kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

早川タダノリ氏の下記ツイートには説得力がある/「報ステの大越キャスター(元NHK)が国際勝共連合の名誉会長が設立した財団のアドバイザーだと判明」って、「名誉会長」=笹川良一、「財団」=日本財団なので、旧統一協会とつなげるのかなり無理筋。ほとんど釣りだろこれ。こんなのにのっかっるのはバカにされるのでやめたほうがいいよ

 前の記事の続き。今回はsuterakusoさんにいただいたコメントの後半について述べる。当該コメントの後半部分を再掲する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

(前略)ところで、私は笹川とのつながりから日本財団の息がかかった人を眉唾で見ざるをえないと考えていますが、次のようなツイートもありました。

https://twitter.com/hayakawa2600/status/1549783369877032960?cxt=HHwWgMCghfHw94ErAAAA
>早川タダノリ
@hayakawa2600
報ステの大越キャスター(元NHK)が国際勝共連合の名誉会長が設立した財団のアドバイザーだと判明」って、「名誉会長」=笹川良一、「財団」=日本財団なので、旧統一協会とつなげるのかなり無理筋。ほとんど釣りだろこれ。こんなのにのっかっるのはバカにされるのでやめたほうがいいよ
午前0:48 · 2022年7月21日·Twitter Web App<

https://twitter.com/hayakawa2600/status/1549973469336842240?cxt=HHwWgMDRsZCqzoIrAAAA
>早川タダノリ
@hayakawa2600
笹川良一勝共連合の初代会長」とか「勝共連合の構成員は信者」などのモメントは「事実」ですが、それをつないで醸し出されるストーリーは非常にうさんくさいもので、いわゆる「ハーフトルース」の手法が元記事には使われています。〈無関係とはいえない〉〈明らかに不自然〉はファクトでしょうか?
引用ツイート
>>ケン
@taitai19870201
· 23時間
返信先: @hayakawa2600さん
無関係とは言えない。勝共連合を組成し反共思想をリードするフィクサーの一人が笹川氏。ファクトとして多くの資料がある。

勝共連合は今でも議員会館で活動をしており構成員は信者。

思想的な影響は残ると考える方が自然でしょう。

大越さん明らかに不自然でしたけどね。それがファクトかな。<<
午後1:24 · 2022年7月21日·Twitter Web App<

あと、「こたつぬこ」からも同様の指摘があるのですが、時間がなくなってしまいました…。

どうなんでしょうか?

 

 早川タダノリ氏のツイートを以下に再掲する。

 

 

 下記は上記ツイートへの返信。

 

 

 大越健介報道ステーションで山上徹也が口にした安倍晋三統一教会との関係を「思い込み」あるいは「妄想」扱いをしていたのは事実だが、そこから「大越は統一教会とつながっている」とは推論できない。単なる安倍晋三の支持者だって、安倍と統一教会との関係を躍起になって否定しようとするだろう。そんなことは当たり前だ。

 上記の反論を受けて発信されたのが、コメントからリンクされた早川氏の2件目のツイートだ。

 

 

 下記はそれ以降の早川氏のツイート。

 

 

 

 また、最初のツイートの関連では、上記とは別の枝分かれをした下記のツイートを早川氏が発信している。私が特に注目したのはこちらだった。

 

 

 笹川陽平という人名から思い出したのが、原武史氏の下記書評だった。2018年2月4日付朝日新聞に掲載されていたとのことで、たぶん紙の新聞で読んだのだと思う。私が朝日をとっていた(というより最後には無代紙が宅配されていたのだが、その)末期の頃だ。

 

book.asahi.com

 

 これは笹川陽平本人ではなく、高山文彦氏の下記著作の書評だ。

 

www.shogakukan.co.jp

 

 以下、原氏の書評を引用する。

 

 皇室が国内のハンセン病患者に多大な関心を寄せてきたことはよく知られている。だが世界ではいまなおハンセン病が完全に制圧されていないばかりか、差別の構造が依然として残っている。病の根絶と差別撤廃のため精力的な活動を続けているのが、日本財団会長の笹川陽平である。

 

 本書には、著者が2010年から笹川と20カ国を回り、患者と接した驚くべき体験が綴(つづ)られている。なぜ笹川は、差別撤廃にこだわるのか。その思いは、右翼の大物と呼ばれ、A級戦犯の容疑者とされた父、笹川良一が着せられた汚名を晴らしたい思いに重なるという。興味深い分析だ。

 

 著者は、ハンセン病の作家、北條民雄の評伝を書いて以来、この問題に強い関心をもってきた。本書の最後では、ハンセン病の歴史について触れている。近代日本で患者を強制隔離する国策に皇室も一役買っていたという重い事実から、著者は目を背けない。公平な視点を感じさせる。

 

評者: 原武史 / 朝⽇新聞掲載:2018年02月04日

 

出典:https://book.asahi.com/article/11578457

 

 こういう書評の存在を知っていると、早川氏が書いた

「名誉会長」=笹川良一、「財団」=日本財団なので、旧統一協会とつなげるのかなり無理筋。ほとんど釣りだろこれ。こんなのにのっかっるのはバカにされるのでやめたほうがいいよ

との言葉に説得力を感じないわけにはいかない。下手に陰謀論を拡散する(垂れ流す)のは、統一教会自民党あるいはマスメディア人士との関係を追及する側に大きなダメージを与えて敵を助ける悪手もいいところだ。いわゆる「無能な味方」というやつである。

 ところが、5ちゃんねる発祥らしいこの陰謀論を拡散した×××新選組の応援団長格のお笑い芸人がいた。suterakusoさんのコメントの最後に書かれたこたつぬこ(木下ちがや)氏の絡みはおそらくこの関連からだろう。この件についてはまた記事を改める。