kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

"核共有を問う 「第二のウクライナに…」と持ち出す議論の卑劣さ"(中村桂子長崎大准教授・毎日新聞)は有料記事なので「卑劣」の論拠が読めない。妥当な立論だろうと推測されるが、毎日新聞社の見出しのつけ方に問題がある

 中村桂子というと著名な生命科学研究者(1936-)かと一瞬思ったが、顔写真を見て別人だと知った。1972年生まれの長崎大学准教授とのこと。

 

mainichi.jp

 

 上記リンク先は毎日新聞の有料記事なので冒頭部分しか読めない。だから、見出しで人目を惹く「議論の卑劣さ」の根拠がよくわからない。これは見出しをつけた人の失策だろう。あるいは新聞記事の見出しをそのままつけただけかもしれないが、ネットで毎日新聞のサイトに登録してない人には何のことだかわからない。

 核共有の議論については、そんな議論をすること自体がナンセンスだと私は考えている。プーチンのような人間が核保有大国の指導者であれば、核抑止論そのものが効力を失うことをはっきり示したのが今回のウクライナ戦争だと考えるからだ。

 中村桂子准教授が「卑劣」というのは、おそらく火事場泥棒的にそういう議論を始めた安倍晋三らのあり方を指すものと推測されるし、安倍らの姿勢は確かに卑劣というほかないと私も思うが、肝心の部分が有料部分に含まれて読めないのであれば、ネット向けには見出しを変更するか、あるいは無料公開するかのいずれかにすべきだった。

 記事についた人気ブコメはその全部がろくでもないものなのでリンクしないし、はてブもすっかり堕落したものだとも思うが、責任の一端というよりかなりの部分は毎日新聞社にあるとして同社を批判せざるを得ない。