kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

阪神が甲子園での読売3連戦で着用した「大阪タイガース」創設時の復刻ユニフォームはなぜビジター用なのか

 プロ野球の「伝統の一戦」は私にとっては呪詛の対照でしかない。その最初の対戦で選手たちが着用したユニフォームを復刻して、開幕直後の東京ドームとと現在行われている甲子園球場の3連戦が行われることになっていたが、これまでの4試合はすべて読売が勝っていたところ、昨日(5/21)阪神が初めて勝ったらしい*1

 

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 なお、正式名称が「大阪タイガース」だった頃も球団の略称は「阪神」だった。草創期には阪神最大のライバルは阪急だったが、今では親会社が阪急阪神ホールディングスに統合されている。

 以上の話は単なる前振りで実はどうでも良いのだが、阪神のホームゲームなのに読売が白地のホーム、阪神がくすんだ色のビジターのユニフォームだったことが気になった。ユニフォームの色はホーム用とビジター用で区別するのが第一であって、何も歴史上の第1戦に合わせる必要なんかないのではないかと思ったのだ。何より、大のアンチ読売である私が引っ掛かったのは、読売がビジターなのにホーム用ユニフォームを着用していたことだった。なお、当時のタイガースにホーム用ユニフォームがなかったわけではないことはネット検索で簡単に確認できる。

 

m.hanshintigers.jp

 

 最近はホームのチームが、普段見られないビジター用ユニフォームをファンに見てもらうとの名目でホームゲームでビジターユニフォームを着用する例がしばしばあるが、私は好まない。これを最初にやったのはある年の交流戦での阪神であって、福岡でのホークス戦で阪神がホーム用ユニフォームを着たので、「同じ(白地に)黄色と黒のユニフォームでどっちがホームかわからない」と、当時ホークスの監督だった王貞治が文句を言っていたことを思い出す。また、中日とDeNAの試合をスポーツニュースで見た時、どっちがホームチームだか混乱してしまった試合が数年前にあった*2。あれも日曜日限定ユニフォームだか何だかのせいだった。

 なお「伝統の一戦」が初めて行われたのは、私の現住所に近い洲崎球場だが、現在はプレートが残っているだけだ。

 

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 見に来られても良いところなんか全然ないですよ、残念ながら。

*1:おかげでヤクルトが首位に復帰した。しかしセ・リーグの各球団には「交流戦前の首位チームは交流戦で失速する」ジンクスがあるので、今日はヤクルト敗戦・読売勝利で2位に落ちても構わないとひそかに思っている。交流戦前にヤクルトが首位に立ったことは交流戦が始まった2005年以降一度もないのではないか。一方、読売は2006年に首位で交流戦に突入したが、交流戦後半に8連敗、交流戦から再開されたリーグ戦にまたがって10連敗、阪神戦連勝を挟んで9連敗という歴史的失速を記録した。しかし最後の9連敗は神宮球場でのヤクルト戦の大逆転勝ちで止まり、画竜点睛を欠いてしまった。この年の読売の最終順位は4位で、ヤクルトは3位だった。

*2:私は2011年のトラウマのせいで、読売戦(と一部の阪神戦)を除いて中日の相手チームを応援するのが常だが、これは中日の負けだな、ざまあと思ったら逆だったので落胆したのだった。