kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

結局、岡田克也くらいしか適任者はいないのでは?

 結局そうなるかなあ。

 

 

 岡田克也は旧希望でも旧立民でもない旧無所属で、2016年には民進右派にとんでもなく理不尽な仕打ちを受けたが、野党共闘の土台を民進側で作ったのはこの人だからね。

 私はこの人の経済政策とは全く合わないので、2016年の参院選の前までは批判ばかりしていたけど、あの参院選野党共闘の結果を出したことで大きく評価を好転させた。

 経済政策は問題だけど、小選挙区制で昔より弱い野党第一党にさらに遠心力が働くとなると、立法府の力がいよいよなくなって行政府のやりたい放題になるから、それを避けるためには「新鮮だけど、党が割れるひとはやめた方がいい」のは当然だ。

 しかし2016年の民進右派はとんでもなくひどかった。岡田克也が踏ん張ったからあの程度の結果で済んだのに、もっと党を右に寄せないから負けたという、今枝野幸男が言われているような批判を次々と岡田克也に浴びせかけた。中でも増子輝彦という、共産党選挙協力のおかげで勝てた議員に至っては、当選するや否や恩を仇で返しやがったもんね。およそまともな人間の所業とは思われなかった。結局、都知事選に小池百合子が出て民進や共産が推した鳥越俊太郎の惨敗がほぼ確実視された投票日前日に岡田克也は辞意を表明した。いわゆる「堪忍袋の緒が切れた」というやつだろうなと思ったものだ。その1年後に希望の党騒動と排除劇が起き、旧民進右派の多くが没落していった時、私は大いに溜飲を下げた。

 今はあの時とは違って立民には長島昭久細野豪志柿沢未途もいない。馬淵澄夫とか松原仁、それに今回初めて選挙区で負けたという渡辺周などはいるが、以前より旧民進右派の勢力は縮小しているので、2016年のような理不尽な攻撃は受けないだろう。維新との関係改善は無理でも、共産とも民民ともやっていける力もある。

 岡田克也くらいしかいないんじゃないだろうか。繰り返すが彼の経済政策は全然買えないけどね。2004年と2016年の参院選で健闘したから参院選との相性も良さそうだし。ただ、次の衆院選の前には代表の座を降りた方が良いかもしれない。