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民進代表選、蓮舫氏が立候補検討 長島氏は意欲(朝日)

民進党代表選に関して、同党と親和性が強いと思われる朝日が記事を出している。

http://www.asahi.com/articles/ASJ814V93J81UTFK00G.html

民進代表選、蓮舫氏が立候補検討 長島氏は意欲
菊地直己、高橋健次郎
2016年8月2日08時07分

 民進党岡田克也代表が退任表明したことを受け、同党内では9月の代表選に向け、各議員グループが動き始めた。蓮舫代表代行が立候補を検討しており、長島昭久元防衛副大臣も意欲を示す。岡田氏が敷いた野党共闘路線への評価や憲法改正への対応が争点となりそうだ。

 岡田氏の野党共闘路線を引き継ぐ有力候補と目されるのが、今回の参院選東京選挙区でトップ当選した蓮舫代表代行だ。

 蓮舫氏は1日、岡田氏を支えてきた党重鎮と会談を重ねて意見交換し、立候補の検討に入った。都知事選の野党統一候補にも名が挙がるほど知名度が高く、党内からも「蓮舫氏は有資格者」(党幹部)と推す声がある。

 岡田氏は、任期限りの退任を表明した30日の記者会見で、意中の後継候補には言及しなかったものの、次期執行部に対して「今まで成し遂げてきたことを肯定的に前に進めてもらいたい」と注文。共産党などとの共闘路線の継承を望む考えを強くにじませた。

 岡田氏は27、28の両日、蓮舫氏の所属グループを率いる野田佳彦前首相らと会談し、共闘継続を前提に代表選への対応などを協議したとみられる。

 執行部側では、岡田氏を支えてきた枝野幸男幹事長の動向も注目される。次期衆院選に向けて「できうる限り協力すると、野党4党首が一致した。公党間の合意だ」と共闘路線の継続を主張。蓮舫氏らの動き次第では、代表選に名乗りを上げる可能性もある。

 一方、長島元防衛副大臣は1日、国会内で記者団に「政権交代の原動力になっていた大事な支援者が離反している」と語り、野党共闘路線を批判したうえで、代表選に立候補する意欲を示した。

 長島氏が疑問視するのは共闘の…

朝日新聞デジタルより)

元記事には来月の代表選に関して、「執行部系」から「反執行部系」まで、岡田・枝野体制との親和性が強い順番に示した図を載せている。

これによると、もっとも岡田体制と親和性が強いのは野田佳彦花斉会だ。野田(野ダメ)といえば旧民主党右派の印象が強いが、岡田克也とは「強力な財政再建論者」(=経済極右)という共通点があり、今では岡田克也とべったりらしい。蓮舫はこれに所属している。

次いで赤松広隆サンクチュアリ(旧社会党系)。さらに高木義明らの旧民社党系。中間派に旧維新の党(江田憲司松野頼久ら)。以下が反執行部系で、原発推進論者として悪名高い大畠章宏の素交会、前原誠司凌雲会細野豪志の自誓会、長島昭久の国軸の会と続く。あとで挙げたグループほど反執行部色が強く、長島昭久は文字通り最右翼だ。

一瞥してわかる通り、民進党はもうすっかり保守色がきわめて強い政党になった。今回の民進党代表選は、よく知らないのだがどうせ党員やサポーターの投票もあるのだろうし、そこで蓮舫が大量得票することは目に見えている。蓮舫が次期民主党代表に選ばれることはほぼ確実だ。

反執行部系は安倍晋三から次の総理政権に代わる時期を勝負どころと考えているという情報があり、それは今回の代表選よりタイミングはだいぶ先になるので、今回の代表選にあえて勝ちに行かず、反執行部のスタンスを貫くと思われる。彼らは本心では安倍晋三と戦いたくないのだ。今回は、偽メール事件でミソをつけた前原誠司あたりを出してお茶を濁すか、それとも長島昭久が立候補して存在感を示しておき、次の次への布石を打つかあたりではなかろうか。

嫌な予感がするのは「中間派」に位置づけられている「旧維新の党」であって、こいつらはおそらくポストを得ようと蓮舫にすり寄ると予想される。代表選では蓮舫に投票し、その代わりに幹事長のポストを要求してくるのではないか。

そうすると、幹事長は江田憲司松野頼久柿沢未途か、そのあたりになる。これでは枝野幸男が幹事長を務めている現体制よりずっと悪い布陣になる。

だが、落ち着く先はそんなところではないかと予想する今日この頃。もちろん私にとって歓迎すべからざる事態であることは言うまでもない。