kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

野党は統一教会の実態把握と被害者救済を課題の中心としながらも、自民党と統一教会との関係も陰謀論への傾斜を排しつつ(=事実に基づいた材料だけで)地道に追及していくしかない

 前の記事のさらなる続き。

 

 早川タダノリ氏が「ほとんど釣り」「こんなのにのっかるのはバカにされるのでやめたほうがいいよ」と評した陰謀論に乗っかった馬鹿がいた。そう、あの×××新選組御用達のお笑い芸人・立川談四楼である。

 

 

 実はsuterakusoさんからは、前々回と前回の記事で引用したコメントの続きをいただいているのだが、コメント欄の直接の引用だと見づらいので、以下にコメントに引用されたこたつぬこ(木下ちがや)氏のいくつかのツイートをリンクする。

 

 

 最初にリンクした立川のツイートを批判した上記ツイートについては、こたつぬこ氏の言う通りだとしか言いようがない。

 

 

 これもそうかな。

 

 

 

 上記もリンクされたツイートではなく、そこからさらにリンクされた立川談四楼に対する批判だ。これもその通りというほかない。ただ、直接リンクしたツイートに対する批判であるかのように見えてしまうのはちょっとどうかと思う。もっと立川に対する批判であることをはっきり書いた方が良かったのではないか。でもまあ、ここまでに関しては、私はこたつぬこ氏のツイートに特に異論はない。

 

 suterakusoさんのコメントに引用された下記ツイート以降については意見が分かれるところだろう。

 

 

 これには正直ちょっと抵抗がある。しかし、「大風呂敷は広げないで焦点を定めてやるのが大切」というのはその通りだろう。山上徹也の犯行の背景として明らかになった山上の境遇の悲惨さは、多くの人たちに衝撃を与えた。まずそれを手がかり足がかりにしてピークを目指すしかない。ここで変な欲を出したら谷底に真っ逆さまだ。それこそ2006年に前原誠司代表時代の民主党が引き起こした「永田メール事件」の再現になっててしまう。あれで当時批判の矢面に立っていた安倍晋三自民党の政治家たちはほぼ無傷でライブドア事件を乗り切ったのだった。その3年後、永田寿康は自殺した。時に2009年1月3日、享年39。

 何より、生きていたら「統一教会の実態把握と被害者救済」を潰す圧力をかけまくったに違いない安倍晋三はもうこの世の人ではない。野党はこのメリットを絶対に活かさなければならない。なんという冷酷なことを書く奴だと思われるかもしれないが、これはまぎれもない現実だ。

 

 

 

 

 

 

 下記は、以上のこたつぬこ氏のツイートに関するsuterakusoさんのコメント。

 

うまいこと言っているようですが、なぜ、事態解明・被害者救済と政治とのかかわりの追及が両立せずに大風呂敷のような話になるのか。どちらかを中心にするような話になるのか。そもそも、山上の動機からも、政治とのかかわりが被害を大きく深刻にしているということに世論の目が向いているではないか。ここに、こたつぬこは、政治とのかかわりの追及が厳しくなると、なにか不都合でもあるのか?と陰謀論も頭をもたげることにまでなります。立民西村の説明の引用の仕方も切り取り的なものもあるように感じますし。 どうなんでしょうね。

 

 私がこたつぬこ氏のツイートにちょっと違和感を持って「微妙だな」と思ったのは、氏の一連のツイートが自民党統一教会の関係を追及する動きに対するブレーキになりかねないのでは、ということでした。

 しかしその反面で、「日本財団のアドバイザーを務める大越健介統一教会とつながっているのではないか」という類の陰謀論は有害無益でしかないと思います。その意味で、立川談四楼は明確に「無能な味方」ですし、彼に応援されている×××新選組もそうなるリスクが多大にあります(なにしろあの政党は「陰謀論御三家」の一角を占めますからね)。なお立民の西村智奈美の説明は確かに一部の野党支持者に物足りなさを感じさせる者だったという意見は他のツイートでも見掛けました。仮にそうであったとしても、立川談四楼山本太郎なんかよりははるかに良いのではないかと私は思います。

 結局、統一教会の実態把握と被害者救済を課題の中心としながらも、自民党統一教会との関係も、陰謀論への傾斜を排しつつ、つまり事実に基づいた材料だけで地道に追及していくしかないと思います。幸か不幸か(などと書くとまた右翼に絡まれそうですが)安倍晋三ももういませんし。

 なお私自身は何度も書いた通り安倍晋三に対して一定の同情を持っていますし、彼を生け捕りにできなかったことは一大痛恨事だと思っています。