kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

菅義偉が退陣へ。やはり「後菅」は「前菅」よりしょぼい「小菅」だった

 菅義偉自民党総裁選不出馬を決めた。

 驚きは全くない。弊ブログは既に8月22日の横浜市長選に小此木八郎が惨敗した翌日に公開した記事で、菅政権が死に体になったと断じていた。そうはいっても日本国総理大臣の権力は絶大なのだが、総裁選を先送りしての衆院解散が、おそらくは安倍晋三によって封じられた時点で、菅は終わったと思った。私は菅が総理・総裁のまま総選挙に突入して自民党が惨敗・下野することを期待してはいたが、正直言って来月まで菅が持つとは全く思えなかった。今の菅が総裁選に勝つ目などあろうはずもなかった。

 結局菅政権は1年とちょっとしか続かなかった(まだ完了していないが過去形で語って構わないだろう)。「後菅」内閣は第1次安倍晋三内閣や福田康夫内閣よりはわずかに長かったが、1年3か月続いた「前菅」(菅直人)内閣より短命だった。菅義偉政権はやはり「小菅」政権だった。誰がとは言わないが、早く小菅に逝け。

 菅義偉が退陣を決めるや、極右新自由主義者の「パワハラ河野太郎」だの、小林よしのりや宮沢孝幸とつるむ「トンデモ石破茂」だのが自民党総裁選に名乗りを上げようとしている。奴らには「恥を知れ」と言いたい。

 報棄てを見ていたら、二階派野田聖子を推すのではないかとの観測を政治記者が口にしていた。「後菅」のあとは「後野田」というのも一興かもしれない。なお、2005年の郵政解散・総選挙で野田が小泉純一郎に刺客を送られた頃には、野田は自民党内でもタカ派の政治家として知られていた。だが、それから16年経って野田は自民党内では比較的穏健な政治家だとみられているらしい。私の見るところ野田は16年前と何も変わっていない。自民党国会議員に占める極右や右翼の比率が飛躍的に増えただけだ。

 やはり、誰が総裁・総理になろうが、自民党政権は終わらせなければならない。菅のあとに野田でその党の政権が終わるなら「歴史は繰り返す。二度目はみじめな笑劇として」を地で行くことになる。そんな展開を期待したい。