数で割った値は1.35%であり、先週の1.47%から減少した。8月1日以降の累計では陽性者数は48,486人、死亡者数は581人となった。「致死率」は1.20%。
先週は4連休のために検査数が少なく、そのために陽性者数が少なく出た可能性があるので、先々週（9/12-18）及び3週間前（9/5-11）と比較すると、先々週は新規陽性者数3,494人（死亡者数72人）、3週間前は新規陽性者数3,694人（死亡者数76人）だった。今週は3週間前とほぼ同じ陽性者数となった。これはもう、感染が再拡大しているとしかいいようがない数字だ。陽性者数に対する死亡者数の割合が減っていることからも、感染が第2波からそれと重なって現れた第3波へと移行しつつあることが窺われる。
現在の日本では人々がすっかり「コロナ慣れ」してしまって、新型コロナウイルス感染症のニュースへの関心が薄れているように見えるが、トランプの病状の推移とともに、再び新型コロナ対策がクローズアップされるのではないか。毎度のように書くが、緩和策一本槍にしか見えない菅義偉政権のあり方は大問題だ。
