昨日(4/16)に続いて、社民党員・まことん氏の一連のツイートを紹介する。山本太郎と×××新選組の本質を見事に言い表していると思うからだ。
私は「れいわ新選組」の集会や演説会に何度も参加していますけど、山本太郎氏の演説聞くと「高揚感」を抱く上に、彼が「特定団体が独占した選挙ノウハウを市民がシェアする」と言うように、ボラに気軽に参加できるなど、「政治参加意欲」を満たすんですよね。それらは、既成政党では味わいにくいもの。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
しかし、「れいわ新選組」のボランティア参加型の選挙システムは、市民によるボトムアップのように見えるけど、その実は山本太郎氏ら「れいわ」中枢?からのトップダウンの選挙戦略の手足、実働部隊として動くだけのもの。市民が主体のボトムアップ民主主義とは実態は真逆です。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
「れいわ」のイベント等に参加する中で、私には「れいわ」のボランティア参加型は、新興宗教にも相通じる「教祖」による「やりがい搾取」にも相通じる、と思うようになったんですね。このような運動から、実りある民主主義の政治潮流が産まれるとは思えない、とある時期から考えるようになりました。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
今回の山本太郎氏の参院選の鞍替えにせよ、ボランティアによる選挙参加の実態は、山本「教祖」様の「ご宣託」に付き従う「信者」と同じ図式でしょう?その決定プロセスに、「れいわ」の支持者は何ら制度的にコミットできないのですから。市民参加の民主主義とは全く異質です。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
上記最初のツイートだけを切り取ると山本と×××への肯定的ツイートみたいに見えるが、これは無論140字という字数制限による。2番目と3番目のツイートが核心部分だ。
山本と×××の本質は2番目のツイートにある「市民が主体のボトムアップ民主主義とは実態は真逆」という部分に尽きるが、そこから導かれる「『教祖』による『やりがい搾取』」とはまことに痛烈にして言い得て妙な表現だと感心した。
ひとり山本だけが肥え太るメカニズム。「信者」たちさえ使い捨てにされてしまう。
山本は社民党の参院選候補を強奪した。その実害は看過できない段階に達したと言わなければならない。
なお、上記一連のツイートを読んで、結党当初にボトムアップ型を目指したはずの立憲民主党が枝野幸男の独裁政党と化した例を思い出したことも書いておく。立民にも一時「信者」的な支持者が少なからず見られた*1。山本の×××は、ある意味立民のつまずきをさらに極端にした最悪の例といえるのではなかろうか。
下記は上記最後(4件目)のツイートへの反応。
今回もそうですが、彼の党には個人崇拝のようなものを感じます。ある個人を「英雄」かのように持ち上げ、無批判に支持する、そして違う見解の人や批判者を攻撃します。しかし、この傾向に陥った組織は深刻な失敗、、破綻・破滅。避けられないでしょう。
— 内田 達朗 (@9tUchida) 2022年4月16日
これはその通りだと思う。しかし上記ツイートに反応した下記ツイートは問題だ。
いつかは破綻するとは思う。そういうものの典型だから。でも、今はそのエネルギーを、社会が必要としているのかもしれない。
— 🌻スペアミント🌿 (@3LucjjpxVf7I8rF) 2022年4月16日
何を馬鹿なこと言ってるんだ。それは、戦争から日本が立ち直るためには原爆投下が必要だったと言っているようなものだ。
また、まことん氏の前記4件目のツイートに対する下記の反応もひどい。
教祖は宗教なりいかがわしい匂いのするものですが、山本太郎氏が日本の為に、国民の幸せの為に動く本物の政治家と思うからこそ、支持者それぞれが政治を間違った方向に動かないようにと、応援しサポートするのであって、教祖ー信者と同じ図式と言うのは誠に失礼でありある種悪意を感じますが。
— hiroshi (@yh496hiroshi) 2022年4月16日
「山本太郎氏が日本の為に、国民の幸せの為に動く本物の政治家と思う」と言って自らの思考を停止し、主体性を放棄してしまうことこそ問題なんだよ。このツイートはファッショ政党に付き従う「信者」の信仰告白でしかない。
既に、×××に先立って相当巨大な政党にのし上がってしまった大阪維新の会・日本維新の会というファッショ政党がある。新型コロナウイルス感染症で大阪府を中心とした関西の人口あたり死亡率が高いのは、大阪など多くの自治体の人たちが維新に帰依してしまった結果だ。
「第二の維新」である山本の×××新選組が現在以上に党勢を伸長させることを許してはならない。