kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院選で立民の比例得票率12.7%は2013年民主党の13.4%をも下回る大惨敗だったが、泉健太は「なんとか踏みとどまった」と称して辞任を否定、それに対する批判も党内からろくすっぽ上がらない惨状

 参院選立憲民主党代表の泉健太が掲げる「提案型野党」の路線が有権者に否定されたことは明らかだろう。まことん氏によると、立民が票を減らした分と維新が票を増やした分は同程度だ。

 

 

 しかし泉は、開票速報で議席減について聞かれても「なんとか踏みとどまった」などと答えて、自らの辞任を否定した。

 

 

 

 今回の立民の比例得票率は、第2次安倍内閣発足翌年に行われ、民主党の凋落を強く印象づけた2013年参院選より低く、泉と同じく保守系政治家である岡田克也が「野党共闘」路線で本当に「なんとか踏みとどまった」2016年の民進党の得票率20.9%と比較すると、なんと約4割も少ない。昨年の衆院選と比較しても3分の2にも満たない。立民の惨敗は数字にはっきり表れている。

 つまり、泉の路線は有権者に明確に「ノー」を突きつけられたわけだ。

 しかし、立民党内から泉執行部を批判する声もろくすっぽ上がらない。このことから感じるのは、何も党内民主主義が機能していないのは、組長が独裁する党や宗教政党民主集中制の党に限らないということだ。なお自民党も、数日前に銃殺された極右の安倍晋三が放恣に操る政党に成り下がっていた。

 この立民の現状は、日本における民主主義の衰退を示すものだろう。だからこそ、新選組、N党、参政党という、一部のツイートの表現を借りると「陰謀論御三家」政党が合わせて1割もの比例得票を得てしまうのだ。