kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

投手王国ヤクルト? 開幕から12試合連続3失点以下の快挙ではあるが…

ヤクルトが中日に連勝し、中日を首位の座から引きずり下ろして同率2位となった。首位はまさかのDeNAで、甲子園で阪神を3タテして4連勝。阪神は読売と並ぶ同率4位で広島が最下位という、評論家の順位予想のほぼ逆順の序盤戦になっている(但し、首位から最下位まで4ゲーム差しかない)。

ところで、ヤクルトが読売リーグ(セ・リーグ)新記録となる開幕から12試合連続3失点以下という快挙を成し遂げたことを、報棄てスポーツニュース担当の青山愛アナ(広島出身)がにこやかに伝えていた。心中はどうだか知らないが(もっとも最下位広島も読売に連勝した)。

そこで開幕以来のヤクルトの成績を並べてみた(「@」付きは相手ホームゲームの球場名)。

3/27 ○4-2 @広島
3/28 ●0-1 @広島
3/29 ●1-2 @広島
3/30 ○4-3 阪神
3/31 ●1-2 阪神
4/ 1 ○9-2 阪神
4/ 2 ○8-0 @横浜(DeNA
4/ 3 ○6-2 @横浜(DeNA
4/ 4 ●1-2 @横浜(DeNA
4/ 6 ●0-1 中日
4/ 7 ○2-1 中日
4/ 8 ○3-2 中日

12試合 7勝5敗 得点39 失点20 チーム打率 .262 チーム防御率 1.50

うーむ、とうなるほかない。めでたさも中くらいなりというべきか。

なぜ得点が失点の倍近くあってチーム防御率が1.50なのに7勝5敗なのか。実はヤクルトの5敗はすべて1点差負けであり、昨日と今日の2試合で中日に1点差で連勝するまで、1点差ゲームに開幕から5連敗していたのだ。

私は開幕戦の日に「今年のヤクルトは優勝を狙える」とブチ上げたのだが、それは強力打線の援護で弱体投手陣に勝ち星をつけながら育てるという手前勝手な希望的観測によるものだった。ヤクルトの投手陣のここまでの健闘を予測した者は誰もいなかったはずだ。だが、2年連続最下位の悲しさ、勝負弱さは克服できていない。

明日からは天敵の某球団が相手で、打球が異様に飛ぶことで悪評の高い敵の本拠球場に乗り込むが、どうなることやら。あの球団に記録を止められたくはないが、止められてしまうんだろうな、どうせ。予告先発のライアン小川はルーキーイヤーの一昨年の最終戦で、リリーフに勝ちを消されてしまったこともあって、あのインチキドームではプロ入り以来未勝利のはずだ。