現在東京でパラリンピックが開催されているが、東京五輪を終えてIOC会長のバッハから「最高勲章」とやらを授けられた小池百合子は、もうすっかり新型コロナ対応などどうでも良いと言わんばかりの他人事みたいな態度が目立つ。
小池都知事、渋谷の接種会場の大混乱について
— Shin Hori (@ShinHori1) 2021年8月28日
「現場で工夫してほしいですね」
と他人事のような発言 https://t.co/uPdo6vsIcn
しかし、こんな小池が「新型コロナ対応に必死」になっているように見えるらしい「リベラル」ないし都会保守もいる。ひいき目のせいで「必死であってほしい」という願望が「必死になっている」との思い込みに転じたものだろう。しかも、当該都会保守氏は医師にワクチン接種を止められており、新型コロナに関しては「弱者」の立場にあるという。それなのにコロナ弱者を迫害しているに等しい小池百合子にどうしても心惹かれてしまうらしい。理屈を超えた感情の制御は、人間には難しいものなのだろうか。
世にあまたいる維新の支持者たちも、自らの願望が妄想に転じて、維新の実像が見えないのに違いない。たとえば橋下徹の正体は下記ツイートで揶揄されている通りだ。
町山智浩「コロナ野戦病院を作れ」
— M16A HAYABUSA (@M16A_hayabusa) 2021年8月28日
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橋下徹 「できるわけないやろ」
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吉村洋文「野戦病院を作るわ」
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橋下徹「感謝」
開いた口が塞がらんわ… pic.twitter.com/WRJ2e1aM1S
大阪府知事の吉村洋文は、今春に医療崩壊を引き起こして大阪府に大勢の死亡者を出して以降は、それまでの「イソジン」や「K値」や「医療の限界まで経済を回す」といった論外の妄言や妄動を多少改めたのかもしれないが(その分東京都知事・小池百合子のひどさがますます目立つようになった)、それだけで橋下は言うことを180度変えてしまう。とんでもない野郎だ。
自民党総裁選に出るとか出ないとか言っているらしい石破茂も、私はもともと全く買っていないが、コロナに関しても小林よしのりや宮沢孝幸にかぶれる論外ぶりを見せている。あり得ないとは思うが石破が総理大臣になろうものなら、自民党政府のコロナ対応は、「これよりひどい無策無能はあり得ない」と現在思われている菅義偉よりももっとひどいものになってしまうかもしれない。
あーもうダメだな。
— ttakahasi (@ttakahasi) 2021年8月29日
小林よしのり氏とウイルス学者の宮沢孝幸・京都大学准教授の対談集『コロナ脳 日本人はデマに殺される』(小学館新書)は内容が濃く、多くの疑問への答えを示唆するものでした。
石破茂の懸念「不安ばかり煽るメディアは別の恐怖を軽視していないか」https://t.co/EJZh6XfSSl
昨日も、「コロナはただの風邪」、「ワクチンの接種はやめた方が良い」と公言し、ワクチンを接種していなかった落語家・三遊亭多歌介がコロナに感染して急死した(27日死去)と報じられた。
もっとも、コロナを軽視する石破がダメだからといって、安倍晋三に媚びまくって「改憲」をブチ上げる岸田文雄もどうしようもないが。前記都会保守氏などはずいぶん岸田に好意的だが、この人はもう政治ブログを書くのを止めた方が良いのではないか。万一岸田が総理大臣になろうものなら、自公政権の「安倍支配」は現在の菅義偉政権よりもっとひどくなってしまうのだが、都会保守氏はその程度の考察さえできなくなってしまっているようだ。
昨日は「WADA」に言及したが、WADAよりもずっとフォロワー数の多い「Dr.ナイフ」の問題もある。ナイフは今もフォロワー数を増やし続けており、旧アカ時代の6万人に迫りつつある。
政権擁護側も批判側も劣化が止まらない「崩壊の時代」の崩壊はもうどうしようもない段階に至った。